胸キュン刑事 第3回(第3話)
あやしいスカウトマン!?
【あらすじ】
くるみの高校時代の後輩である斉藤京子が自殺した。
葬儀から戻ったくるみは「彼女は明るく、自殺なんかするはずない」と捜査本部を作って捜査したいと丸山課長に直訴するが、私情で組織は動かせないと当然課長はこれを却下。
その際くるみが「京子とはこの前も4時間勤務中に長電話しちゃうほど…」と呟いたため、これを聞き逃さなかった課長は仰天。
大輔も「この前電話が繋がらなかったのはお前の私用電話か!!」とツッコみ、慌てたくるみは課長の雷を避けながら捜査一課を遁走する。
自殺の原因を知りたいとくるみは単独で捜査を開始する。
京子の友人から、京子が原宿でスカウトされたと聞きつけたくるみは、自身を囮にして原宿に繰り出す。
考えようによっては、容姿に絶対的な自信を持っている結構性格の悪い女とも言えるが、京子のためなので止むを得ない。
だがその自信をあざ笑うかのように声をかけてきたのはモグリのスカウト業者だけ。だがその男からは胸キュンは反応しないので用はないと話を打ち切ろうとするくるみだったが、男は簡単に引き下がらない。
あまりのしつこさに閉口しているとサングラスの中年男性が助けに入り、スカウト業者を追い払った。
よく見るとその男性は著名なカメラマンの植芝直喜とその弟子だった。
礼を述べるくるみだったが、その時胸キュンが激しく反応する。
悪い人なのかと警戒するくるみの心情など察することもなく、植芝は名刺を差し出し「遊びに来なさい」とくるみを誘う。
その時名刺入れと一緒にポケットに入れていた鍵が落ちた。そのキーホルダーはかつて京子にくるみが贈った物と同じ品だった。
偶然同じ品を持っているだけかもしれないのに、このことでくるみは植芝を犯人と断定し、もらった名刺に書かれたスタジオに翌日乗り込むことにした。
植芝は昨日同行していた弟子と一緒に撮影に没頭していた。
くるみが来た事に気付いた二人は、撮影中のモデルを帰し、くるみと世間話に興じる。
ふと植芝は「ファインダー越しに君を見てみたい」とくるみをモデルに撮影を始める。
くるみは撮影に応じるフリをしながら、何か証拠がないかと様子を窺うが、中々隙を見せない。
一通り撮影を終えた植芝は「写真だけでなく、ビデオも撮っている」と動画を撮りたいことを切り出す。
躊躇うくるみに弟子はランジェリーを渡し、半ば強引に奥の部屋に案内する。
その部屋はベッドとビデオ機材が置かれた殺風景な部屋だった。
ビデオ機材を調べると、京子が明らかに先ほどの弟子と思われる男に暴行されているテープを見つけ、物証を掴んだくるみ。
そのまま帰ればいいのに、京子の仇討ちを誓うくるみは、敢えて指定されたランジェリー姿で植芝たちを待ち受ける。
やがて部屋に来た二人は、あっさり本性を現し、強引に撮影を開始。ランジェリーもあっさり破り捨てられ、くるみが身に纏うのはパンティのみになってしまった。
その時、くるみのハンドバックから奇妙な音が鳴り響く。植芝がバッグの中身を調べるとコール音が鳴り続ける無線と手錠が出てきたので、くるみが刑事であると察する。
しかし、観念するどころか「いい作品が撮れる」と開き直り、弟子がくるみに襲いかかる。
どうにか弟子を撃退するが、撮影していた植芝はカメラを捨て、自らくるみをねじ伏せ、パンティを脱がそうとする。
そのカメラを拾い上げ、くるみは植芝の頭部を殴打し危機を脱するが、今度は弟子がくるみの首を紐で絞め始める。
これにはくるみも敵わず、意識が薄れていくが、そこに大輔がスタジオに現われ、植芝と弟子を逮捕。
無線機に応答しなかったから心配で来たという大輔だが、なぜ植芝のスタジオにここまで迅速に来れたのかは騙られていない。くるみを尾行という名のストーキングかくるみの胸キュン並みの勘のよさがあるのか。
京子の仇討ちを果たしたくるみは、その様子を収めたテープを…つまり証拠品を焼却し、京子の冥福を祈るのだった。

【今回の容疑者】
植芝直喜とその弟子
露見前


露見後
元々悪い顔なのであんまり変わりませんね。


【レビューという名のツッコミどころ】
著名な写真家が自前のスタジオにそんな犯罪現場持っちゃ、すぐ捕まると思うんですが…
それにしても、被害者である京子のネタは、ちょっと少年誌には重いのではなかろうかと…今こんなネタ使えるんでしょうか?多分無理かと…
今回の胸キュンでわかったことですが、胸キュンはくるみが意識して追跡している犯罪とは関係なく反応するようですね。
だからくるみは、植芝に接触した時の胸キュンでは「悪い人なの?」と警戒するだけでした。事実犯人と確信したのは京子のキーホルダーを見てからですし。
というか、植芝さんセコい。キーホルダーをなぜ後生大事に持ってるのか。
あれ、ちょっと待て…ってことは胸キュンって全然役に立たない気がしてきたぞ。
胸キュンは、万引き、強盗、つまみ食い、虚言など犯罪のレベルもほとんど関係なく対象となりますから、街中を歩けば手当たり次第に反応してしまうんじゃ…一度検証が必要ですね。
しかし、音羽署って電話回線細いですねぇ。
くるみが私用で4時間話したこと自体は立派な公私混同ですが、だからといって全回線つぶれるって…なんぼほど回線細いねんって話です。
【あらすじ】
くるみの高校時代の後輩である斉藤京子が自殺した。
葬儀から戻ったくるみは「彼女は明るく、自殺なんかするはずない」と捜査本部を作って捜査したいと丸山課長に直訴するが、私情で組織は動かせないと当然課長はこれを却下。
その際くるみが「京子とはこの前も4時間勤務中に長電話しちゃうほど…」と呟いたため、これを聞き逃さなかった課長は仰天。
大輔も「この前電話が繋がらなかったのはお前の私用電話か!!」とツッコみ、慌てたくるみは課長の雷を避けながら捜査一課を遁走する。
自殺の原因を知りたいとくるみは単独で捜査を開始する。
京子の友人から、京子が原宿でスカウトされたと聞きつけたくるみは、自身を囮にして原宿に繰り出す。
考えようによっては、容姿に絶対的な自信を持っている結構性格の悪い女とも言えるが、京子のためなので止むを得ない。
だがその自信をあざ笑うかのように声をかけてきたのはモグリのスカウト業者だけ。だがその男からは胸キュンは反応しないので用はないと話を打ち切ろうとするくるみだったが、男は簡単に引き下がらない。
あまりのしつこさに閉口しているとサングラスの中年男性が助けに入り、スカウト業者を追い払った。
よく見るとその男性は著名なカメラマンの植芝直喜とその弟子だった。
礼を述べるくるみだったが、その時胸キュンが激しく反応する。
悪い人なのかと警戒するくるみの心情など察することもなく、植芝は名刺を差し出し「遊びに来なさい」とくるみを誘う。
その時名刺入れと一緒にポケットに入れていた鍵が落ちた。そのキーホルダーはかつて京子にくるみが贈った物と同じ品だった。
偶然同じ品を持っているだけかもしれないのに、このことでくるみは植芝を犯人と断定し、もらった名刺に書かれたスタジオに翌日乗り込むことにした。
植芝は昨日同行していた弟子と一緒に撮影に没頭していた。
くるみが来た事に気付いた二人は、撮影中のモデルを帰し、くるみと世間話に興じる。
ふと植芝は「ファインダー越しに君を見てみたい」とくるみをモデルに撮影を始める。
くるみは撮影に応じるフリをしながら、何か証拠がないかと様子を窺うが、中々隙を見せない。
一通り撮影を終えた植芝は「写真だけでなく、ビデオも撮っている」と動画を撮りたいことを切り出す。
躊躇うくるみに弟子はランジェリーを渡し、半ば強引に奥の部屋に案内する。
その部屋はベッドとビデオ機材が置かれた殺風景な部屋だった。
ビデオ機材を調べると、京子が明らかに先ほどの弟子と思われる男に暴行されているテープを見つけ、物証を掴んだくるみ。
そのまま帰ればいいのに、京子の仇討ちを誓うくるみは、敢えて指定されたランジェリー姿で植芝たちを待ち受ける。
やがて部屋に来た二人は、あっさり本性を現し、強引に撮影を開始。ランジェリーもあっさり破り捨てられ、くるみが身に纏うのはパンティのみになってしまった。
その時、くるみのハンドバックから奇妙な音が鳴り響く。植芝がバッグの中身を調べるとコール音が鳴り続ける無線と手錠が出てきたので、くるみが刑事であると察する。
しかし、観念するどころか「いい作品が撮れる」と開き直り、弟子がくるみに襲いかかる。
どうにか弟子を撃退するが、撮影していた植芝はカメラを捨て、自らくるみをねじ伏せ、パンティを脱がそうとする。
そのカメラを拾い上げ、くるみは植芝の頭部を殴打し危機を脱するが、今度は弟子がくるみの首を紐で絞め始める。
これにはくるみも敵わず、意識が薄れていくが、そこに大輔がスタジオに現われ、植芝と弟子を逮捕。
無線機に応答しなかったから心配で来たという大輔だが、なぜ植芝のスタジオにここまで迅速に来れたのかは騙られていない。くるみを尾行という名のストーキングかくるみの胸キュン並みの勘のよさがあるのか。
京子の仇討ちを果たしたくるみは、その様子を収めたテープを…つまり証拠品を焼却し、京子の冥福を祈るのだった。

【今回の容疑者】
植芝直喜とその弟子
露見前


露見後
元々悪い顔なのであんまり変わりませんね。


【レビューという名のツッコミどころ】
著名な写真家が自前のスタジオにそんな犯罪現場持っちゃ、すぐ捕まると思うんですが…
それにしても、被害者である京子のネタは、ちょっと少年誌には重いのではなかろうかと…今こんなネタ使えるんでしょうか?多分無理かと…
今回の胸キュンでわかったことですが、胸キュンはくるみが意識して追跡している犯罪とは関係なく反応するようですね。
だからくるみは、植芝に接触した時の胸キュンでは「悪い人なの?」と警戒するだけでした。事実犯人と確信したのは京子のキーホルダーを見てからですし。
というか、植芝さんセコい。キーホルダーをなぜ後生大事に持ってるのか。
あれ、ちょっと待て…ってことは胸キュンって全然役に立たない気がしてきたぞ。
胸キュンは、万引き、強盗、つまみ食い、虚言など犯罪のレベルもほとんど関係なく対象となりますから、街中を歩けば手当たり次第に反応してしまうんじゃ…一度検証が必要ですね。
しかし、音羽署って電話回線細いですねぇ。
くるみが私用で4時間話したこと自体は立派な公私混同ですが、だからといって全回線つぶれるって…なんぼほど回線細いねんって話です。
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胸キュン刑事 第2回(第2話)
テニスコーチにきをつけろ!?
【あらすじ】
場面は前回同様、皇(すめらぎ)家の朝。
くるみがなんの脈絡もなくいきなり読者相手にウソ自慢を始め、半端ないスベりっぷりを披露したところで母が大事にしていた花瓶が割れているという事件が発生。
胸キュンを使って犯人は家族ではなく、飼い猫が原因だと割り出して見せるくるみ。
猫にまで超能力が通用するのはともかく、皇家は猫まで嘘をつくらしい。
ともあれ、花瓶事件を解決したくるみは、大輔をはじめとする男性陣が堂々とエロ本を広げて談笑するなどセクハラが蔓延するすさまじい職場、音羽署に赴く。
そんなだらけ切った課内をさすがに課長は一喝。
巷を騒がしている連続女子大生失踪事件の捜査会議をとりしきる。
同僚刑事たちは失踪した女子大生の写真を初めてみるかのような口ぶり。どうやら5人も失踪して初めて会議を開いたらしい。大丈夫かこの警察。
失踪した5人は場所は異なるがテニススクールに通っていた点は共通しているので、大輔の友人で世界的テニスプレイヤーの後藤明の協力を得てスクール関係者から犯人と思しき容疑者を3人にまで絞り込んだ。この3人は失踪した5人すべてのスクールを掛け持ちしているらしい。警察が民間人に容疑者を絞り込ませて、しかもそれを鵜呑みにしてることに些か不安が残るが、それでも他に手掛かりのない捜査一課の面々は容疑者に聞き込みに向かう。
だが3人とも犯行を裏付けられるものは何も出てこない。
手掛かりを得られぬまま帰路につく大輔とくるみだったが、街中で若い女性に囲まれる後藤選手に偶然出会う。
二人に気付いた後藤は気さくに話しかけ、初対面のくるみとも握手を交わす。
だが、その時くるみの胸キュンが反応。動揺するくるみだったが、音羽署に戻ったくるみは思い切って大輔に後藤への疑いを打ち明ける。
当然大輔は激怒してくるみの疑念を真っ向から否定する。
仕方なくくるみは単独で資料をひっくり返し、先の3人同様に後藤もまたスクールの掛け持ちをしていることに気付いた。できれば最初から気づくべきポイントだとは思うが、それでも大きく前進したくるみは、変装してテニススクールに潜り込む。
後藤はくるみのことを覚えておらず、すんなり接近に成功。
後藤は途端に本性を現し、紳士的に振る舞いながらもくるみの体を容赦なく触りまくり、オヤジ化する。
女性の心を掴むには逆効果な気もするが、それでもくるみは後藤のレッスンを受け続ける。
やがて後藤からプライベートで食事に誘われたくるみは、ホテルで食事を楽しむ。
だがここまで来ると後藤は本性をむき出しにし「このホテルには自分たち以外誰もいない」などと切り出す。
服を脱がされたこともあり、ここが潮時と判断したくるみはいきなり失踪の件を切り出す。
動揺した後藤の目の前で変装を解き、くるみが正体を明かすと逆上した後藤は椅子を掴んで襲い掛かる。
だが合気道三段を持つくるみはあっさり後藤を撃退。婦女暴行と誘拐の現行犯で逮捕を宣告する。
別にどちらも現行犯ではないのだが。
ところが逮捕しようとした矢先に何者かがくるみの腕を掴む。
こんな時こそ合気道の出番のような気もするが、今度はくるみが投げ飛ばされる。
くるみの邪魔をしたのは暴力団員の鬼山秀三。
鬼山は後藤がかどわかした女性を薬漬けにし、売り飛ばす役割だった。
くるみの存在に危機感を覚えた鬼山は注射器を取り出しくるみに注射しようと針を向ける。
露になった胸先に針を当てられ、観念するくるみだったが、そこへ大輔が警官隊を引き連れて現場に乱入し、後藤と鬼山を婦女暴行と殺人未遂の現行犯で逮捕。
くどいようだが、後藤も鬼山も婦女暴行は現行犯ではない。どちらかというと麻薬取締法違反の方が現行犯だと思うが。ともかく、大輔の登場で事件は一気に収束へ向かう。
くるみに反発したものの、大輔もまた後藤の不自然な動向が気になり、別口で調べて鬼山との関係を把握したのだった。
くるみの勘の良さを認めながらもまだ胸キュンをイマイチ信用していない大輔。
ついついくるみの胸を触って確認してしまい、くるみにどやされてしまうのだった。

【今回の容疑者】
後藤明
露見前

露見後

鬼山秀三

フルで悪い顔です。
【罪状】
婦女暴行、誘拐、殺人未遂
【レビューという名のツッコミどころ】
後藤は当初容疑者リストにはなく、それを胸キュンをきっかけに解決に向かったわけですから、前回よりは超能力が役立った話です。
というか音羽署の面々が間抜け過ぎる気もしますが。気付けよ、後藤の勤務ローテーションくらい。
しかし、女子大生の人身売買というでかい商売があるというくだりがありますが、それにしてもホテルが丸ごと誘拐現場なんてものすごいコストとリスクの高い犯罪グループです。
まさか後藤と鬼山だけで運営してたんでしょうか?
案外鬼山は厨房で板長してたのかもしれませんね。
【あらすじ】
場面は前回同様、皇(すめらぎ)家の朝。
くるみがなんの脈絡もなくいきなり読者相手にウソ自慢を始め、半端ないスベりっぷりを披露したところで母が大事にしていた花瓶が割れているという事件が発生。
胸キュンを使って犯人は家族ではなく、飼い猫が原因だと割り出して見せるくるみ。
猫にまで超能力が通用するのはともかく、皇家は猫まで嘘をつくらしい。
ともあれ、花瓶事件を解決したくるみは、大輔をはじめとする男性陣が堂々とエロ本を広げて談笑するなどセクハラが蔓延するすさまじい職場、音羽署に赴く。
そんなだらけ切った課内をさすがに課長は一喝。
巷を騒がしている連続女子大生失踪事件の捜査会議をとりしきる。
同僚刑事たちは失踪した女子大生の写真を初めてみるかのような口ぶり。どうやら5人も失踪して初めて会議を開いたらしい。大丈夫かこの警察。
失踪した5人は場所は異なるがテニススクールに通っていた点は共通しているので、大輔の友人で世界的テニスプレイヤーの後藤明の協力を得てスクール関係者から犯人と思しき容疑者を3人にまで絞り込んだ。この3人は失踪した5人すべてのスクールを掛け持ちしているらしい。警察が民間人に容疑者を絞り込ませて、しかもそれを鵜呑みにしてることに些か不安が残るが、それでも他に手掛かりのない捜査一課の面々は容疑者に聞き込みに向かう。
だが3人とも犯行を裏付けられるものは何も出てこない。
手掛かりを得られぬまま帰路につく大輔とくるみだったが、街中で若い女性に囲まれる後藤選手に偶然出会う。
二人に気付いた後藤は気さくに話しかけ、初対面のくるみとも握手を交わす。
だが、その時くるみの胸キュンが反応。動揺するくるみだったが、音羽署に戻ったくるみは思い切って大輔に後藤への疑いを打ち明ける。
当然大輔は激怒してくるみの疑念を真っ向から否定する。
仕方なくくるみは単独で資料をひっくり返し、先の3人同様に後藤もまたスクールの掛け持ちをしていることに気付いた。できれば最初から気づくべきポイントだとは思うが、それでも大きく前進したくるみは、変装してテニススクールに潜り込む。
後藤はくるみのことを覚えておらず、すんなり接近に成功。
後藤は途端に本性を現し、紳士的に振る舞いながらもくるみの体を容赦なく触りまくり、オヤジ化する。
女性の心を掴むには逆効果な気もするが、それでもくるみは後藤のレッスンを受け続ける。
やがて後藤からプライベートで食事に誘われたくるみは、ホテルで食事を楽しむ。
だがここまで来ると後藤は本性をむき出しにし「このホテルには自分たち以外誰もいない」などと切り出す。
服を脱がされたこともあり、ここが潮時と判断したくるみはいきなり失踪の件を切り出す。
動揺した後藤の目の前で変装を解き、くるみが正体を明かすと逆上した後藤は椅子を掴んで襲い掛かる。
だが合気道三段を持つくるみはあっさり後藤を撃退。婦女暴行と誘拐の現行犯で逮捕を宣告する。
別にどちらも現行犯ではないのだが。
ところが逮捕しようとした矢先に何者かがくるみの腕を掴む。
こんな時こそ合気道の出番のような気もするが、今度はくるみが投げ飛ばされる。
くるみの邪魔をしたのは暴力団員の鬼山秀三。
鬼山は後藤がかどわかした女性を薬漬けにし、売り飛ばす役割だった。
くるみの存在に危機感を覚えた鬼山は注射器を取り出しくるみに注射しようと針を向ける。
露になった胸先に針を当てられ、観念するくるみだったが、そこへ大輔が警官隊を引き連れて現場に乱入し、後藤と鬼山を婦女暴行と殺人未遂の現行犯で逮捕。
くどいようだが、後藤も鬼山も婦女暴行は現行犯ではない。どちらかというと麻薬取締法違反の方が現行犯だと思うが。ともかく、大輔の登場で事件は一気に収束へ向かう。
くるみに反発したものの、大輔もまた後藤の不自然な動向が気になり、別口で調べて鬼山との関係を把握したのだった。
くるみの勘の良さを認めながらもまだ胸キュンをイマイチ信用していない大輔。
ついついくるみの胸を触って確認してしまい、くるみにどやされてしまうのだった。

【今回の容疑者】
後藤明
露見前

露見後

鬼山秀三

フルで悪い顔です。
【罪状】
婦女暴行、誘拐、殺人未遂
【レビューという名のツッコミどころ】
後藤は当初容疑者リストにはなく、それを胸キュンをきっかけに解決に向かったわけですから、前回よりは超能力が役立った話です。
というか音羽署の面々が間抜け過ぎる気もしますが。気付けよ、後藤の勤務ローテーションくらい。
しかし、女子大生の人身売買というでかい商売があるというくだりがありますが、それにしてもホテルが丸ごと誘拐現場なんてものすごいコストとリスクの高い犯罪グループです。
まさか後藤と鬼山だけで運営してたんでしょうか?
案外鬼山は厨房で板長してたのかもしれませんね。
キャラクター紹介【原田いずみ特別企画4(終)】

いずみちゃんコレクション【大切な部分をめぐる攻防戦】

ああ~ん!!な、なんでここからコメントがより細かくなってるんですかぁ!?
シェイプアップは3人1組で!!より


これは初めて菊丸くんに水着のパンティを脱がされちゃった時ですね…この時は菊丸はパンティに集中してたから見られず助かったんだけど…あの後千春に「いずみのってきれいね~」って言われたんです
い、一体何なのよぉ!?「の」って!!
千春ったらどう聞いても具体的に教えてくれないし…あ~ん気になるぅ!!
女子プロレス、1日入門より


だ、だめぇ!!これはだめぇ!!左のコマ…み、見えてるじゃないですかぁ!!あ~ん!!
この騒動はあの後、接着剤剥がすまでパンティ履けなくて大変だったんですから!!
剥がす作業の邪魔になるからってマリアンさんには隠していた手を払われるし…その間まんぐり…あ、いや恥ずかしいポーズのままずっと晒されて…しかもジムのみんなはマリアンさんとの記念撮影だって、ボコボコして伸びた菊丸とそのポーズのわたしを並べて集合写真まで撮ったんだから!!
しかもようやく返ってきたパンティは、菊丸のヨダレでベトベトだったし…
え?パンティは他に替えもないし、仕方ないから履き続けましたよ…ま、他の男の人ならともかく、菊丸だったらまぁ…
激動ジャングルぶろ!!より


この時はアワ越しだけど、菊丸の顔面に乗っちゃってるんです、あとちょっとアワをかき分けられたら、あいつの目の前で見せちゃってました…それに菊丸の熱い吐息がほぼ直接当たっちゃってそれがすごく…あの時他にだれもいなかったら、わたし…
…はっ!!そ、それにしても、菊丸から見るとわたしってこんな風に映るのね…
危険な温泉旅行!!より


こ、これも見えてるようなもんじゃないですか!!あ、危なかったぁ!!
おじさまにおしり撫でられた直後だったから、もし、見えてたらわたしすごい状態のを見られちゃってたかも…
人間、魚すくい!!より


ちょ、ちょっとぉ!!これじゃ菊丸くんが吊るされたわたしの大切な部分を覗きこんでるみたいじゃないですかぁ!!ち、ちがいますよ、ここにふぐを挟んでるんです!!だから見えてません!!
そのふぐを落とさないよう必死だったんですが、ふぐってもちろん生きてるし、それがヌルヌルしてわたしの股間で暴れて…大変でした
わ、わたしはヌルヌルしちゃってませんよ!!
確かにえもいわれぬ触感が大切な部分を刺激してましたけど…繰り返しますけど、ヌルヌルは全部ふぐですからね!!
ドッキン!!はらおどりより


ネ、ネクタイ一枚を隔てた攻防です…菊丸の粗い鼻息と湿った吐息がもうすごかった…
お客様も観ていらっしゃるし、格好は恥ずかしいしでもうパニックになっちゃって…
この後ネクタイ外れちゃっていよいよダメかと思ったんですけど、無我夢中で隠して事なきを得たんです
え?ほ、本当に大丈夫でしたよ。も、もうこの回はいいじゃないですか
つ、次いきましょう!!
ドッキン!!はらおどりより(その2)


さーて次のシーンは…って!!わざわざこの回だけ二枚構えで紹介しないでくださいよぉ!!いじわるぅ!!
た、確かにこの時はわたしの全面敗北…つまり、そのぉ…や、やっぱり語らないといけなんですかぁ?
…先程のやりとりでネクタイは奪われたけど、間一髪で大切な部分押さえて、どうにか守り切ったと思って油断してたんです
気がついたら客席がどよめいていて…わたし自身最初なんのことだか全然理解できなくて…
そのうち客席の皆さんの視線がわたしの…それも下の方に向いていたんです
わたしもつられて視線を落としたら…
いつの間にか両足を大きく開いてて…パックリ開いちゃってたんですぅ!!あ~ん!!
お客様はおじいちゃんだらけで、みんな食い入るように見てました…
あの時間は本当に一瞬だったけど、その間全身の感覚が下半身に集中していたのを鮮明に覚えてます
視線を感じるたびにアソコだけピクピクって動くんです
それを見たおじいちゃんたちが次々と卒倒しちゃって…さすが都会のおなごって何度も言われちゃった
…わたしのってそんなにすごいの!?
夏の海には危険がいっぱい!!より


菊丸くんに大切な部分を覆うアワをかき分けられているところです
アワさえなければかつてないほどどアップになってますから、あまり見ないで…
アワを井形に切られて一瞬だけど見えちゃったはず…
じりじりなぞる熊手の触感がたまりませんでした
ダイエットはお灸が一番!?より


も~う!!こんな恥ずかしいポーズまでお見せしないといけないんですかぁ?
え?解説しないと知らない人は脱糞してるって誤解される!?
だ、誰ですか!?あれはそんなのじゃありません!!焼けたもぐさです!!
…菊丸くんにもぐさきりたんぽをセット・点火されちゃってその熱さに耐えきれず足を開いちゃったんです
幸いもぐさが邪魔して菊丸くんには見えなかったみたいですけど…こ、こんな大股開きになってることもかなり恥ずかしいよぉ~
人質、大脱出!!より


こ、これは衝撃でしたこんな快感…じゃない体感はじめて
銀行で長年使い込まれたソロバンは珠の角も程よく取れてて…それが怒涛のようになぞって刺激していくんだもの…
ソロバン越しに菊丸くんの息遣いも当たって…はしたないって怒られちゃうかもしれないけど、もう見える見えないじゃなくて、このソロバンが…気付いた時にはもう無意識に腰を前後に動かしてました…
ソロバンさえ割れなければ、ずっと腰を振っていたかも…
危機一髪、忍者修行!!より


パンティが水で貼り付けて、脱がせずに透けさせようっていう菊丸の作戦は、新鮮でかなりドキドキしました
平静を装ってましたが、忍者のコスプレってのも手伝って、本音はもう大興奮
あ、あれは水だけで濡れてるんですからね!!
おもち騒動!!より


貼り付いているのは、お、おもちのかけらです…こ、こんな大ゴマ使わないでぇ!!
でもこれのおかげで菊丸の攻撃から奇跡的に守り切ることができました…
この回は特にここに至るまで恥ずかしいポーズや動きを強いられましたが、最終的に見られさえしなければいいんですっ!!
最後のパンティーより


菊丸くんに寝込みを襲われたところです
きっと来るとは思ってたから返り討ちにしちゃった
時間がなかったてのは後で知ったから仕方ないんだけど、菊丸くんったら寝ているとはいえリンダと千春のいる前でパンティ脱がそうなんてするから…抵抗せざるを得なかったんです
普通の日にこっそり来てくれれば、わたしはパンティどころかもっといいものもあげたのに…い、いや、なんでもないですぅ!!
【管理人からひとこと】
あ~楽しかった!!
あらすじ書くより断然ノれました。
ここでいったんいずみちゃん企画は打ち止めにしますが、折を見て、また考察という形で企画してみたいと思います。
胸キュン刑事 第1回(第1話)
超能力刑事登場!?
【あらすじ】
警察官としての出勤初日の朝を迎え、父の遺影に活躍を誓う皇くるみ。
くるみは母と6人の男兄弟という大家族で生活しているので、台所は食事をする家族がひしめき、戦場のような騒ぎになる。
一番最後に台所に現れたくるみは、自分のコロッケがないので誰かが食べたと騒ぎ出す。
自分は知らないと兄弟全員が否認するが、くるみは無言で兄弟の周囲を歩き、やがて末弟に「犯人はおまえだぁ!!」と末弟の頭をはたき、また弟も観念し「犯行」を認めた。
時折見せるくるみの「カンの良さ」に兄弟は感嘆するが、くるみには実は人に言えない秘密があった。
それは犯罪の気配を感じると胸の先(乳首)がきゅんと来る(勃つ)という、すなわち胸キュンの特異体質。
バスに乗って、そう読者に独白している矢先にまたしても胸キュンが発生。不自然に動く男性の手を痴漢だと断じたくるみは、その男の手を取り押さえて投げ飛ばし、バスから引きずり下ろす。
取り押さえた若い男にくるみは警察手帳を見せつけ、刑事だと啖呵を切る。
男を配属先の音羽署に出勤がてら連行したくるみだったが、その男は当の音羽署の刑事でスリ警戒に当たっていた、江口大輔だった。
勤務初日に初出勤もしないまま、警察手帳を持っている謎が残るが、面倒なのでここではツッコまない。
そして、直前までの独白で超能力を披露しているのはよいが、それで別人を捕まえるようでは意味がないのではないか、初っ端から機能不全に陥ってないかという謎も残るが、やはり面倒なのでここではツッコまない。
お手柄どころか誤認逮捕という不祥事を出勤初日から引き起こし、丸山課長にこっぴどく叱られるくるみ。
結局大輔がくるみの面倒を見ることになり、あらためて同僚に自己紹介をするくるみだったが、この期に及んで「カンが教えてくれたんだけど」などグチグチ言い訳を続ける。
そのカンとは…と件の胸キュンを誇らしげに語るくるみに同僚たちはドン引きとなるが、電話が鳴り、最悪の空気がなんとか紛れる。
その内容は手配中の覆面暴行魔が捕まったというもので一同は色めき立つ。
拘束した容疑者が三人もいる時点で全然絞り込めてない気もするが、同じ女性として許せないと憤ったくるみは、大輔に頼んで、容疑者をマジックミラー越しに確認する。
くるみは胸キュンが反応しないので、あの三人は犯人ではないと断言し、他にいないかと尋ねると大輔は大河内満作なる人物を疑っていると告げる。
だが、この大河内は県会議員。丸山課長は「そんな地位も人望もある人物が犯罪に走るわけがない」と端から容疑者から外してしまったらしい。
毎週立ち寄るというクラブに新入りホステスとして潜入し、監視することにしたくるみ。
早速店に大河内議員が現れた。余談だが、東京都の議員なら都議会議員なので、県会議員を名乗る彼は少なくともどこかの地方議員ということになる。酒を飲むためだけに毎週上京していることになり、変な人と言えば変な人である。
大河内に接近したくるみは胸キュンが反応したため、暴行事件の真犯人と確信する。
そして政治を教えてほしいと大河内に近づき、明日事務所を訪問する約束を取り付ける。
翌日、大河内の事務所を訪れたくるみは大河内に勧められるままワインを口に運ぶ。未成年の飲酒となるのだが、事件解決のためにはやむを得ない。
大河内は牙を研ぐ一方、くるみはくるみで大河内に様々な悩殺ポーズをひけらかし、挑発し始める。
大河内はその挑発に乗る素振りを見せていたが、挑発が効きすぎたのか本性を現し、くるみの服を引き裂く。
慌てたくるみに追い打ちをかけるように強い脱力感が襲う。大河原が勧めたワインには薬が仕込まれていたのだった。
大河原は再度くるみの服に手をかけ、今度はパンティを残しすべてを剥ぎ取った。
最後の砦であるパンティに手を掛けた大河原をくるみは一喝。刑事であることを明かすが、大河原は観念するどころか殺害を決意し、くるみの首を絞めはじめる。
意識が薄れゆく中、「最後までやりぬけ」と叱る亡父の思い出がよみがえる。最後の力を振り絞って、くるみは手近にあったワイン瓶で大河原を殴りつけ、どうにか危機を脱する。
そこへとってもタイミングよく大輔が事務所に乗り込み、大河原を逮捕。
とりあえず結果を残し、華々しく(?)刑事デビューを果たしたくるみだった。

【今回の容疑者】
大河原満作
露見前

露見後

【罪状】
連続婦女暴行
【レビューという名のツッコミどころ】
初っ端から超能力が誤作動(?)するなど今後の雲行きの怪しさが予想できてしまうお話ですが、それでも一番まともなエピソードかもしれません。
なぜなら家族構成や超能力の秘密など主人公周辺の設定の説明にかなりページを割いてますし、何より今回の犯人大河原を追い詰める過程に超能力を必要としてません。
よくよく考えてみたら、物証がないとはいえ、大河原は大輔がすでに目星をつけていた人物であり、くるみはその裏付けをしてるに過ぎないんですね。だから胸キュンの描写をすっ飛ばしても問題なく読み進められます。
確証もなく、被害者との接点もない人物なら胸キュンの意味はあるんですが、今回はその点空振りでした。
それに途中で大河原の心情が描写されているので、読者に対しては暗に犯人だと暴露してしまっています。
挙句の果てに掴んだ確証は、くるみがさんざん挑発したうえでの、くるみに対する暴行未遂と殺人未遂であり、それ以前の事件の物証は、少なくともくるみの捜査では結局出てきていません。だめじゃん。せめて覆面暴行魔なんだから、覆面ぐらい出てこないと…
それでもあえてもう一度書いておきます。トップクラスでまともな話です。
大丈夫かなぁこのレビュー…今後が不安になってきました。
【あらすじ】
警察官としての出勤初日の朝を迎え、父の遺影に活躍を誓う皇くるみ。
くるみは母と6人の男兄弟という大家族で生活しているので、台所は食事をする家族がひしめき、戦場のような騒ぎになる。
一番最後に台所に現れたくるみは、自分のコロッケがないので誰かが食べたと騒ぎ出す。
自分は知らないと兄弟全員が否認するが、くるみは無言で兄弟の周囲を歩き、やがて末弟に「犯人はおまえだぁ!!」と末弟の頭をはたき、また弟も観念し「犯行」を認めた。
時折見せるくるみの「カンの良さ」に兄弟は感嘆するが、くるみには実は人に言えない秘密があった。
それは犯罪の気配を感じると胸の先(乳首)がきゅんと来る(勃つ)という、すなわち胸キュンの特異体質。
バスに乗って、そう読者に独白している矢先にまたしても胸キュンが発生。不自然に動く男性の手を痴漢だと断じたくるみは、その男の手を取り押さえて投げ飛ばし、バスから引きずり下ろす。
取り押さえた若い男にくるみは警察手帳を見せつけ、刑事だと啖呵を切る。
男を配属先の音羽署に出勤がてら連行したくるみだったが、その男は当の音羽署の刑事でスリ警戒に当たっていた、江口大輔だった。
勤務初日に初出勤もしないまま、警察手帳を持っている謎が残るが、
そして、直前までの独白で超能力を披露しているのはよいが、それで別人を捕まえるようでは意味がないのではないか、初っ端から機能不全に陥ってないかという謎も残るが、やはり
お手柄どころか誤認逮捕という不祥事を出勤初日から引き起こし、丸山課長にこっぴどく叱られるくるみ。
結局大輔がくるみの面倒を見ることになり、あらためて同僚に自己紹介をするくるみだったが、この期に及んで「カンが教えてくれたんだけど」などグチグチ言い訳を続ける。
そのカンとは…と件の胸キュンを誇らしげに語るくるみに同僚たちはドン引きとなるが、電話が鳴り、最悪の空気がなんとか紛れる。
その内容は手配中の覆面暴行魔が捕まったというもので一同は色めき立つ。
拘束した容疑者が三人もいる時点で全然絞り込めてない気もするが、同じ女性として許せないと憤ったくるみは、大輔に頼んで、容疑者をマジックミラー越しに確認する。
くるみは胸キュンが反応しないので、あの三人は犯人ではないと断言し、他にいないかと尋ねると大輔は大河内満作なる人物を疑っていると告げる。
だが、この大河内は県会議員。丸山課長は「そんな地位も人望もある人物が犯罪に走るわけがない」と端から容疑者から外してしまったらしい。
毎週立ち寄るというクラブに新入りホステスとして潜入し、監視することにしたくるみ。
早速店に大河内議員が現れた。余談だが、東京都の議員なら都議会議員なので、県会議員を名乗る彼は少なくともどこかの地方議員ということになる。酒を飲むためだけに毎週上京していることになり、変な人と言えば変な人である。
大河内に接近したくるみは胸キュンが反応したため、暴行事件の真犯人と確信する。
そして政治を教えてほしいと大河内に近づき、明日事務所を訪問する約束を取り付ける。
翌日、大河内の事務所を訪れたくるみは大河内に勧められるままワインを口に運ぶ。未成年の飲酒となるのだが、事件解決のためにはやむを得ない。
大河内は牙を研ぐ一方、くるみはくるみで大河内に様々な悩殺ポーズをひけらかし、挑発し始める。
大河内はその挑発に乗る素振りを見せていたが、挑発が効きすぎたのか本性を現し、くるみの服を引き裂く。
慌てたくるみに追い打ちをかけるように強い脱力感が襲う。大河原が勧めたワインには薬が仕込まれていたのだった。
大河原は再度くるみの服に手をかけ、今度はパンティを残しすべてを剥ぎ取った。
最後の砦であるパンティに手を掛けた大河原をくるみは一喝。刑事であることを明かすが、大河原は観念するどころか殺害を決意し、くるみの首を絞めはじめる。
意識が薄れゆく中、「最後までやりぬけ」と叱る亡父の思い出がよみがえる。最後の力を振り絞って、くるみは手近にあったワイン瓶で大河原を殴りつけ、どうにか危機を脱する。
そこへとってもタイミングよく大輔が事務所に乗り込み、大河原を逮捕。
とりあえず結果を残し、華々しく(?)刑事デビューを果たしたくるみだった。

【今回の容疑者】
大河原満作
露見前

露見後

【罪状】
連続婦女暴行
【レビューという名のツッコミどころ】
初っ端から超能力が誤作動(?)するなど今後の雲行きの怪しさが予想できてしまうお話ですが、それでも一番まともなエピソードかもしれません。
なぜなら家族構成や超能力の秘密など主人公周辺の設定の説明にかなりページを割いてますし、何より今回の犯人大河原を追い詰める過程に超能力を必要としてません。
よくよく考えてみたら、物証がないとはいえ、大河原は大輔がすでに目星をつけていた人物であり、くるみはその裏付けをしてるに過ぎないんですね。だから胸キュンの描写をすっ飛ばしても問題なく読み進められます。
確証もなく、被害者との接点もない人物なら胸キュンの意味はあるんですが、今回はその点空振りでした。
それに途中で大河原の心情が描写されているので、読者に対しては暗に犯人だと暴露してしまっています。
挙句の果てに掴んだ確証は、くるみがさんざん挑発したうえでの、くるみに対する暴行未遂と殺人未遂であり、それ以前の事件の物証は、少なくともくるみの捜査では結局出てきていません。だめじゃん。せめて覆面暴行魔なんだから、覆面ぐらい出てこないと…
それでもあえてもう一度書いておきます。トップクラスでまともな話です。
大丈夫かなぁこのレビュー…今後が不安になってきました。
キャラクター紹介【原田いずみ特別企画3】

いずみちゃんコレクション【続・共通シチュエーション編】
M字開脚






ここここんな恥ずかしい格好まとめて公開しないでぇ!!お嫁に行けなぁい!!
ど、どうせなら他のも見せてくださいよぉ!!
と、本人が望んだので緊急特別企画
M字開脚追加集





こ、こんな見出しじゃわたしがこっちのM字もわたしがやらかしてるみたいじゃないですか!!
誰の姿かわからないものばかり…しかも一部は明らかに顔まで切り取って…悪意ありありですぅ!!
そ、そりゃここまで大胆に広げたら気持ちよさそうだけど…
って、み、みなさん、わたしじゃないですからねっ!!
もう…ちゃんとわたし紹介なんだから、わたしのカットだけ使ってください!!
…といずみちゃんが
いずみちゃんコレクション【ミニカット編】






ミニカットだからさらっと流れちゃいますが、こうしてみると結構大胆なアングルなんですねぇ…
特にあのズッコケてるカット、あんなはしたない格好してたなんて…
【管理人からひとこと】
いやぁしかし大股開きがこれほど多く、そして似合うキャラクターってそんなにいませんね。
加えるなら、横にパックリ開いた、あえて名づけるなら∑(シグマ)字開脚も随所で見られます。
ハートキャッチいずみちゃんSS【第2回】
執念の年賀状!!の巻き
雪がしんしんと降り積もる冬休み。
いずみは明智家を訪問していた。
とはいっても菊丸に会いに行ったのではない。
実は菊丸の実弟である竹丸に頼まれ、年賀状作りを手伝いに来ているのだった。
明智家にいるのは菊丸兄弟だけだった。三人はこたつで一心不乱に芋版を彫っている。
あ、あれぇ?
いずみが気の抜けた声をあげる。
いずみは、作り上げたばかりの芋版を試し押しもせずに白紙の年賀状に押していた。
ところが「賀正」の「正」が逆になっている。
あれ~?いずみちゃん、また失敗したの?
菊丸が少し意地悪く声をかける。
もぅ、いずみお姉ちゃん、これで何作目だよ~だから試し押ししろって言ったのに…
竹丸もいずみの意外な不器用さにあきれ果てる。
ね~やっぱり文字を彫るはやめて、絵にしといたほうがいいんじゃない?左右逆でも気にならないし…
そ、そうかな?
いやいや、弟よ。左右対称とかいう以前に、あれはどう見ても干支のどれにも当てはまらないって。
ま、まぁ確かに…
あ、あんたたち…
悔しいが、手先の器用さにおいては、この兄弟には勝てない。
い、いいもん!!失敗作はインク部分を切り離してちゃんと食べるから無駄にしないもん!!
いずみの脇にはかつて芋版の素材であったものが、湯気を立てていくつも積まれている。
その一つを手に取り、いずみは半ばヤケクソで口にほおばる。
あ~あ…それで芋いくつ分だろう…
もうかなり食べてるよね…無理しなくていいよ、お姉ちゃん。
だ、だってもったいな…うぐっ!!
芋を喉に詰まらせたいずみがむせ返る。
わわわ、ちょっと待ってて!!
竹丸が慌てて台所からオレンジジュースを持ってきていずみに渡した。
あ、ありがと…
幸い少し飲んだだけで喉のトラブルは収まった。
ふ~さすがにお腹が重いなぁ…
コップを置きながらいずみはお腹をさする。
好物とはいえ、お芋を食べ過ぎた結果、少しお腹がせり出してきているのを感じていた。
さ、次のお芋貸して。今度こそ集中して完成させるんだから!!
でも、これが最後だよ。
え…そうなの?
菊丸が最後となった半分の生芋を渡す。
あの~ぼく、もう住所も文面も書き終えたから、自分の分だけでも投函してくるね!!いずみお姉ちゃん、ごゆっくり。
竹丸は小学生とは思えないような達筆で年賀状を仕上げ、筆を置くとマフラーを着けて出て行ってしまった。
ぼくの作品貸そうか?
竹丸が出て行ったのを見計らって、菊丸が見事な門松が彫られた自作の芋版を差し出す。
そんなことしたら、千春に同じデザインの年賀状が二通届いちゃうでしょ!!
あ、それもそうか…
もう、とにかく集中させて!!
いずみは材料的にも胃袋的にも失敗できないプレッシャーと戦いながら彫刻刀を手にする。
あのさぁ、じゃあぼくが別のデザイン作ってあげるよ。
ホ、ホント!?
いずみは即座に飛びついた。
こんなのはどうかな?
菊丸はメモ用紙に下絵を描く。
あ、いいじゃない。お正月らしくて。
でしょ?いずみちゃんならこれ気に入ってくれると思ったんだ。
うん。
じゃあ協力してね。
うん?
いずみは初めて気付いた。
菊丸が芋版のデザインにと描いたのは鏡餅だった。
そしてその鏡餅には下のお餅に縦に一本、大きなヒビが入っていた。
…ま、まさか…
いずみちゃん、もっと楽にしていいんだよ。
…
あ、コタツに登ってもお行儀悪いなんて言わないから。
いずみは菊丸の言うとおり、コタツに登って四つんばいになっていた。
菊丸がまたはいずみが捲ったか、あるいは伏した時に自然になったか、いずみのスカートは捲れ上がり、白いパンティに包まれた大きなおしりが丸出しになっている。
いずみちゃん、思い出すねぇ、あの温泉旅行…
そ、それを言うなぁ!!
いずみの脳裏に死ぬほど恥ずかしい思い出がよみがえる。
いずみはかつて、温泉旅館の宴会場でお供え餅になりきったことがあった。
その時お餅に見立てたのは、なんといずみの丸出しのおしりだった。
大切な部分に指を突っ込まれたり、餅の切れ端をなすり付けられたりと散々な目にあったあの時の出来事は今でも時折夢に出てくる。
う~ん、やっぱりいずみちゃんのおしりは、色もモチロン、手触りもお餅そのもの!!
菊丸の太く大きな掌がいずみのおしりを撫で回す。
あん…
パンティ越しとはいえ、菊丸の掌の妙に優しく、温かい動きがいずみのおしりを刺激する。
ねぇ、やっぱりパンティ脱がない?温泉の時は脱いでくれたじゃない。
だ、だめよ、それだけはだめぇ!!
いずみは真顔で拒絶する。
あの時は、体勢が違うからまだキュウっておしりのお肉を絞れたけど、今回はただの四つん這いだから今脱いだら全部見えちゃうもん!!
え~いいじゃない、減るもんじゃなし…
とにかく!!お餅の輪郭を捉えるだけならパンティ履いてても充分でしょ!!もし、パンティに手をかけたらわたし帰るから!!
わ、わかったよぉ…
わかったら、さっさとデザインしなさい!!
気迫負けした菊丸は渋々デザインにとりかかる。
じゃ、じゃあ上のおもちを乗せるよ。
…え?
いずみが戸惑っている間に菊丸は部屋を出て、大きなおもちと橙を抱えて戻ってきた。
ちょ、ちょっとぉ!!お供え餅あるじゃない!!
いやいや、実はこれ、明智家の鏡餅の下の段の方なんだよ。いずみちゃんのおしりにはやっぱり普通の上段では追いつかなくって…
ああ~ん!!
菊丸がそっとお餅をいずみのおしりに乗せ、更にその上に橙を飾る。
ちょ、ちょっとバランス悪くない?
少し硬くなったお餅は、いずみのおしりの上で僅かに揺れている。
あの時と違ってつき立てじゃないからねぇ…とにかくジッとしてて!!
う、うん…
いずみは止む無くおしりを突き上げたままおとなしくしている。
う~んそれにしてもやっぱりいずみちゃんのおしりっていい形だね~
な、何よ…
大きくて白くて丸くて…パンティ越しでも分かるよ、うん、これはもうアートだよね。
く、くだらないことを言ってないでさっさと…ハァハァ…しな…さい…
はいはい…ん?いずみちゃん、姿勢きつい?息乱れてるけど…休憩する?
そ、そんなことない…ハァ…い、いいからちゃんと…わたしのおしり…じゃない、お、お餅を描きなさぁい…
何もしていないのにおしりは僅かに赤みを帯びてきていた。
良く見るとうっすらと汗が浮かんでいる。
(き、菊丸くんが…見てる~ぅ!!)
頭をそうよぎった刹那、いずみは思わず腰を僅かに振ってしまった。
あ、いずみちゃん!!
…え?
元々バランスの悪いまま無理やりおしりに乗せていた本物のお餅がバランスを崩した。
お餅は足の方に大きく傾く。
…あ!!
いずみはとんでもない事態に陥ったことに気付いた。
傾いたお餅は、なんとパンティの中に潜り込んでしまった。
や、やあ~ん!!入って来たぁ!!
軽い錯乱状態になったいずみは、立ち上がるとかお餅を手にするといった選択肢が思い浮かばなかったらしい。
四つん這いのまま混乱している。
そうこうしているうちにもお餅はどんどんパンティに収まっていき、やがて重力でパンティを下ろし始めた。
や、やだぁ!!見えちゃう!!き、菊丸くん…とってぇ!!
だめだよ!!
菊丸は真顔で切り出した。
いずみちゃん、さっき言ったよね?パンティに触ったらいけないって…
~!!
当初菊丸のイタズラを封じるはずの命令が、逆にいずみの首を絞めてしまった。
言葉尻をとられた、いずみは反論できない。
そ、それはそうだけど…い、今は緊急事態なんだから…
そうこうしているうちに、パンティはとうとう膝まで降りてしまった。
お餅はいずみのおしりに添ってなおもズルズルとゆっくり降下していく。
(うほほ~これこそまさに棚ボタならぬ、棚餅!!)
一方的ないずみの自爆に伴い、労せずしていずみの大切な部分が拝めると菊丸はホクホク顔で鏡餅がずり落ちるのを待っている。
やがて、餅の最後の部分がいずみの股間から離れ落ちていった。
ああああ~!?
い、いずみちゃん…ご開帳~!!
菊丸がその瞬間を凝視していると…
ブツッ!!
へ?
何か弾ける音と共に、部屋が真っ暗になった。
静まり返った部屋には、外の雪が降りしきる音しか聞こえない。
て、停電~!?
外のどこかで電線が雪の重みで切れたらしい。
冬の降雪日、それも夕方5時ともなれば外は真っ暗だった。
菊丸が見ているのは、暗闇に僅かに映えているいずみの輪郭だけだった。
辛うじておしりのシルエットは目視できるが、露わになっているはずの大切な部分は、何も様子は伺えない。
た、助かったぁ!!
だがピンチを脱したわけではないことをいずみはすぐ思い知らされた。
目と鼻の先に、いずみちゃんの大切な、大切な部分があるはずなのに…ぼくは、悲しいっ!!こうなったら…
菊丸は手探りで何かを探している。
あった!!
な、何をする気!?
大切な部分が見えるか否かの攻防に疲れ、気の抜けたいずみは力が入らず、すぐには動けそうにない。
ところでいずみちゃん、この部屋、だいぶ乾燥してきてるね。
え?
急な話題を振られ、いずみが戸惑っていると、何かジャボっと水分が浸された音がする。
直後にいずみの大切な部分にとんでもない刺激が走った。
お餅に水分を与えなくては…乾燥してヒビ割れたら大変だ
ひゃ、ひゃあああ!!
菊丸が水分を含んだ何かを押し当ててきた。おそらく、竹丸が使っていたお習字の筆だといずみはすぐに気付いた。
嘗め回すような毛の触感が豪快に、しかし大切な部分近辺を正確無比に走り回る。
その動きは温泉旅館で受けた比ではなく、これでもかこれでもかとねぶり、いずみをかつてないほどの快楽の海に陥れる。
ああっ!!ああっ!!
温泉の時と違うのは、露見してはいけないといったシチュエーションではないので、声が出てしまうことだった。だが仮にばれてはいけなかったとしても、耐えられなかっただろう。
だ、だめぇ!!菊丸くぅん!!そんなことされたらぁ~!!
コタツの縁を掴んで必死に耐えるが如何ともしがたい。
よーしこんなもんかな?
菊丸はここで筆の動きを止め、更にいずみの予想を超えた行動に出た。
ひゃふっ!?
いずみの股間に何かが押し当てられた。
ジッとするんだ、いずみちゃん!!ここが一番大事なんだ!!
な、何をしてるの?
今大切な部分が拝めないなら、いっそ拓をとらせてもらおうと思って。
た、拓ぅ!?
ぐふふ、これ、ぼくの宝物だよ。
どうやら紙と墨汁でいずみの大切な部分を写し取ってしまったらしい。
ここでいずみはようやく我に返った
バ、バカァ!!エッチ!!へ、変態!!
体を起こし、闇雲に足をバタつかせる。
ぐぇっ!!
蛙の悲鳴のような声と共に菊丸の気配が消えた。
その間にパンティに挟まったお餅を抜き取り、いずみはとにかく慌ててパンティを履く。
直後にいずみの頭上が明るくなる。
あ…明かりが点いた…
菊丸が呟いている僅かな間にいずみは、すばやく菊丸の手から紙を奪い取る。
あ…そ、それ…いずみちゃんの…!!
暗闇で大切な部分に押し当てられていたのは、どうやらいずみが「賀正」に失敗した年賀状だったらしい。
…あれ?
…あれ?
いずみも菊丸もキョトンとしている。
何も…ない?
そのハガキの表も裏も何も残っていなかった。
あるのはいずみの失敗した「賀正」だけだった。
あの時確かに…筆を押し当てられて…
いずみは菊丸の手に残っている筆を見た。筆は湿ってこそいるが、墨汁ではないらしい。
あらためて見ると、いずみの太ももにもパンティにも、そしてこっそり見てみたが、大切な部分にも墨跡は全くなかった。
確かに最初ぼくは筆をとって、近くの硯に…
近く?竹丸くんの硯は、あっちの勉強机の上にあるけど…
え…?あ…!!
先に気付いたのは菊丸だった。
そ、そうか、ぼく、まちがってそこの湯呑みに筆を入れちゃったんだ!!
その中身って…確か…
水。
じゃ、じゃあ…菊丸くんが押し当てたこのハガキって…
水だから、何も残らなかったんだ…
た、助かったぁ!!
いずみはホッとしてコタツの上でへたり込む。
し、しまったぁ!!
菊丸はガッカリしてうな垂れる。
やがて二人は目線が合った。
ふふ…
ははは…
思わず笑い出す二人。
も、もう一回今度こそ墨汁で…
させるわけないでしょ!!
…だよね。
ただいまーさっき停電あったよね。うちは大丈夫だった?あれ?何してるの?
タイミングよく竹丸が帰ってきた。コタツの上にいるいずみを見て首を傾げる。
あ、いずみお姉ちゃん、これいいじゃん!!
竹丸が手にしたのは、菊丸が彫ったお供え餅の芋版だった。
そ、そうでしょ…
取り繕いながらいずみも面を覗き込む。
そこには、美しい曲線で彫られた見事な鏡餅があった。
…でもこれ、下のお餅に大きな縦ヒビが残っているけど…
いいのよ、これで…これはわたしが体を張って作った鏡餅なの。
へぇ…?
いずみの言葉の真意がわからず、竹丸はただ曖昧な返事をするだけだった。
年が明けた。
菊丸は自分宛に送られた年賀状を自室で確認していた。
千春ちゃん、リンダ、おっ水野からもか…いずみちゃんはっと…
いずみからの年賀状を見て菊丸は愕然とした。
ええ~?ぼくだけあの「賀正」年賀状~!?
あの時の失敗作の年賀状をいずみはそのまま菊丸に送りつけていた。
しかもあいさつ文なしで名前だけ書いてある…
いずみから地味な嫌がらせをされながらも、菊丸はこの年賀状を巡る騒動を思い出し、ニヤついた。
これまた偶然にあの時使っていた湯飲みを手にしてお茶を飲んでいた菊丸は、何気なく湯飲みを指で弾いた。
あれ?
この時菊丸はあることに気付いた。
あの時浸したのは、この湯飲みじゃない…
弾いた音とあの時筆が器に当たった音が違いすぎた。
あの暗闇ではもっと軽く、高い音だった…
そして菊丸はあの時、この部屋にもう一つあった水分を湛えた容器を思い出した。
コップだ…そして中身は…オレンジジュース…
菊丸は部屋を飛び出すと、火を灯したロウソクを持ってきた。
その推理が正しければ…
焦がさないように、いずみからの年賀状を丁寧に炙る…
や、やっぱり~!!
ほぼ白紙に近い年賀状に、大きな何かが浮かんでいた。
それは菊丸が必死になって採集した、そして失敗したと思っていたものだった。
知らず知らずのうちにあぶり出しになってたなんて…
その浮かび上がったものは、見事に陰影まで捉えており、いずみそのものだった。
それを証するかのように、横には直筆で原田いずみの署名がなされている見事な構図になってしまっていた。
い、いずみちゃんの初日の出、いただきましたぁ!!
おしまい
雪がしんしんと降り積もる冬休み。
いずみは明智家を訪問していた。
とはいっても菊丸に会いに行ったのではない。
実は菊丸の実弟である竹丸に頼まれ、年賀状作りを手伝いに来ているのだった。
明智家にいるのは菊丸兄弟だけだった。三人はこたつで一心不乱に芋版を彫っている。
あ、あれぇ?
いずみが気の抜けた声をあげる。
いずみは、作り上げたばかりの芋版を試し押しもせずに白紙の年賀状に押していた。
ところが「賀正」の「正」が逆になっている。
あれ~?いずみちゃん、また失敗したの?
菊丸が少し意地悪く声をかける。
もぅ、いずみお姉ちゃん、これで何作目だよ~だから試し押ししろって言ったのに…
竹丸もいずみの意外な不器用さにあきれ果てる。
ね~やっぱり文字を彫るはやめて、絵にしといたほうがいいんじゃない?左右逆でも気にならないし…
そ、そうかな?
いやいや、弟よ。左右対称とかいう以前に、あれはどう見ても干支のどれにも当てはまらないって。
ま、まぁ確かに…
あ、あんたたち…
悔しいが、手先の器用さにおいては、この兄弟には勝てない。
い、いいもん!!失敗作はインク部分を切り離してちゃんと食べるから無駄にしないもん!!
いずみの脇にはかつて芋版の素材であったものが、湯気を立てていくつも積まれている。
その一つを手に取り、いずみは半ばヤケクソで口にほおばる。
あ~あ…それで芋いくつ分だろう…
もうかなり食べてるよね…無理しなくていいよ、お姉ちゃん。
だ、だってもったいな…うぐっ!!
芋を喉に詰まらせたいずみがむせ返る。
わわわ、ちょっと待ってて!!
竹丸が慌てて台所からオレンジジュースを持ってきていずみに渡した。
あ、ありがと…
幸い少し飲んだだけで喉のトラブルは収まった。
ふ~さすがにお腹が重いなぁ…
コップを置きながらいずみはお腹をさする。
好物とはいえ、お芋を食べ過ぎた結果、少しお腹がせり出してきているのを感じていた。
さ、次のお芋貸して。今度こそ集中して完成させるんだから!!
でも、これが最後だよ。
え…そうなの?
菊丸が最後となった半分の生芋を渡す。
あの~ぼく、もう住所も文面も書き終えたから、自分の分だけでも投函してくるね!!いずみお姉ちゃん、ごゆっくり。
竹丸は小学生とは思えないような達筆で年賀状を仕上げ、筆を置くとマフラーを着けて出て行ってしまった。
ぼくの作品貸そうか?
竹丸が出て行ったのを見計らって、菊丸が見事な門松が彫られた自作の芋版を差し出す。
そんなことしたら、千春に同じデザインの年賀状が二通届いちゃうでしょ!!
あ、それもそうか…
もう、とにかく集中させて!!
いずみは材料的にも胃袋的にも失敗できないプレッシャーと戦いながら彫刻刀を手にする。
あのさぁ、じゃあぼくが別のデザイン作ってあげるよ。
ホ、ホント!?
いずみは即座に飛びついた。
こんなのはどうかな?
菊丸はメモ用紙に下絵を描く。
あ、いいじゃない。お正月らしくて。
でしょ?いずみちゃんならこれ気に入ってくれると思ったんだ。
うん。
じゃあ協力してね。
うん?
いずみは初めて気付いた。
菊丸が芋版のデザインにと描いたのは鏡餅だった。
そしてその鏡餅には下のお餅に縦に一本、大きなヒビが入っていた。
…ま、まさか…
いずみちゃん、もっと楽にしていいんだよ。
…
あ、コタツに登ってもお行儀悪いなんて言わないから。
いずみは菊丸の言うとおり、コタツに登って四つんばいになっていた。
菊丸がまたはいずみが捲ったか、あるいは伏した時に自然になったか、いずみのスカートは捲れ上がり、白いパンティに包まれた大きなおしりが丸出しになっている。
いずみちゃん、思い出すねぇ、あの温泉旅行…
そ、それを言うなぁ!!
いずみの脳裏に死ぬほど恥ずかしい思い出がよみがえる。
いずみはかつて、温泉旅館の宴会場でお供え餅になりきったことがあった。
その時お餅に見立てたのは、なんといずみの丸出しのおしりだった。
大切な部分に指を突っ込まれたり、餅の切れ端をなすり付けられたりと散々な目にあったあの時の出来事は今でも時折夢に出てくる。
う~ん、やっぱりいずみちゃんのおしりは、色もモチロン、手触りもお餅そのもの!!
菊丸の太く大きな掌がいずみのおしりを撫で回す。
あん…
パンティ越しとはいえ、菊丸の掌の妙に優しく、温かい動きがいずみのおしりを刺激する。
ねぇ、やっぱりパンティ脱がない?温泉の時は脱いでくれたじゃない。
だ、だめよ、それだけはだめぇ!!
いずみは真顔で拒絶する。
あの時は、体勢が違うからまだキュウっておしりのお肉を絞れたけど、今回はただの四つん這いだから今脱いだら全部見えちゃうもん!!
え~いいじゃない、減るもんじゃなし…
とにかく!!お餅の輪郭を捉えるだけならパンティ履いてても充分でしょ!!もし、パンティに手をかけたらわたし帰るから!!
わ、わかったよぉ…
わかったら、さっさとデザインしなさい!!
気迫負けした菊丸は渋々デザインにとりかかる。
じゃ、じゃあ上のおもちを乗せるよ。
…え?
いずみが戸惑っている間に菊丸は部屋を出て、大きなおもちと橙を抱えて戻ってきた。
ちょ、ちょっとぉ!!お供え餅あるじゃない!!
いやいや、実はこれ、明智家の鏡餅の下の段の方なんだよ。いずみちゃんのおしりにはやっぱり普通の上段では追いつかなくって…
ああ~ん!!
菊丸がそっとお餅をいずみのおしりに乗せ、更にその上に橙を飾る。
ちょ、ちょっとバランス悪くない?
少し硬くなったお餅は、いずみのおしりの上で僅かに揺れている。
あの時と違ってつき立てじゃないからねぇ…とにかくジッとしてて!!
う、うん…
いずみは止む無くおしりを突き上げたままおとなしくしている。
う~んそれにしてもやっぱりいずみちゃんのおしりっていい形だね~
な、何よ…
大きくて白くて丸くて…パンティ越しでも分かるよ、うん、これはもうアートだよね。
く、くだらないことを言ってないでさっさと…ハァハァ…しな…さい…
はいはい…ん?いずみちゃん、姿勢きつい?息乱れてるけど…休憩する?
そ、そんなことない…ハァ…い、いいからちゃんと…わたしのおしり…じゃない、お、お餅を描きなさぁい…
何もしていないのにおしりは僅かに赤みを帯びてきていた。
良く見るとうっすらと汗が浮かんでいる。
(き、菊丸くんが…見てる~ぅ!!)
頭をそうよぎった刹那、いずみは思わず腰を僅かに振ってしまった。
あ、いずみちゃん!!
…え?
元々バランスの悪いまま無理やりおしりに乗せていた本物のお餅がバランスを崩した。
お餅は足の方に大きく傾く。
…あ!!
いずみはとんでもない事態に陥ったことに気付いた。
傾いたお餅は、なんとパンティの中に潜り込んでしまった。
や、やあ~ん!!入って来たぁ!!
軽い錯乱状態になったいずみは、立ち上がるとかお餅を手にするといった選択肢が思い浮かばなかったらしい。
四つん這いのまま混乱している。
そうこうしているうちにもお餅はどんどんパンティに収まっていき、やがて重力でパンティを下ろし始めた。
や、やだぁ!!見えちゃう!!き、菊丸くん…とってぇ!!
だめだよ!!
菊丸は真顔で切り出した。
いずみちゃん、さっき言ったよね?パンティに触ったらいけないって…
~!!
当初菊丸のイタズラを封じるはずの命令が、逆にいずみの首を絞めてしまった。
言葉尻をとられた、いずみは反論できない。
そ、それはそうだけど…い、今は緊急事態なんだから…
そうこうしているうちに、パンティはとうとう膝まで降りてしまった。
お餅はいずみのおしりに添ってなおもズルズルとゆっくり降下していく。
(うほほ~これこそまさに棚ボタならぬ、棚餅!!)
一方的ないずみの自爆に伴い、労せずしていずみの大切な部分が拝めると菊丸はホクホク顔で鏡餅がずり落ちるのを待っている。
やがて、餅の最後の部分がいずみの股間から離れ落ちていった。
ああああ~!?
い、いずみちゃん…ご開帳~!!
菊丸がその瞬間を凝視していると…
ブツッ!!
へ?
何か弾ける音と共に、部屋が真っ暗になった。
静まり返った部屋には、外の雪が降りしきる音しか聞こえない。
て、停電~!?
外のどこかで電線が雪の重みで切れたらしい。
冬の降雪日、それも夕方5時ともなれば外は真っ暗だった。
菊丸が見ているのは、暗闇に僅かに映えているいずみの輪郭だけだった。
辛うじておしりのシルエットは目視できるが、露わになっているはずの大切な部分は、何も様子は伺えない。
た、助かったぁ!!
だがピンチを脱したわけではないことをいずみはすぐ思い知らされた。
目と鼻の先に、いずみちゃんの大切な、大切な部分があるはずなのに…ぼくは、悲しいっ!!こうなったら…
菊丸は手探りで何かを探している。
あった!!
な、何をする気!?
大切な部分が見えるか否かの攻防に疲れ、気の抜けたいずみは力が入らず、すぐには動けそうにない。
ところでいずみちゃん、この部屋、だいぶ乾燥してきてるね。
え?
急な話題を振られ、いずみが戸惑っていると、何かジャボっと水分が浸された音がする。
直後にいずみの大切な部分にとんでもない刺激が走った。
お餅に水分を与えなくては…乾燥してヒビ割れたら大変だ
ひゃ、ひゃあああ!!
菊丸が水分を含んだ何かを押し当ててきた。おそらく、竹丸が使っていたお習字の筆だといずみはすぐに気付いた。
嘗め回すような毛の触感が豪快に、しかし大切な部分近辺を正確無比に走り回る。
その動きは温泉旅館で受けた比ではなく、これでもかこれでもかとねぶり、いずみをかつてないほどの快楽の海に陥れる。
ああっ!!ああっ!!
温泉の時と違うのは、露見してはいけないといったシチュエーションではないので、声が出てしまうことだった。だが仮にばれてはいけなかったとしても、耐えられなかっただろう。
だ、だめぇ!!菊丸くぅん!!そんなことされたらぁ~!!
コタツの縁を掴んで必死に耐えるが如何ともしがたい。
よーしこんなもんかな?
菊丸はここで筆の動きを止め、更にいずみの予想を超えた行動に出た。
ひゃふっ!?
いずみの股間に何かが押し当てられた。
ジッとするんだ、いずみちゃん!!ここが一番大事なんだ!!
な、何をしてるの?
今大切な部分が拝めないなら、いっそ拓をとらせてもらおうと思って。
た、拓ぅ!?
ぐふふ、これ、ぼくの宝物だよ。
どうやら紙と墨汁でいずみの大切な部分を写し取ってしまったらしい。
ここでいずみはようやく我に返った
バ、バカァ!!エッチ!!へ、変態!!
体を起こし、闇雲に足をバタつかせる。
ぐぇっ!!
蛙の悲鳴のような声と共に菊丸の気配が消えた。
その間にパンティに挟まったお餅を抜き取り、いずみはとにかく慌ててパンティを履く。
直後にいずみの頭上が明るくなる。
あ…明かりが点いた…
菊丸が呟いている僅かな間にいずみは、すばやく菊丸の手から紙を奪い取る。
あ…そ、それ…いずみちゃんの…!!
暗闇で大切な部分に押し当てられていたのは、どうやらいずみが「賀正」に失敗した年賀状だったらしい。
…あれ?
…あれ?
いずみも菊丸もキョトンとしている。
何も…ない?
そのハガキの表も裏も何も残っていなかった。
あるのはいずみの失敗した「賀正」だけだった。
あの時確かに…筆を押し当てられて…
いずみは菊丸の手に残っている筆を見た。筆は湿ってこそいるが、墨汁ではないらしい。
あらためて見ると、いずみの太ももにもパンティにも、そしてこっそり見てみたが、大切な部分にも墨跡は全くなかった。
確かに最初ぼくは筆をとって、近くの硯に…
近く?竹丸くんの硯は、あっちの勉強机の上にあるけど…
え…?あ…!!
先に気付いたのは菊丸だった。
そ、そうか、ぼく、まちがってそこの湯呑みに筆を入れちゃったんだ!!
その中身って…確か…
水。
じゃ、じゃあ…菊丸くんが押し当てたこのハガキって…
水だから、何も残らなかったんだ…
た、助かったぁ!!
いずみはホッとしてコタツの上でへたり込む。
し、しまったぁ!!
菊丸はガッカリしてうな垂れる。
やがて二人は目線が合った。
ふふ…
ははは…
思わず笑い出す二人。
も、もう一回今度こそ墨汁で…
させるわけないでしょ!!
…だよね。
ただいまーさっき停電あったよね。うちは大丈夫だった?あれ?何してるの?
タイミングよく竹丸が帰ってきた。コタツの上にいるいずみを見て首を傾げる。
あ、いずみお姉ちゃん、これいいじゃん!!
竹丸が手にしたのは、菊丸が彫ったお供え餅の芋版だった。
そ、そうでしょ…
取り繕いながらいずみも面を覗き込む。
そこには、美しい曲線で彫られた見事な鏡餅があった。
…でもこれ、下のお餅に大きな縦ヒビが残っているけど…
いいのよ、これで…これはわたしが体を張って作った鏡餅なの。
へぇ…?
いずみの言葉の真意がわからず、竹丸はただ曖昧な返事をするだけだった。
年が明けた。
菊丸は自分宛に送られた年賀状を自室で確認していた。
千春ちゃん、リンダ、おっ水野からもか…いずみちゃんはっと…
いずみからの年賀状を見て菊丸は愕然とした。
ええ~?ぼくだけあの「賀正」年賀状~!?
あの時の失敗作の年賀状をいずみはそのまま菊丸に送りつけていた。
しかもあいさつ文なしで名前だけ書いてある…
いずみから地味な嫌がらせをされながらも、菊丸はこの年賀状を巡る騒動を思い出し、ニヤついた。
これまた偶然にあの時使っていた湯飲みを手にしてお茶を飲んでいた菊丸は、何気なく湯飲みを指で弾いた。
あれ?
この時菊丸はあることに気付いた。
あの時浸したのは、この湯飲みじゃない…
弾いた音とあの時筆が器に当たった音が違いすぎた。
あの暗闇ではもっと軽く、高い音だった…
そして菊丸はあの時、この部屋にもう一つあった水分を湛えた容器を思い出した。
コップだ…そして中身は…オレンジジュース…
菊丸は部屋を飛び出すと、火を灯したロウソクを持ってきた。
その推理が正しければ…
焦がさないように、いずみからの年賀状を丁寧に炙る…
や、やっぱり~!!
ほぼ白紙に近い年賀状に、大きな何かが浮かんでいた。
それは菊丸が必死になって採集した、そして失敗したと思っていたものだった。
知らず知らずのうちにあぶり出しになってたなんて…
その浮かび上がったものは、見事に陰影まで捉えており、いずみそのものだった。
それを証するかのように、横には直筆で原田いずみの署名がなされている見事な構図になってしまっていた。
い、いずみちゃんの初日の出、いただきましたぁ!!
おしまい
キャラクター紹介【原田いずみ特別企画2】

いずみちゃんコレクション【共通シチュエーション編】
(コメントはいずみさんご本人からいただきました)
縛られたいずみちゃん



吊るされたいずみちゃん




大勢の前で露出しちゃったいずみちゃん



アワ吹き上手?ないずみちゃん



見立てが露見しないよう奮闘するいずみちゃん




それに、あのまま渋ってたら、わたしよりおしりの大きい千春に振られそうだったし…ほら、あの子菊丸くんからの頼みって簡単に引き受けちゃうでしょ?
た、確かにわたし、千春よりおしりは少しだけ小さいけど、引き締まっててきれいに丸いんだから!!
コスプレに興じるいずみちゃん




で、でもしめ縄まわしは…ちょっと着けてもよかったかナ
【管理人より一言】
…だんだんぶっ飛んだ企画になってきましたがいかがでしょうか?
繰り返しますが、いずみのコメントはすべてフィクションですから本気にしないよーに。
理性的に見せつつ、要所要所の余計なひと言で性癖が間接的にバレバレというスタンスで作ってます。
で、まだまだ続けますよ~