黒猫マスクの情け無用!!第26回

さーてはじまりました「黒猫マスクの情け無用!!」今夜のゲゲゲ、ゲストは…こちら!!

…な、なんでそんない噛みまくってしかも、わたしがゲスト扱いなんですかぁ!?こんばんわ、原田いずみです。この番組のアシスタントです!!ゲストじゃありませんよ!!

いやいや、ゲストだよ。アイコンを比べてみてよ。雰囲気全然違うじゃん。あり得ない、異次元だよ。衝撃で紹介を噛みまくっちゃった。

そこまで言いますか!!

…というわけでお察しいただけたかと思うんですけど、今回は、英知出版版の特別編「新型人形になりすませ!!」です。

遠山御大描き下ろし!!21世紀になって描かれた唯一のエピソードですよ!!

あ、そうそう、今回はリミックスなしね。

…え、どうしてですか?

まぁちょっと思うところあって。

…やっぱりこの異次元すぎる造形がまずかったですか?

結局自分で言ってるじゃん!!いやいや、そうじゃなくて、それなりに事情があるんだよ。

じ、事情?

このエピソード、実は正確には、完全新作というわけじゃなく、当時ファンサイトにあった複数ファンの創作ストーリーを基に遠山御大が再構築したものなんだよね。

逆輸入ってやつですね。ハートキャッチ版「荒野の七人」みたいな?

…ものは言いようだね。まぁそんなわけで、遠山御大のみならず、そちらの作家さんたちを含めると三次作みたいになってしまうのもどうかなと思いまして…

わかったような、わからないような…

とにかく今回はリミックスなし。よろしくて?

…なんでオネェ口調になるんですか。まぁわかりました。作品の振り返りはするんですよね?

そりゃもちろん。で、その舞台なんだけど、東京で開かれた世界規模のロボット博覧会。そこでいずみちゃんがコンパニオンのアルバイトをしていたんだよね。

ええ…そこにたまたま見学に来ていた菊丸くんと千春に見つかってしまったところから騒動が始まります。

学校に内緒でアルバイトしている弱みを菊丸くんに掴まれて、加えてロボットを壊した責任を押し付けられてさらに追いつめられる…このパターンイイよね。嫌がりながらも従わざるを得ない、言葉では抵抗しつつも、体は徐々に抗えなくなる…

変な言い方しないでください!!

というわけでロボットの中に潜り込んだいずみちゃん、かわって千春ちゃんがコンパニオンに扮し、菊丸くんもオペレータとしてブースに登場します。千春ちゃん唯一のサービスショットだね。かなり控えめな扱いだけど、今回は終始いずみちゃんがターゲットだから、やむを得ないかな。

(原作より)

登場すらさせてもらえないリンダよりはマシでしょ?

うわ…それを言いますか、女の覇権争いを見た気がするなぁ…ま、ともかく居並ぶ男性客の前でいずみちゃんロボは「母乳が提供できるロボ」として観衆の面前でおっぱいを晒され、挙句菊丸くんに吸い付かれます。

(原作より)

古巣である講談社版ではできなかった荒業らしいですね。

みたいだね、時系列的には「ハートキャッチいずみちゃん」は、所謂「成年コミック騒動」のころより数年前の作品なんだけど、それでも少年誌でおっぱいに吸い付いたりするのはNGだったみたい。

前期は先っちょを見せることすらできないから当然除外しまするとして…実は中期よりも後期のほうがその制約は厳しかったみたいですね。

そうなんだよね。講談社版の単行本でいう5巻あたりは結構大らか。でもそれ以降、吸い付いたり嘗めまわしたりする場面って実はほとんどないんです。
(資料画像)




こうして見ると、なぜかユキちゃんがターゲットになった率が高いねぇ…つーか登場したら必ず吸われてら…

あくまでも「らしい」の話として紹介しましたが、編集サイドからの自粛がかかったってのは、実際こうしてみると当たらずとも遠からずって感じでしょうかね。

さて、本筋に戻りましょう。結局いずみロボが抵抗という名の「誤作動」を起こしたため、客はドン引き。正体こそ露見しなかったものの、ブースは開店休業状態になってしまいました。これを潮に引き上げようとしたいずみちゃんでしたが、今度は経営者層の視察があると菊丸くんに知られ、「バージョンアップ」と称してさらなる肉体改造を加えられてしまいます。

に、肉体改造なんて変な言い回ししないでください!!

なんと今度は立ち膝で、台車に搭乗、しかも又に菊丸くんを挟んでの登場です。

一言で言い表すと、クン…あ!!、い、いえ、何でもないです!!

何か言いかけた?

何も!!

まぁいいか、こうして登場したいずみロボですが、ローアングルからミニスカの中が拝めるこの状況を見逃すはずもなく…容赦のない嘗め上げ攻撃を仕掛けて…いずみちゃんは、もうパンティべちょべちょにしちゃいました。

こらぁ!!ご、誤解を受けちゃうでしょ!!

ホントのことじゃん。そうこうしているうちにいずみちゃんのポケットから携帯電話を発見した菊丸くん。何といずみちゃんのパンティにその携帯を突っ込み、あろうことか自分の携帯で呼び出しをかけてしまいます…ちょっと失礼。

(原作より)

きゃあ!?な、何するんですかぁ!?

リミックスはしないけど、振り返りはするって言ったでしょ。ここはちゃんと再現しないとね…

んぁっ…ご、ごつごつした感触がぁ…

さーて…ではぁ…いずみちゃんの電話番号を呼び出しまーす…それ!!
ヴヴヴヴヴ…

あっはぅん!!し、振動がぁ!!
ぶびびびび~

ち、力が抜けちゃ~う!!

その間隙を突いて、パンティを下ろされるいずみちゃん。うう~ん、これまで特別篇は散々クサしてきましたけど、ここからは中々見応えありますな。

(原作より)

そ、そうですか?

いずみちゃんの顔がほとんど出てこなくなるのがいいよね。

やっぱりクサしてるじゃないですか!!

結局捨て身の一撃で大股開きドアップM字プレスで菊丸くんを撃退したいずみちゃん。

(原作より)

あとは一気に菊丸君へのおしおきオチへと流れていきます。ふぅ。

ま、そんなこんなで振り返ってみたんだけど…しかしさぁ…

どうかしましたか?

ここは受け止め方の違いだろうけど、実在する人物や企業のあまりに露骨なモジリはいかがなものかと…

ああ、ソミーだの、ビビル・ゲイツ会長だのですね。わたしはそこまで気になりませんでしたけど…

まだあったよね。

ええと…マンクロソフト。

もう一回。大きな声で元気よく。アクセントもよりネイティブっぽく!!

ま…まんクロソフト!!…これがどうかしましたか?

…いや、別に…

あ、そうだ!!黒猫さん!!携帯電話返してください!!

ああそうだったね、ごめんごめん…ていうか、いずみちゃんが股間に挟んだままだから自分で持ってんじゃん。

あ、そうか…急にバイブレーションが止まったから、ないもんだと勘違いしちゃってた…あ、あれぇ!?

どうしたの?

わたしの携帯…動かなくなってるぅ!!

ええっ!?どれどれ…ありゃホントだ。

故障しちゃったみたい…

使い方がまずかったかな…しょうがないなあ…じゃあお詫びに経費で機種交換してあげるよ。

ホントですか!?スマホでも!?

う、うん…いいよ。他に希望ある?

えっと…あ、実は今欲しい機種の選定してるところで…カタログ持ってるんですけど…これがいいです!!

どれどれ…ちょっと無骨なデザインであんまり人気なさそうだけどだし、しかもこれ型落ち品だけど…これがいいの?

ええ、見た目より機能重視です。

へぇ…機能ねぇ…ええと…完全防水、20種類のバイブレーション機能搭載…このこと?

ほ、ほら、また濡れて壊れたら困るでしょ?

また?

…あ!!い、いえ以前雨粒がしみ込んで故障したことがあったし…

そんなことあったっけ?

それと…授業中の着信を振動で判断したいんです。ほら、音が出るとまずいじゃないですか。

まぁそれはわかるけど…

千春からならブルブル、リンダからならヴヴヴヴ…もし菊丸くんからならウィ~ン💛って感じで…

ふ~ん…多彩な振動機能ねぇ…ま、いずみちゃんが希望するならこれでいいよ。

やったぁ!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。
それなりに過激なお話ではあったが、往時とのあまりの絵柄の差にちょっと当惑気味なのか、歯切れが悪い。
携帯電話の登場はやはり時代を感じるが、その携帯電話ですら過去の遺物となりつつあるのがすごい。

原田いずみ
…のような何か。冗談です。ご本人です。きっと4、5年留年してて、ちょっと鮮度がイマイチっぽいけど、現役女子高生です。
身もふたもないことを言えば、作品発表時は連載終了時から15年近くも経過してるので、もはやアラ…げふんげふん。現在に至ってはさらに10年以上経過してるのでアラフ…げふんげふん。
あんまり過去のことばっかり懐かしんで(?)もしかたないけど、いずれにせよちょっと落差が大きすぎると思ふ。
それにしてもなんで完全防水スマホを希望したのか…雨降ると大変だからしょうね。多分。
公式データ
第57話 新型人形になりすませ!!
単行本収録
講談社版 なし
フランス書院版 なし
英知出版版 第2集(キャッチ編)第25話
本ブログ紹介 こちら
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