近似値まんがを探す旅【ハルとナツ】
![]() | ハルとナツ 1 (ジェッツコミックス) (2010/03/29) 武田 すん 商品詳細を見る |
高校生木村誠は、同じ高校に通う笠原春菜に告白するが無下に振られる。しかし告白した相手は実は双子の姉の夏実だった。
誤解はすぐ解け、誠と春菜は晴れて相思相愛…かと思ったが夏実も誠に興味を持ってしまい、奇妙な三角関係ができあがる。そして誠を巡って必ずエッチな騒動になるのだった。
どこかで見たことあると思ったら、遠山御大の師匠、村上ミオ先生のラブアタック5対1と構図が同じなんですな。
人数は2人に減ってますが…
![]() | ラブアタック5対1 1 (1983/08) 村生 ミオ 商品詳細を見る |
…ってなんの商品紹介もしてくれてないですやん、アマゾンさん。無理もないけど。
電子コミックで紹介
笠原春菜は清楚で大人しく、家庭的だが、誠に一途すぎるあまりに暴走しやすく、
笠原夏実は奔放で人を手玉にとるタイプだが、根は純情。
話もとんとんと短く区切られているので気楽に読めます。
主人公が流されすぎなのと、割と純愛なのがちょっと「いずみちゃん」とは違いますかね~
でもライトなお色気まんがなので、結構おすすめ。
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近似値まんがを探す旅【ナナとカオル】
![]() | ナナとカオル 1 (ジェッツコミックス) (2008/11/28) 甘詰 留太 商品詳細を見る |
…これはなぁ、近似値まんがを探している以上は避けられない作品なんですが…
確かに近似値という点ではこれまで紹介したどの作品より近いといえます。
でも感覚的には似て非なるまんがと言ったほうがしっくりくるかな~
一見非の打ちどころのない優等生だが実はどMの美少女と劣等生でどSチビブサが主役で本番行為なしのSMストーリー、絵は抜群にうまいし、ストーリーのギミックも効いています。
では、何が違うのか?「いずみちゃん」と比較してみました。
お互いが恋愛対象として意識している濃さが違う
いずみと菊丸はつかず離れずですが、ナナとカオルは結構露骨に意識し合ってます。お隣さんという設定まで付いていてるし。
ストーリー仕立て
これは結構大きいかな。実は連載誌でしか読んだことないのですが、ヤングアニマルって隔週誌です。
で、本作は一つのエピソードが複数回にまたがっていて、間隔が非常に長くなります。じゃあ単行本でということも考えましたが、それでも「次巻に続く」では結局状況は変わらないわけで…
結局10話くらいまで読んで保留しています。ストーリー仕立ては一気読みしないと気が済まない性格なので、これは連載が終了したら改めて読んでみたいと思います。
それよりも問題なのは、ストーリー仕立てということは、リセット技が使えないということもいえます。「いずみちゃん」は半分ギャグまんがみたいなもんで、いずみはあれだけ凌辱のような扱いを受けていながらも、1話終わると次の回でも相変わらず菊丸との腐れ縁が続いています。現実的にはありえないこの設定って結構重要で、キャラクターに前回の履歴を持ち越させない、つまり受けた辱めをすべて消去させていることになり、良くも悪くも進展しないドライな関係が継続できます。
一方「ナナとカオル」は、すべてが残ります。SMネタはどんどん業の深いものになりますが、後には引けません。というか設定上はこっちの方が当たり前なんですが、そこに色々な重さが残る。その辺に差異を感じます。
それにしても甘詰先生は「いずみちゃん」に限らず80年代に多かった「優等生美少女とチビブサコンビが主役のエッチ系まんが」を意識してこの連載始めたんでしょうか?
だとしたらうれしい限りです。
近似値まんがを探す旅【はみどる!】
![]() | はみどる! 5 (少年チャンピオン・コミックス) (2011/08/08) まりお金田 商品詳細を見る |
割と最近の作品です。なぜか1巻の画像がないので、主人公全員が表紙になってる5巻で。
売れない3人組の「はみ出しアイドル⇒はみどる」がちょっとエッチなドタバタに巻き込まれるコメディーです。
3人のキャラクターがしっかりしていて、コメディーとしても読めます。ましろちゃん人形は必見。
近年の週刊少年チャンピオンなので、さすがに乳首露出などはありませんが、それでもがんばってる方かと。
結構お気に入りだったんですが、どうやら連載が終わってしまったみたいです。残念。
近似値まんがを探す旅【いけない!ルナ先生】
いけないルナ先生 1 (月刊マガジンコミックス)
(1987/04)
上村 純子
意外にもamazonには画像がありませんでした。
別のところから引っ張ってこようかと思ったけどまあいいか。
主人公神谷わたると神谷家に下宿する葉月ルナが繰り広げるエッチなどたばたコメディ。
わたるの成績向上のため、ルナ先生が文字通り体を張って奮闘するというのが基本パターンです。
ハートキャッチいずみちゃんと並んで当時の月マガのお色気担当まんがでしたが、うーん…あまり好きではなかったなぁ。
一言で言ってしまえば絵柄が合わないというのもありましたが、いずみよりもヨゴレっ気が少ないキャラクターが脱ぐのが忍びないというのもあったと思います。
なにより嫌だったのが、ここで身に付くトリビアが実生活でちょくちょく有効活用されるのがあったということ。
その度に本作が思い出されて、ちょっとだけ鬱になります。
(1987/04)
上村 純子
意外にもamazonには画像がありませんでした。
別のところから引っ張ってこようかと思ったけどまあいいか。
主人公神谷わたると神谷家に下宿する葉月ルナが繰り広げるエッチなどたばたコメディ。
わたるの成績向上のため、ルナ先生が文字通り体を張って奮闘するというのが基本パターンです。
ハートキャッチいずみちゃんと並んで当時の月マガのお色気担当まんがでしたが、うーん…あまり好きではなかったなぁ。
一言で言ってしまえば絵柄が合わないというのもありましたが、いずみよりもヨゴレっ気が少ないキャラクターが脱ぐのが忍びないというのもあったと思います。
なにより嫌だったのが、ここで身に付くトリビアが実生活でちょくちょく有効活用されるのがあったということ。
その度に本作が思い出されて、ちょっとだけ鬱になります。
近似値まんがを探す旅【パラダイス学園】
![]() | パラダイス学園 1 (月刊マガジンコミックス) (1985/05) 川原 正敏 商品詳細を見る |
ハートキャッチいずみちゃんとほぼ同期の作品です。初見は単行本。
画像はAmazonからなんですが、画質悪いなあ。
それはさておき、これを描いたのがあの「修羅の門」「海皇記」でおなじみの川原先生と気付いたのは、初見から数年後のことでした。
ご本人的にはどうなんだろう?黒歴史なんでしょうか?
不思議なことにハートキャッチいずみちゃんをはじめとするエッチまんがが有害コミック騒動の後、軒並み絶版の憂き目にあっても店頭に並び続けていました。人気作家の作品だからっつーことでひとくくりにされちゃったんでしょうか。
先日ブックオフできれいな単行本を見かけたので、巻末を見てみたら17版(うろ覚え、ぐらいだったと思う)とか書かれてあってびっくりしました。
さて、内容ですがヒロイン宮崎ちひろを脱がせて大切な部分を見る見ないのせめぎ合いという構図は基本的にハートキャッチいずみちゃんと同じです。
異なるのは、ちひろに襲いかかるのは主人公の司馬新作ではなく、その他のキャラクターです。新作はちひろを守りながらも結局騒ぎに巻き込まれ、ちひろをはじめとする女性キャラクターが脱がされる現場に遭遇していくという展開が目立ちます。
股間を押さえながら逆さ吊り、パンティ獲ったり獲られたりなど見所は満載。
極めつけは失禁までさせられてます。ここはいずみちゃんを超えてます。
ただ…ちひろが大人しい性格なのに加え、襲いかかるのが集団なので、ちょっとえげつない印象があります。
ハートキャッチいずみちゃんがプチSMモノとするなら、さしずめパラダイス学園はプチ強姦モノでしょうか。
もちろん少年誌ですので本番はありません。あ、いや厳密にはなくはないんですが、まぁその辺は実際読んでみてください。
今回記事を書くのにWikiを参照しましたが、、こいつら中学生だったんかいっ!!
こんな設定もアリだったなんて、おおらかな時代だったんだよなあ。