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ハートキャッチいずみちゃんファンブログ

名作「ハートキャッチいずみちゃん」を中心とした遠山光先生の作品を扱うブログです。

ハートキャッチいずみちゃん 第44話

人間、魚すくい!!
【あらすじ】
いずみ千春菊丸の三人は熱帯魚鑑賞を楽しもうとこの度オープンした「たこつぼマリンパーク」を訪れていた。
ところが係員は「開場は明日から」といずみたちを締め出し、唖然とさせる。
菊丸の「もうオープンしているから」といういい加減な情報に振り回されたのが原因だが、がっくりと肩を落とす一同。
引き揚げようとするいずみたちだったを菊丸が呼び止めた。
指差す施設の壁をみると、足下に人が一人通り抜けられるくらいの穴が開いている。
「ここから入って中を見て回ろう」と思いもよらぬことを言い出した菊丸。
困惑するいずみだったが「警備員が次の見回りは3時だって言ってた」と菊丸が補足すると、せっかく遠方から来て、手ぶらで帰るのが惜しくなったのか、普段は皆の暴走を止める役割のいずみまで「…少しだけ」と菊丸の案に乗ってしまった。
早速菊丸はブロック一つ分位の穴を器用に抜けて、施設内に入ってしまった。
続いて千春が入ろうとするが「足から入るのがコツ」と菊丸がアドバイスする。
しかしそれは菊丸の罠だった。ミニスカの千春が菊丸のアドバイスに素直に従うとスカートの中が丸見えになってしまった。
しかもうまく進まないのかパンティを露わにしたまま「よいしょよいしょ」と足をバタつかせてもがくばかりでちっとも進まない。
そんな光景を喜んで眺めている菊丸だったが、ふと足下に小枝を発見する。「これで千春ちゃんのお手伝いを…」と枝をパンティのゴムに引っかけ引っ張り始めた。
見えない世界で下半身に起きた異常に千春はビクンと体を震わせ、いずみを驚かせる。菊丸はパンティをそのまま手前に引き寄せるとパンティと大切な部分に大きな隙間ができ、千春の股間に爽やかな春の空気が直に触れてきた。
慌てて腰を動かし、前進することでパンティと大切な部分の間隔を元に戻した千春。だが無理やり前進したため、壁の角にブラウスを引っかけ、大きく肌蹴けさせてしまった。
ブラウスの下から現われたのは「フロントホック」のブラジャーだった。
菊丸は先ほどの小枝を留め具に引っかけ、あっさりと外してしまった。
中から山のようにそびえたおっぱいが現われると千春は悲鳴を上げて今度は壁の外へ引き揚げようと動き始めた。
慌てた菊丸は千春の足を掴んで引きずり出す。千春と菊丸による前後運動のせいで、直接ブロックに触れた乳首が激しく擦れ千春は「先っちょがぁ~」と絶叫。
いずみには何が起きているのか分からず困惑するしかない。
菊丸と千春の一進一退の攻防が続く、両者の力は互角だが、乳首が擦れ続けるので、千春は徐々に壊れ始める。
そこへ菊丸の後頭部にキツい一撃が落とされた。千春はため息を漏らしながらピクピクと痙攣している。
振り返ると仁王立ちで立ついずみがあり、菊丸は仰天。近くにあった通用口から難なく入り、事の状況を把握してランチボックスで殴りつけたらしい。
千春はようやく菊丸の魔手から解放されたものの、服はすっかり土で汚れてしまった。
そこで千春は服を脱ぎ捨て下着姿になると意気揚々と会場を歩き出す。
いずみが「その格好は…」と嗜めるが「誰もいないし、ここは温室のように暖かいから平気」と意に介さない。
それどころか菊丸に「人が楽しんでるのを邪魔してはいけない」と逆に窘められ、怒りに震えるいずみ。
気を取り直して熱帯魚を見ようとするが、池には水が張ってあるだけで、魚はどこにもいない。
よく見ると池の隅に網で仕切られてそこにまとめられている。
「きれい」と熱帯魚の美しさにすっかり見とれるいずみ。
そこに菊丸が「どれどれ、オツなもんですなあ」といずみに合わせるかのように発言する。
だが、菊丸が「オツ」と言っていたのは魚ではなく、いずみのおしりだった。
熱帯魚に夢中になっていたいずみは、タイトスカートをめくられて、紐パンを丸出しにされるまで菊丸が背後に忍び寄っているのに気付かなかった。
いずみは慌ててスカートを直し、菊丸から離れようとその場を飛び退く。
ところが体のバランスを崩したいずみは、池に落ちてしまう。
幸い浅かったため大事には至らなかったが、落ちたはずみで魚を封じ込めていた網を壊してしまった。
魚は次々と網の外に逃げていく。いずみは「あ…ああ…」と言いながら池を右往左往するばかりでどうすることもできない。
そんないずみの窮地を見逃す菊丸ではなく「ぼくのせいじゃないぞ~」と責任転嫁する。
千春までも菊丸の尻馬に乗って「あーらら明日から開場なのに」と一緒になってなじる始末。
「一体誰に責任が…」という菊丸の一言がとどめになり「わたしが責任取ります!!」といずみから言質をとることに成功した菊丸。
それならばと菊丸はゴミ箱から拾ってきたグッズをいずみに披露する。
ロープと壊れた網を見せられ、さっぱり状況が飲み込めないいずみだったが「ぼくにまかせて」という菊丸の言を信じ「う、うん…」と言うしかないのだった。
「本当にこれで魚獲れるの?」と自らの格好を見ながら不安を口にするいずみがいた。
いずみは菊丸の指示で服を脱がされ、ブラジャーとパンティ姿になっている。
いずみが懸念を示しているのは、その長い足に絡められた網とロープだった。
網はいずみのムッチリとした左右の太ももに結わえられ、足の間に開いている。
足首にはロープが結ばれ、そのロープは途中で一本になって頭上の木の枝を通して菊丸の手に握られている。
不安げに浅瀬に入るいずみに「大丈夫、ぼくの腕を信じて」と自信満々の菊丸。
菊丸はいずみを網に見立てて「菊丸式トロール漁法」で魚を一網打尽にしようとしていた。
菊丸がロープを力一杯引っ張ると、木の枝を支点にしていずみの足が引き揚げられる。
いずみは慌てて池の淵を掴むが、足は大きくW字に開いて宙を舞う。嫁入り前の女子高生にする仕打ちとは思えないような光景が菊丸の眼前に迫る。
続いて菊丸はロープを緩めていずみを浸水させる。肩から上だけが水面に残り、いずみは水の冷たさに悲鳴を上げるが、菊丸はそんな泣き言に耳を貸さない。
意外にも熱帯魚は水に沈められたいずみに関心を持ち、次々と寄って来る。
その中の一匹はいずみの股間をつつき始めたので「そんなとこつついちゃだめぇ!!」と顔を赤らめながら絶叫する。
それを見た菊丸はロープを引き揚げる。再びいずみの足が宙に浮き、W字脚になるがその間に張られた網に跳ねているのは小魚一匹だけだった。
パンティはしっとりと濡れて貼りつき、パンティ越しにいずみの大切な部分も透けて見えそうな状態になっている。
肝心の魚は小魚一匹が網の中にかかっただけで、成果はほとんど出ていない。
納得のいかない菊丸が首を傾げていると千春が餌が必要だと提案。
菊丸はいずみのランチボックスから勝手に中身を取り出すとサンドイッチを丸めて水に浸かったいずみのおしりのまわりにばら撒いた。
すると今度は大量の魚が集まってきたが、その中の一匹がいずみのパンティに潜り込み始めた。
魚は容赦なくパンティの中で暴れ、それはやがて紐パンの結び目を緩ませ、あっさりいずみからパンティを剥ぎ取ってしまった。
下半身が丸出しになり驚いたいずみは菊丸に「パ、パン…ティ」と恥じらいながら訴えるが、菊丸はこれを遮り「パンくずをもっと撒けばいいんだね」と餌を追加する。
すると一匹の魚がパンティを失ったいずみの股間に擦り寄ってきた。
やがて股間と太ももが作る僅かな隙間に潜り込み、大切な部分を刺激する。
堪らずいずみは太ももを締め上げ、この魚をロックする。
「おしりの魚…捕まえてぇ!!」と懇願され、菊丸が水面に浮かんだおしりを見ると確かに魚がおしりに挟まっている。
その魚を見て何かピンと来た菊丸は「多分高価な魚だ」といずみを引き揚げる。
魚を挟んだまま吊り上げられたいずみだったが、水から引き揚げられた魚は苦しさからパニックを起こし変化を引き起こす。
いち早くその変化に気付いたのは太ももにその魚を挟んでいるいずみだった。
魚を締めているはずの太ももがなぜか勝手に押し広げ始める。
しかし抵抗らしい抵抗もできず、足はどんどん開いていく。
ようやく魚の正体を察したいずみは、顔面蒼白になりながら「熱帯魚じゃなくて…」とつぶやくしかできない。
結局いずみの足は、魚が辛うじて遮る格好で大切な部分が大開きになった状態で止まった。
吊られたまま動けないためその情けない格好のまま「ふ、ふぐじゃないの~!?」と絶叫するいずみ。菊丸は白々しく顔をいずみの股間に近づけ確認し「そうとも言うね」と冷静に応じる。
後はこのふぐさえ取り除けばいずみがこれまで必死に隠してきた大切な部分が丸見えになる。菊丸がふぐをつつくと、ふぐはズルズルと落ち始めた。
いずみは「いやぁん!!ふぐを刺激しないでぇ!!」と懇願しながらふぐを挟み直す。
それならばと菊丸はロープを握り直し「いずみちゃんマリオネット」と称してロープをぐいぐいと引き始めた。
時に右、時に左にと足を引っ張られ、混乱するいずみに「さあ、いずみちゃん、ふぐを水に帰してあげるんだ」ともっともらしく指示を出す菊丸。
もちろんそんなことをしたら、本当に大切な部分が穴の奥レベルで丸出しになってしまうため「ふぐを離したら…見えちゃうじゃなーい!!」と絶叫。
足を戻そうとするいずみと開こうとする菊丸のせめぎ合いが続き、いずみの足はしゃばばばと羽音を立てながらすさまじい勢いで開閉を繰り返す。
だが、この戦いは菊丸の方に軍配があがった。ふぐは少しずつ落ち始め、いよいよあと少しのところまで迫った。
その時千春が「もうすぐ警備員が来る」と口を挟む。菊丸が千春の方を向いた瞬間、ついにふぐがいずみから離れ落下していった。
パックリと開いた大切な部分に空気が触れ、抗う術をすべて失ったいずみは蒼ざめて唖然としている。
開いたぁ!!」と絶叫しながらいずみの大切な部分を覗き込む菊丸。
我に返ったいずみだったが、最早「見ないでー!!」と哀願するしか残されていない。
その時これまでいずみを支えていた木の枝が折れ、いずみと菊丸は池に落ちる。
そこへ騒ぎを聞きつけた警備員が三人を見つけ、激怒して追いかけてきた。
脱いだ服で大切な部分を隠しながらいずみは慌ててその場から逃げだすのだった。
07-03 Blog

【レビュー】
溜めて溜めてどーん!!
ここんところまともにいずみが餌食になった回が少なかったので、その分よりはっちゃけてる。そんな印象を受けるエピソードです。つまり良作。
いずみがターゲットになるとどうしてこう話が盛り上がるんでしょうか。
前半の千春のイジりも大切な部分バトルを見せつつもあっさり流し、いずみに集中させています。前半後半のというより、前座と真打といったバランスのとり方も良し。
追い詰められて菊丸の言いなりになり、吊り上げられるいずみ…いい構図です。千春やリンダだと自分から網役をやり出しかねないので、不本意なのに体が反応してしまういずみならではの真価(どM属性)が発揮された回です。
余談ですがふぐを股間に挟んだいずみは大丈夫なんでしょうか?
魚のことは良く知りませんが、ヒレで大切な部分が傷ついたり、表皮の毒が廻ったりしてませんよーに。

また今回は、執筆の上で大きな方針転換がされたことが伺えます。
実はハートキャッチ三人娘(いずみ、千春、リンダ)のうち登場するのは二人だけという原則が初めてとられています。今回は理由なくリンダが不参加となって(切り捨てられて)います。
元々「ハートキャッチいずみちゃん」の世界観は、密室性が高く、少人数で話を動かすのに適しているので、確かに菊丸+女性三人は多過ぎな感があります。レギュラーが多いのでゲストも出せません。
事実、これまでも女性キャラクターはゲストを含めて二人がほとんどでした。千春が登場して以来、ゲストが激減し、またゲスト登場時は千春不在のケースが目立ちます。つまり、ゲスト枠を千春が握っていたということになります。
41~43話は千春とリンダばかりスポットが当たったため、いずみが放置されていました。
推測ですが、当時編集部に「いずみをもっと出せ」とクレームがあったんじゃないかと思います。連載期間でいえば3か月連続で主役不在ですからね。
苦肉の策でもあったかもしれませんが、この「女性二人までルール」が始まったおかげでいずみもちゃんと活躍する場がちゃんと復活し、またより過激になりやすくなりました。
めでたしめでたし。
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ハートキャッチいずみちゃん 第43話

ガムテープは湿布薬!?
【あらすじ】
いずみ千春が忙しそうに働いている。菊丸も加えた三人は、旅館の厨房で配膳のアルバイトに勤しんでいた。
見学に来たリンダに自分が作ったと見事な和食のお膳を見せびらかす菊丸。
リンダは感心しながら眺めているが千春が「盛り付けしただけでしょ」珍しくツッコみ、その都度手を止めるので実質いずみだけが働いている。
リンダは豆腐の入った器を見つけると菊丸が「どじょう豆腐」に使うものだと説明。どじょうがお湯から逃れようと冷たい豆腐に潜ったところを茹で上げる料理だと料理本をカンニングしながらもその作り方を解説する。
そこへ料理長がお膳を運ぶよう指示してきたので、いずみ運び、リンダも手伝いはじめた。
ところが廊下に出たところ、お膳を見た料理長が「一品足りない」と激怒。菊丸がつまみ食いしたと察した料理長は厨房に鼻息荒く向かい始めた。
一方、菊丸と千春は厨房に残っていたが、これを聞き大慌て。
菊丸はいち早く空の大鍋に隠れてしまったが、取り残された千春は困惑するばかり。
やがて厨房に料理長が現れたが、誰もいない。
千春は隠れる場所に窮した挙句、ガスレンジの上に置かれていた寸胴鍋に隠れていた。
だが鍋の中には水が入っていたため、千春は首まで水に浸かってしまっていた。
あたりを見回していた料理長は、「どじょう豆腐の準備をしなければ」と千春が入ったままの鍋に火をかける。
徐々に水が温まりはじめ、困惑する千春だったが、水面を跳ねるものを見てさらに混乱する。
なんと鍋にはどじょうが入れられていた。熱せられたどじょうはその熱さから逃れるため、どじょう豆腐の豆腐の代わりに千春の服に潜り込みはじめた。
鍋は大きく揺れ動く。それを見た料理長はまさか鍋に人間が入っているとは思わず「今日のどじょうは活きがいい」など吞気に感心している。
そこへ別のスタッフが呼んだため料理長は一旦鍋の火を止めると厨房を後にした。
人の気配がなくなったのを確認して菊丸は急いで駆け寄ると鍋をそのまま床に倒す。
中から千春が湯気に包まれて現れた。
とりあえずは無事なようだが、ぐったり突っ伏している。
膝を立てておしりを突き上げているが、スカートがまくれて濡れたパンティがプルプルと艶めかしく動いている。
菊丸は下心丸出しながらも「大丈夫?服を脱げば?」と気遣うと、千春は突然ケラケラと笑い始め、自分から服を脱ぎ始めた。
驚いた菊丸がよく見ると千春のブラジャーやパンティにどじょうが潜り込んだままになっている。
それが暴れて千春をくすぐっているのだった。
下着姿で体をくねらせながら悲鳴を上げ、どじょうを何とかしてくれと助けを求める千春だが、菊丸は「どじょうは貴重だから下手に動かないように」と指示。引き出しから釣り針と糸を持ち出すと、どじょうを傷つけないためと大義名分を主張して下着に潜り込んだどじょうを釣り出して回収しようと試みる。
パンティを半分ほどずらしたところで、どじょうが一匹顔を出した。
「どじょうの分際でそんないい所に」と涙を流して悔しがる菊丸。釣り糸を垂らすとどじょうは簡単に食いつき、激しく抵抗する。
そのうち再びパンティの中に潜り込んでしまったどじょうを引き上げようと菊丸は強く糸を引く。
糸はパンティの中からピンと伸びて千春の大切な部分に食い込んだらしく、体を反らせて悶えてしまう。
無理に引っ張ると釣り針が大切な部分を傷つけると判断した菊丸は、一度引きを緩め、フェイントを駆使して引き直す。
すると針はどじょうから離れて、パンティに引っかかってしまった。
チャンスとばかりに糸を引き続ける菊丸だったが、そこへいずみとリンダが戻って来て、現場を押さえられてしまった。
突然のいずみの怒鳴り声に菊丸は驚き、弾みで釣り糸を強く引きすぎた結果、パンティは前の部分が大きく裂けて使えなくなってしまった。
ボロボロになったパンティを手に嘆く千春に「どうしてずぶ濡れなのか」と問いかけるいずみ。
鍋に隠れていた経緯を聞くと、リンダは突然服を脱ぎ、ブラジャーを千春に差し出した。
曰く「ノーブラニハ慣レテイルカラ」と貸してくれるらしい。これまでリンダと幾度となくいがみ合ってきた千春だったが、リンダの申し出に初めて彼女に好感を持つ。
ようやくひと段落したのを見届けたいずみは「替えのパンティを探してくる」と厨房を後にした。リンダは千春のおしりが赤くなっているのに気づき、火傷になりかけていると指摘すると千春は「湿布薬が欲しい」とつぶやく。
湿布薬の意味が分からないリンダが菊丸に尋ねる。「裏がベタベタしてる…」と菊丸の説明を聞いていたリンダは途中でそれを遮り、厨房の引き出しから湿布薬を持ってきた。
菊丸も手伝うと申し出るが、大切な部分をモロに見る作業になるので「コウイウノハ女ノ子同士ガ良イ」とさすがのリンダもこれを拒絶。
菊丸は仕方なく二人に背を向けて、リンダの作業を待つことになった。
千春は股間を開いてリンダのなすがままにされていたが、ぺりぺりという変な音がしたため我に返る。
見るとリンダが貼っていたのは湿布薬ではなく、ガムテープだった。
千春の悲鳴を聞きつけ、菊丸も振り返るが、リンダは黙々とガムテープを貼り続け、既に前から後ろにテープをほぼ貼り終え、残った端の部分を貼るのみとなっていた。
菊丸がガムテープだと指摘してリンダは真顔で「湿布薬ジャナイノカ?」と動揺する。
その時、千春のおしりの割れ目とテープの貼り残しの隙間からさっき釣り損ねたどじょうが顔を出した。
リンダはとっさに貼り残し部分を押さえてどじょうを封じ込めたので、千春は涙目になって涎を垂らすというものすごい表情になってしまう。
しかも封じ込められたどじょうが暴れはじめたため、千春はまた身をくねらせて菊丸に助けを求める。
菊丸は千春を四つん這いにさせ、おしりに貼られたガムテープに指を突き立てる。
そのまま力を込めると、指はガムテープを突き破って黒々とした穴が開けた。その穴に「出ておいで」と菊丸は顔を近づけるが、どじょうは出てこない。
それならばとガムテープの穴を広げ始める菊丸。千春は一連の菊丸の指使いを受けて、顔を赤らめ、呼吸を乱し、体は震わせて耐えている。
それを見ていたリンダは菊丸が千春に指圧を施していると勘違いし、自らパンティを脱ぎ捨てるとガムテープの前貼りを施し「ワタシモ指圧シテクダサイ」と菊丸に依頼する。
リンダの突然の申し出に菊丸も指圧の経緯が分からず混乱するが、千春はリンダの無軌道な性格をある程度把握できており、やはりこんな子だと嘆息したうえで「リンダなんか放っておいて早くどじょうを捕まえて」とおしりを振って菊丸に懇願する。
リンダも譲らず指圧をするよう促すため、結局千春とリンダがまたしても菊丸を巡っておしりを並べてにらみ合う格好になってしまった。
口論となっている二人のおしりに接近した菊丸は、千春のガムテープをそっと剥がし始める。千春は菊丸が自分を選んでくれたと喜ぶが、菊丸は途中で手を止め、今度はリンダも同様に剥がし始めた。
千春が何気なく振り返ると、二人のガムテープはそれぞれ大切な部分の寸前まで剥がされた状態で垂れ下がっていた。
慌てる二人を尻目に菊丸は剥がしたテープの端をそれぞれ自分の右手と左手に貼り直す。
突然菊丸は「旗揚げ体操始めます」と宣言し立ち上がったので、二人もつられて立ち並ぶ。
菊丸が右手を上げると千春の前貼りが剥がれ始め、その乱暴な剥がし方に千春は痛みを訴え菊丸の右腕にしがみ付く。
左手を上げると今度はリンダも同様の悲鳴を上げてやはり菊丸の左腕にしがみ付いた。
菊丸は容赦なく手を上げ続ける。それにつられてガムテープは徐々に剥がれ、大切な部分が見えそうになるので、やがて二人は爪先立ちになり、菊丸は二人をぶら下げる格好になった。
一方廊下では、千春の新しいパンティを買ってきたいずみが戻ってきていたが、料理長に見つかり「仕事中に私用で買い物に行っちゃ困るよ」と説教されていた。続けて「何で替えの下着なんか必要になったの?」と問われるが、恥ずかしさからその理由が言えず赤面してしどろもどろになるいずみ。
その時二人の耳に厨房からの騒ぎの音が入って来た。不審に思った料理長がいずみへの説教を打ち切って厨房に入ると菊丸たちの異様な格好が飛び込んできた。
料理長はこれを一喝。結局事の経緯がすべて露見し、大目玉を食らった一同。
女性陣の怒りを鎮めようと菊丸は彼女たちの分も仕事を引き受け、てんてこ舞いで働く羽目になるのだった。
07-02 Blog


【レビュー】
天然VS無知…もとい、千春VSリンダの戦い第三章です。
千春とリンダがボケ倒して菊丸に付け入られ、いよいよ危うくなったところでいずみ等がツッコみ、事態収束。
ここ三話すべてこのパターンです。
基本的な役割がしっかりしてしまっているから、御大も話を練りやすいんでしょうが…ちょっと食傷気味。
しかも一番割りを食っているのが主役のいずみというのが…例えばいずみのような収束役が米沢園長とかなら納得もいくんですが…困ったもんだ。
さて、気を取り直して本編レビューですが、菊丸の板前姿はともかく、女性陣はノースリーブにミニスカが制服って…どんな旅館だ。
筋立ては大きく分けて前半のどじょうパートと後半の指圧パートに区切れますが、どじょうネタは千春単独だったこともあり、どちらかというと前半の方がテンションは高めです。
いわゆる触手ネタなんでしょうか?
それにしても、ガムテープを貼られる時、千春は一度全裸になっているんですが、貼られた後に再登場するまでの間、どじょうは千春のどこにいたんでしょう?
おしりの割れ目に挟まってた?いやいやリンダが足を開かせてガムテープを貼ってますからそれだと落ちるはず。とってもステキなところに潜んでいたような気がします。
そうそう、レビューの冒頭でいずみの活躍が全然ないと嘆きましたが、最後の料理長とのやり取りはけっこうおもしろい。
料理長の説教は何気にセクハラっぽいし、返事に困るいずみもかわいい。
やっぱりいずみちゃんはいぢめられてナンボですね。

ハートキャッチいずみちゃん 第42話

千春とリンダの三助合戦
【あらすじ】
とある温泉宿で菊丸千春リンダに挟まれ両手に花の状態。
それを呆れ顔で見守るいずみ
前回登場したリンダ・マッケンジーは、日本のことをもっと勉強したいと主張。
リンダの父がいずみの父と仕事上の付き合いがあり、無下に断ることもできず、結局いずみの家に居候することになってしまった。
いずみのお父さんはいずみに世話を押し付けてしまったので、いずみは千春と菊丸も加えて温泉旅行に出向くが、元々千春とリンダはあまり仲が良くないので、所々で火花を飛ばし合い、それをなだめるいずみは温泉で癒されるどころかかえって気疲れ気味。
とりあえず折角温泉に来たのだからと浴場へ移動する一行。
だが浴場の前に多くの人だかりができている。どうやらこの旅館には湯流しを生業とする「三助」の名人がいるらしく、70年のキャリアを持つ三助をテレビ局が取材に来ているらしい。
司会者に紹介されてよぼよぼの老人、小林三助が登場する。司会者のインタビューも緊張してまともに答えられないほど頼りない小林名人だが、実演を求められると一転して俊敏な動きに変わる。
手際よく客を洗う姿を見て、リンダは「素晴ラシイ日本文化ダ」と感銘を受け、弟子入りするとまで言い出すが、女の子にそんなことできるわけないといずみに聞き流されてしまうリンダ。
その後いずみと千春はお土産屋に行ってしまい、リンダは一人女風呂に入る。
リンダが大浴場で体を洗っていると突然菊丸が現われた。リンダのために一肌脱いで小林名人を説得し、連れて来たのだった。
喜んで三助衣装に着替えるリンダだったが、胸にさらしを巻き、パンティ一丁という本来の三助とはかけ離れた格好で現われる。
幾分その格好に疑問を持ちながらも、小林名人による三助指南が始まった。名人は三助は体が資本だからと乾布摩擦で体を温めるよう二人に指示する。
乾布摩擦を知らないリンダに付け入り、菊丸はタオルで体リンダの体を擦り始める。
太ももにタオルを挟ませ、そのタオルを前後に激しく擦る菊丸。
その刺激にリンダは悶えだし、腰を振って反応する。
しかし、その激しい動きにパンティの腰紐が耐えられず、ついに片方が解けてしまう。
さすがに慌てたリンダは股間を押さえて菊丸から逃げ出すが、石鹸を踏み、大股開きで転んでしまう。
その勢いでリンダは猛スピードで滑り、小林名人に激突。
名人はリンダの股間攻撃をモロに喰らう。物理ダメージかリンダの大切な部分を見たショックかは不明だが、小林名人は失神してしまった。
仕方ないので、菊丸は気絶した名人を廊下に放置する。
パンティの代わりにタオルを腰に巻いているリンダに自分がこれから教えてやると言いくるめ、修行を再開する。
タオルを使わずにお客様に奉仕しろと無茶ブリをする菊丸。
リンダは一考し、胸のさらしに石鹸を泡立てる。
横になった菊丸に腹ばいで覆いかぶさり、リンダが全身を使って菊丸を洗う。
菊丸はその触感を堪能しながら、隙を突いてリンダのさらしを剥ぎ、リンダのおっぱいを丸出しにする。
一方、リンダと菊丸が良からぬことをしていると勘付いた千春は一部始終を目撃し、リンダへの対抗心から自身も胸にタオルとパンティ姿で三助修行に乱入してきた。
そこで菊丸は今度は体の一部分を使って自分のヘソを洗えと二人にお題を出す。
リンダはおっぱいを出すと乳首の先端を泡立て、そのまま仰向けの菊丸のヘソに突っ込む。
これが予想外にくすぐったかったらしく、菊丸は爆笑しながら悶絶。
出遅れた千春はまだ洗ってないところを考え、耳の穴に狙いを定める。
胸のタオルを投げ捨ておっぱいを晒すと、ボディローションを塗り、乳首で耳の穴を洗い始めた。
するとリンダも対抗意識を燃やして反対側の耳を同様に洗い始める。菊丸は大喜びだが、千春とリンダはお互いに「真似するな」と激高。それならばと千春は菊丸に馬乗りになり、今度は鼻の穴に乳首を押しこんで洗おうと試みる。
これを見たリンダは「フェアジャナイ」と激高し、千春の足首を掴んで阻止を試みる。
千春は菊丸の上に腹ばいになる格好で転倒、リンダは千春のパンティを掴んで引き寄せはじめる。
千春は湯船の淵を掴んで抵抗するがパンティは徐々に千春の膝、脛へと抜け始めギリギリのところで拮抗する。
やがてスポンという音とともに、リンダは後方に吹っ飛ばされ、尻もちをつくが、右手にはしっかりパンティを握っている。
パンティを脱がされてしまった千春は混乱し、とりあえず股間を押さえながら何か隠すものはないかと探し、目を付けたのがリンダが腰に巻いているタオルだった。
タオルを強奪し股間に挟むことでどうにか大切な部分を守った千春だったが、リンダもそのタオルを取り戻そうと反対側をやはり股間に挟んでお互い引き合い始める。
結局両者が背中合わせでタオルを股間に挟んで硬直してしまったため、菊丸はその間でピンと張っているタオルに忍び寄り、タオルを下に押し下げる。
背中合わせの二人は、タオルに釣られて徐々に距離を縮めていく。菊丸が引き寄せているとは夢にも思わず、やがてお互いに人肌の感触が伝わる。
おしり同士が接触したと思い込んでいる二人だったが、実はその人肌の正体は菊丸の顔面だった。
おしりに挟まれて大喜びの菊丸は頬ずりして二人を刺激。
この期に及んでまだおしり同士と思っている二人は、相手のおしりが異様な動きをしていると誤解する。
浴場の大騒動はピークに達する一方、廊下で失神している名人をいずみが介抱していた。
折角回復した名人だったが、そのまま浴場に入り、三人の繰り出す異様な光景を見て再び卒倒。
当然いずみは激怒し、菊丸は名人の下で強制アルバイトに従事させられるハメになったのだった。

【レビュー】
まずは大人の事情から。
小林名人は「三助」という呼称が職業差別にあたるということで、英知出版の復刻版では小林三蔵と名前を変えられています。
タイトルも「千春とリンダの温泉修行」
…うーむ、何だか勢いのないタイトルにされてしまいました。正直そこまでする必要性があったのかといわれるとちょっと疑問です。
07-01 Blog


ま、それはさておき、菊丸がリンダに似非日本文化を吹き込み、千春が嫉妬して乱入する。
基本的な構図は、前回と同じです。
リンダと千春がやってることはもはや風俗嬢。いいのかこれ。
ある意味天丼コントのような脱ぎ合い、脱がせ合い状態なんですが、個人的には前回より評価は下。
なぜならいずみが完全に退場してしまっているから。縛られて放置されていた前回はまだいずみのどM気質を垣間見る余地がありますが、今回は全くの役立たずで完全にフェードアウトしています。あのー主役の立場が…
しかもこれが黄金パターンになってしまうんだから困りもの。今後もこのやりとりが続くことになります。

ハートキャッチいずみちゃん 第41話

しめ縄相撲!!

【あらすじ】
お正月の新年会。いずみ千春菊丸は、いずみの父に頼まれて会社の新年会のアシスタントを務めていた。
接客に精を出すいずみたちだったが、獅子舞に扮した菊丸は調子に乗って女性客を襲うなどやりたい放題。「国際的なエッチ」とあきれたいずみは、同世代の少女を紹介する。少女の名はリンダ・マッケンジー。日本文化に関心があるリンダは「着物が着たい」と希望したところ、いずみが在庫があるとアドバイスしたので、菊丸が更衣室に案内する。ところがリンダが着た着物は子供用だったため、リンダが着ると体のあちこちがはみ出ている。しかも「着物は下着を着けない」という点はしっかり守っているのでノーパンのリンダはご開帳寸前という際どい状況。
これはチャンスと菊丸は中庭にリンダを誘い出し、池の橋の下から大切な部分を拝もうと目論むが、あえなく失敗。リンダもろとも池に落ちてしまい更衣室に引き返す羽目になる。
するとリンダは飾られていたしめ縄を相撲のまわしと勘違い。今度はこれを着たいと主張する。断る理由がないので、菊丸も喜んでこれに協力。藁の隙間から丸見えになりそうな恰好になったリンダだったが、戻ってこないのを案じたいずみと千春に見つかってしまう。
当然いずみはデタラメを教えたと菊丸を詰問するが、リンダは逆に菊丸をかばう。それを馴れ馴れしいと感じた千春は嫉妬で感情が昂ぶり「相撲ならわたしが教える」と啖呵を切り、リンダと対立。結局千春も同じ格好になり相撲を取ることになってしまった。
邪魔ないずみを縛り上げて部屋の隅に転がした菊丸が行事となり、取り組み開始。乳首をこすり合わせたり、大切な部分を全開にさせたりと好取組となるが、やがて前褌を挟んだ千春のまわしが上にずり上がり、数本の藁を残して辛うじて大切な部分を隠すというとんでもない事態を引き起こす。
菊丸は千春の背後に回り込み、太ももに挟まった藁を次々と引き抜いていく。その仕打ちに耐えかねて千春はリンダにしがみつき、リンダはリンダでそれを持て余してしまい、結局降参。
そこへリンダの両親といずみの父が現れ、娘たちのあられもない姿を見た一同は凍り付いてしまう。
ようやく縄目から解放されたいずみは「日本のハジをさらさないでよー!!」と締めくくるのだった。
06-06 Blog


【レビュー】
エセ日本通のリンダ初登場の回です。今後しばしば菊丸を巡って千春と対決することになります。一方で一番の煽りを受けるのはよりによって主人公のいずみだったりします。彼女たちに焦点が集まるため、いずみは途中退場することが非常に多くなってしまいます。
それでも今回はマシな方…なぜなら着物に縛りというややマニアックな仕打ちを受けてますので…

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