黒猫マスクの情け無用!!【第37回】

黒猫マスクの情け無用!!司会の桂木慶子でーす!!

桂木先生初っ端から嘘はいけませんよ。真・司会の黒猫マスクです。

さーて今回は、所謂エポックメイキング的なエピソード…「激動ジャングルぶろ!!」です!!この桂木慶子が初登場ですよ~!!

いやまあ確かにそうですけど…って勝手に進めないでくださいよ!!

桂木先生!!ひどいじゃないですか!!いきなり襲撃して控室に括りつけるなんて…

ちっ…もう抜けてきたか、いいじゃない原作でも本当に括りつけられてるんだから…

(原作より)

ああん、自己紹介もしないうちにものすごく恥ずかしいカットを晒されたぁ!!

そういえば紹介してなかったわね、あれは丁稚の原田いずみです。

丁稚って!!

うるさいから、もう少しこうしておきましょう。

(原作より)

きゃあ、また…お、同じカットを晒すなんて反則よぉ!!

な、何か疲れる…まぁ作品を振り返るにエポックメイキングという立ち位置なのは確かですね。

でしょ?第一わたしが初登場のエピソードですから!!

いやまぁ桂木先生初登場ってのが大きいのも確かですけど、それ以上に大きいのはいずみちゃんが超能力を完全に封じたエピソードってところなんです。

厳密にはそのひとつ前です。でもわたしがほぼ全編寝入っていたので意識がある状態で心を読む力を使わなくなったのはこれが初めてです。

あ…いつの間に抜け出してんのよ!!わたしの存在感がどんどん薄くなっちゃうじゃない…

ああ、もうその寸劇はいいですから、桂木先生。とにかく、3点の基本スタイルがようやく揃ったということになります。

3点?

ひとつは、この超能力封印。これでお話がスムーズに進めやすくなりました。

でもそれって、主人公のアイデンティティというか…このまんがの世界観を丸ごと否定するってことよね。というかタイトルである「ハートキャッチいずみちゃん」すら成立しなくあるんだけど!?

じゃあ要りますか?あの設定…

…要らないわね。

先生…ひ、ひどい…

幸いだったのは、タイトルがちょっと色っぽい風味を含んでることと、超能力を直に連想させないってものだったってところかな。

まぁそうね「エスパー少女いずみちゃん」とかだったりしたらこうはいかなかったかもね。

(桂木先生のネーミングセンスもたいがいひどいな…)で、ふたつめはおっぱい解禁。まぁこれは少し前で解禁されてます。

今回の舞台がお風呂ということもあるけどは結構遠慮なく晒されてるわよね。

(原作より)

わたし的にはそれ、女として喜んでいいんだかって話なんですけどぉ!?

そして最後は、舞台設定。

舞台設定?

さらにもう少し細かく分類すると「場面転換」、「密室性」と「フォーカス」かな。

何かややこしそう…

いやいや先生、そんなめんどくさいもんじゃないですよ。そもそもそんな高尚なまんがじゃないんだから。

さらっと毒づかれてる!!

まず「場面転換」は冒頭を除いて大体2回。絶対的じゃないですけど。

今回で言うと?

実は今回は見解が分かれるかもしれないんですが、強いて言うなら「前半は学園長とのやりとりまで、後半はいずみちゃん一人に集中したところから」かな。「いずみちゃん、千春ちゃん、桂木先生かわるがわる⇒いずみちゃん」ってな区分。

他にもあるの?

「学園長の登場する前か後か」かな。別の言い方をすれば「温泉に入る前か後か」とか。まぁ見方は色々。あくまでも大体です。意味合いとしてはこれでターゲットを変更したり、攻める箇所を変えたり。

そうか、体の部位を巡る攻防も「場面転換」にあたるのね。

その辺は一部「フォーカス」にもつながります…で、「密室性」これは作品との相性の問題だと思うんだけど、結局は女体をいかに菊丸くんが篭絡していくかって筋書きだからあんまりだだっ広い世界観は合わない。

そりゃそうね。じゃあ「ドッキリ写生会」は、ミスマッチなのね。

まぁそうなるかもしれませんね。後は密室空間ゆえの淫靡な感じとか。

おいおい…

いや、案外まじめにその辺は重要なんですって…実は…

長くなりそうだから「フォーカス」お願いします。

あ~はいはい。「フォーカス」は動きの単位が狭まるとでもいうのかな…

動きの単位?

「m⇒cm⇒mm」みたいなもんですよ。例えばだけどまずはターゲットが抵抗できないようにしちゃう。

次に散々弄び…

最後に大切な部分を巡る攻防に…どっちにしろ少年誌じゃ「見せちゃう」はご法度なんだからそこはギリギリの表現にならざるを得ないんですよね。

ああ…そうか、いわゆる「寸止め」ね…あれ、いずみちゃん退屈したのか寝ちゃってるわよ。

ZZZ…

ああ、ちょうどいい。いずみちゃんで実演してみましょう。

じ、実演?

まずいずみちゃんのおっぱいを攻め…

んぁ…

ここでは割愛しますが、ほどほどにおっぱいで遊びつくしたら、続いて下に移ります。

これは女体視点の「場面転換」ね。

そういうこと、さすが先生。そしてスカートを捲り上げる!!ここからいずみちゃんが目覚めないようパンティ脱がせていくんですが…

なるほどこの辺のジリジリと進む場面が「フォーカス」なわけね…あ、あのでも黒猫さん…

なんですか?

いずみちゃんが目覚める気配全然ないから、パンティそのままだと…

え?
(スッポォ~ン!!)

(イメージ)

…あっさり脱げそうだって言おうとしたんだけど…遅かったか…あ~あ…丸晒し…

あら、しまった。しまったついでに全然作品紹介してませんでしたね。いやぁいずみちゃんには申し訳ないことしちゃったなぁ~陳謝、陳謝。

全然謝罪の感情が伝わってこないわねぇ~じゃあ次回から再開しましょう。

く~

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。今回は黒猫さんの口を借りて、比較的まじめに解析を行いました。まぁこのブログではちょいちょい指摘していることの再掲なんですけどね。記事作りながら思い至ったのは「フォーカス」。このじりじり感、結構大事だと思う。そんなこんな書いてたら記事が終わっちゃいました。

原田いずみ
現役女子高生17歳。いきなり吊るされてご登場。原作で作風確定の後、いきなりインパクトありすぎな扱いを受ける。おいしいんだか、ぞんざいなんだかよくわからない扱いを受けるヒロイン(褒め言葉)。多少のブレはあったものの、基本的にいずみにのみターゲットが絞られているのでお話としての完成度も高いと思われる。

桂木慶子
真冬に赴任してきた謎の女教師。記念すべき初登場回なのに、初っ端から保身に走りまくる結構黒い、というか姑息な一面を垣間見せ、それはそれで管理人的にはお気に入り。
公式データ
第29話 激動ジャングルぶろ!!
単行本収録
講談社版 第4巻第7話
フランス書院版 第2集(タッチダウン)第1話
英知出版版 第1集(ハート編)第29話
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黒猫マスクの情け無用!!【第36回】

黒猫マスクでーす。

アシスタントの原田いずみでーす。「黒猫マスクの情け無用!!」でーす。

さて、今回は「シェイプアップは3人1組で!!」です。

テンション高めですね。黒猫さん。

まぁ前半のお話にしては、そこそこ食いでがあるというか、面白い話かな?個人的には似たようなシチュエーションの「バストは大きい方がいい」より格上。

え…あっちは胸が解禁になってるのに?

見せりゃいいってもんでもないからね。あらすじとしては本シリーズでよくあるスポーツジム・ダイエット教室にでかけてのドタバタだね。

よくあるってのも結構すごい話ですよね。でも同じくらいの頻度でしょっちゅう温泉に行ってるけど、それよりは自然なんじゃないかな?でもジム代って結構高いはずだから、まぁ不自然っちゃ不自然か。

このエピでおもしろいのは、「いずみちゃんが身動きを封じられて菊丸くんに好き勝手されるところ」だね。

ああ、サウナスーツに身を包んだとき、菊丸くんが中にいてイタズラした場面ですね。

もちろん、いずみちゃんが動作の自由を奪われてやられたい放題になるのも見どころだけど…

嫌な見どころだなぁ…あれ、その口ぶりじゃ他にも見どころあるんですか?

うん、もともと最初にサウナスーツをまとっていたのは千春ちゃんなんだよね。

そうですね。

そのスーツの中に菊丸くんが潜んでいて、懲らしめるために千春ちゃんといずみちゃんが交代…

それがどうしたんです?

つまりね、いずみちゃんってわざわざ菊丸くんが潜んでいると知りながら、サウナスーツを自らまとったんだよ。スーツから引きずり出せば済んだ話なのに…

…あ!!

この一見「いずみちゃんってキレ者みたいに見えて、実は結構まぬけんぼう」ってのはいずみちゃんらしくて実にいいんだよなぁ…

ほ、ほめてんですか、それ!?

もちろん、さて、ここからはアシスタント交代と参りましょう。

はーい、中野千春でーす!!

え…千春ぅ!?

いずみは原作再現の役目があるから…はい、これ着て。サウナスーツ💛

う…で、でも…

いずみこの前言ってたじゃない。またお腹周りにおにくがつき始めたって…」

こ、こらオンエア中にそんなこといわないでよ!!わ、わかったわよぉ!!
(ごそごそ…)

こ、これでいいの?…んん!?

どうしたの?

な、何か生温かい吐息が…

ああ、それ、中に黒猫さんが入ってるのよ。

え…ええっ!?

やぁいずみちゃん、聞こえる?

い、いつの間に…

原作でも菊丸くんが待機してたよね。

(原作より)

そ、そうですけど…

これってさぁ…読者や菊丸くん的には大きなメリット、いずみちゃんにはとんでもないリスクが潜んでるんだよね。

というと?

ほれっ
(ぼよよ~ん!!)

(イメージ)

きゃ、きゃああ!!な、なにしたんですかぁ!?

ね、いずみちゃんはサウナスーツで起きてる事態に気づけないんだよ。しかも頭部と手首以外の全身がスーツに包まれてるから、スーツが邪魔で反撃も防御もできない。

あ…そ、そんなぁ!!

これって後期ならけっこうエグい展開ができるってことですね。

千春ちゃんするどい!!こういうマニアックな展開も可能になるんだよ。
(ぞくっ!!)

く、黒猫さん…な、なにやってるんです!?

でへへ…

あっああっ!!そんな…く、黒猫さん…そ、そこさわっちゃだめぇ!!

いずみに黒猫さんが何か仕掛けてるようですが…こっちからはさーっぱりわかりませんねぇ…

ね、面白いでしょ、いずみちゃんのセリフと表情だけで判断させる…

お、面白がってないでなんとかしてよぉ千春ぅ!!

黒猫さんを振り払いなさいよ。

できたら苦労しないわよ!!文字どおり手も足もでないのよぉ!!

う~ん…じゃああっちに再現用のトランポリン用意してあるから、それで黒猫さんを揺さぶってみたら?

う、そ、そうね…それっ
(ぼよよ~ん!!)

ぐふふ…これも想定内。何度か跳ねてシェイクするうちに…
(ずぼぉ!!)

(原作より)

きゃあ!?

きたあ!!原作どおりの展開!!いずみちゃん、状況がわからない千春ちゃんに報告するんだ!!

ど、どうしたのいずみ?

み、水着のパンティに黒猫さんの頭が突っ込まれたぁ!!し、しかも…

しかも?

…

どうしたのよ、スーツの中のことはわからないんだからちゃんと実況してよぉ~

か、顔が…

顔が?

黒猫さんの顔が…わ、わたしの方を向いてるのぉ!!

え…ええっ!?黒猫さんっていずみのパンツに頭突っ込んでるんでしょ?それがいずみ向いてるってことは…

ぐふふ~いずみちゃんの大切な部分と密着状態でぇす!!

あっ…だめぇ!!黒猫さん…こ、声でしびれちゃ~う!!

(イメージ)

ぐへへへ…水着の中はまたいずみちゃんの体臭で蒸れかえっておりますぞ💛

こ、こらぁ黒猫さん!!へ、変なこと言わないでくださいよぉ!!

よーしここはプロレスラーらしく…千春ちゃん実況頼むよ!!

え…あ、はい!!く、黒猫マスク、いずみを抱えたままトランポリンのバネを活かして大きく跳躍したぁ!!

あ…

空中で体勢を整える黒猫マスク、こ、これは…

フィニーッシュ!!

(イメージ)

うぷぷぅっ!!

き、決まったぁ!!黒猫マスクのパイルドライバー!!トランポリン上に落下したので身体的ダメージはほとんどないようですが…はたしていずみ選手は…

も、もうだめぇ…ゆ、ゆるしてぇ!!

いずみは完全ギブアップの模様!!いったいスーツの中で何が起きてるんでしょうか?姿は見えませんが、黒猫さん、大丈夫ですか!?

ふぁ、ふぁいじょうぶへす!!

だ、だから黒猫さん密着させてしゃべらないでってばぁ!!あ~ん!!

ぷはぁ…ああ、ごめんごめん…

そ、それから凶器で突くのやめてくださぁい!!

凶器?

む、胸の間に警棒みたいなの当てられてるのぉ!!

黒猫さん凶器攻撃は反則ですよ!!

あははごめんごめん…じゃあスーツから出ましょうかね…千春ちゃんファスナー開けてくれる?

あ…はあい…

!!ちょ、ちょっと待って!!今開けないでぇ!!

何で?いずみだって苦しいでしょ?今出してあげるね。
(ジーッ)

い…今ファスナー開けられたらぁ!!

あ…ご、ごめん忘れてた…

(イメージ)

わぁ~ん!!また大切な部分…晒されちゃったぁ!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。股間には凶器を常備。ウットリしちゃう代物らしい。それはさておき、前半の腹筋背筋強化器具でいずみを弄ぶと、自然と三角木馬的展開にしかなら、意外と膨らまないので今回は切り捨てました。オチくらいなら使えたかもしれないけど。

原田いずみ
現役女子高生17歳。「おしおきするつもりが逆手に取られてイタズラされる」シチュエーションとしては屈指の本作。後期でもそのまんま使えそうなネタでした。このころから徐々にMッ気が見受けられるようなそうでないような…

中野千春
天然系S。悪意・害意なき追い込み方は天下一品。それもいずみにしか発動しないので、そういう意味ではこの二人の相性は抜群といえる。だがそういう創作ストーリーを考え出すと意外とまとまらない。最終的な着地点はあってもそこに持っていくまでが大変だからなのかもしれない。あとどうでもいいが、今回アイコンに使わせていただいたこのカット。髪長すぎる気がするなぁ…
公式データ
第20話 シェイプアップは3人1組で!!
単行本収録
講談社版 第3巻第5話
フランス書院版 第5集(センセーション)第2話
英知出版版 第1集(ハート編)第20話
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