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ハートキャッチいずみちゃんファンブログ

名作「ハートキャッチいずみちゃん」を中心とした遠山光先生の作品を扱うブログです。

おてやわらかにぴんく!!第24話(終)

また会う日まで!ぴんく

裕也のもとにカナダに赴任中の家族から手紙が来た。
内容は、家族が揃わないと寂しいということで裕也もカナダに留学するよう命じるものだった。
話を聞いた泉谷桜井それに真奈は驚き、しかもその日程があさってと知ってさらに驚く。
出発の荷造りを手伝ってくれることになったが、真奈は裕也に騒ぎの元凶であるぴんくも連れて行くことに強い懸念を示す。
それを聞いたぴんくは大いに怒り、真奈の食事にだけ胡椒を大量に放り込む。
やがて夕食となって一同が食事を口に運ぶが、真奈は顔色一つ変えず黙々と完食してしまう。
不思議に思ったぴんくは後片付けをしながら真奈の皿を拭って舐めてみると、やはり激辛。思わず皿を取り落としたぴんくは割れた破片で指を切ってしまった。
そこにいつも間にか真奈が立っていて「もうすぐいなくなるかと思うと寂しい」と語りかけつつ自前のハンカチで止血してくれ、ぴんくは真奈が酷い味の料理を黙って食べてくれたことを察する。
食事後も皆が手際よく荷物をまとめる中、ぴんくは要領を得ず、他のメンバーに任せきりになる。
徐々に居心地の悪さを感じるぴんくだったが、そこへ裕也が真奈からプレゼントと遊園地のタダ券を見せ、翌日ふたりは遊園地へ赴く。
だがそこでもヒールをダメにしてしまった上、降り出した雨で身動きが取れなくなってしまい、結局裕也に助けられたぴんく。
自己嫌悪に陥ったぴんくは出立の当日空港で姿を消してしまう。
裕也と悪友たちは手分けしてぴんくを探すが見つからない。
真奈も当てもなくぴんくを探していると、前足に真奈のハンカチを巻きつけた子猫を見つけた。
子猫もまた真奈の姿を見て慌てて客室乗務員室に逃げ込む。全てを察した真奈は、その後を追い「姿を見せて」と子猫に呼びかける。
ぴんくもまた、その真奈の言葉に心を打たれ、意を決して真奈の前に現れた。猫から戻ったばかりのぴんくは当然素っ裸。猫が人に化けるという現実に戸惑いながらも真奈はロッカーから衣装を取り出してぴんくに投げつける。
ついにぴんくと合流できないまま機上の人となった裕也。
そこに聞きなれた妙な声が飛び込んでくる。
振り返ると客室乗務員の格好をしたぴんくが裕也の傍らに立っていた。
またわたしを拾ってくれる?
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【レビュー】
最後のサブタイトルすごいな。「また会う日まで!ぴんく」って言葉として成立してない…というか、こじれて変な言葉になっちゃってる気が…まぁいいか。
真奈の潔さが際立った回であり(というより切り替えの早さとも…)ぴんくの数あるエピソードのうち、一番好きでもあります。
それにしても手紙よこして明後日には留学というのも酷い話です。しかもその理由が親が寂しいからって…
全然子どもの都合考えてないだろ。この両親。
はい、ということで「おてやわらかに!ぴんく」も本稿をもってあらすじ紹介終了。
ぴんくのキャラ紹介をしてぴんく絡みは撤収かな。
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おてやわらかにぴんく!!第23話

ぴんくと不思議な子犬

【あらすじ】
裕也たちの住む町にサーカスがやってきた。
裕也にぴんくは強引にねだり、渋々行くことを承諾させる。
直後に大海寺宅にが一匹どこからともなく上がりこみ、犬が苦手なぴんくはパニックに陥る。
裕也はとりあえず貼り紙をして飼い主が現れるのを待つことにしたものの、試験が近いからと犬の世話はぴんくに丸投げ。
ぴんくは最初のうちこそ恐る恐る犬に接していたが、それでもしばらくすると徐々に打ち解け、互角にコミュニケーションがとれるようになってきた。
サーカス見物の当日。裕也は泉谷たちと勉強の約束をしたからとぴんくとの約束を反故にして出かけてしまい、しょげかえるぴんくだったが、その直後に裕也が「試験勉強の日を間違えた」と戻ってきた。
喜び勇んで改めてサーカスに向かうふたりだったが、裕也はサーカスが近づくとまたの日にしようと切り出し、強引に近くのそば屋に連れ込む。
きつねそばの油揚げばかり食べる裕也。それを少し怪訝な面持ちで見守るぴんく。
食後にぴんくは小さな祠に迷い込む。犬の石像を見て怯えるぴんくに「お稲荷さんだ」と裕也は穏やかに語る。
ふと見ると裕也は寒いのか、手を揉んでいる。
そこでぴんくは手袋を差し出すと裕也は大喜び。だがそれはかつて裕也からもらったものだったのでぴんくは再び違和感を覚える。
裕也は「先に帰ってくれ」と言い残しその場を立ち去ってしまったので、ぴんくは仕方なくひとりで自宅に戻る。
そこにいたのは、夕飯作りに勤しむ裕也だった。「今度こそサーカスに連れて行くから」と昼間のことはまったく触れない。
後日ついにサーカスを観賞し終えたふたりがテントを出ると、団員に抱えられた犬がいた。
その犬はあの迷い犬で、前足にあの手袋をはめていた。
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【管理人からひとこと】
獣が人に化けてばっかですね、この作品。ぴんくをはじめ猫のユキ(死んでるけど)とかこのキツネとか。あ~タヌキの桃子も擬人化著しかったなぁ。
作中では別にキツネと断定されたわけじゃないですが。いや、明らかにキツネなんだけど、明確になってないんですよね。ま、冒頭のサーカスのチラシに「ライオン・象・クマ・キツネ」とあるし結局はキツネなんだろうけど。
というか、キツネってサーカス芸を仕込めるかな…あんまり聞いたことないです。
それにしても気の毒なのはぴんく。裕也とニセ裕也に振り回されて、結局一日無為に過ごしてます。
余韻が残る話なので「ぴんく」の中では好きなエピソードではあります。
突然消えた犬(キツネだけど)に心配する場面が全くなかったのが気にはなりますが…

おてやわらかにぴんく!!第22話

ぴんくの温泉旅行

山村の温泉やってきたレギュラーメンバー。
ぴんくも猫モードで同行しているが、当たり前ながら、宿の番頭さんは猫を連れての宿泊を渋り、首輪をつけて逃げ出さないよう要請し、裕也もこれを受け入れる。
男女に分かれて温泉を堪能する一行。紅一点の真奈は、そこで湯に浸かる猫ぴんくを目撃。
真奈はこれを捕まえようと手を伸ばし、しっぽを掴んでしまった。
弾みで湯に沈むぴんくが、人に切り替わって立ち上がった時、そこは男湯で裕也たちの真正面だった。どうやらそこで男女の湯船が繋がっているらしく、変身する間に流れ着いたらしい。
一方の裕也は、ぴんくの登場に大慌て。紆余曲折を経てどうにか他の温泉客からの視線からぴんくを守り、外に連れ出すが、迷い込んだ先は大学サークルの宴会場だった。
そこに新入部員として紛れ込み(しかも成り行きで二人羽織)、食にありつくが、それもあっという間に破綻。
騒ぎが大きくなって結局一行は宿から追い出され、日帰りする羽目になってしまったのだった。
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【管理人からひとこと】
温泉宿を舞台にしたすったもんだは、ノリがハートキャッチいずみちゃんぽいので、結構好きですが、他のレギュラーが宿を追い出された結果を思うとちょっと裕也とぴんくに肩入れできんなぁ…
宿代ケチらなければこんなことにはならなかったってことでしょうに…

おてやわらかにぴんく!!第21話

ぴんくとサンタクロース

サンタクロースの存在を信じて疑わないぴんくは、クリスマスイブ前日(つまり12月23日)公園で小汚い老人を拾って帰ってくる。
二人きりのパーティの準備をしていた裕也は思わぬ部外者の登場に顔を顰めるが、追い出すわけにもいかないと仕方なく一晩の宿を許す。
翌日、もう件の老人はいないだろうと下校した裕也だったが、立ち去るどころか酔っ払って裕也の帰宅を待ちうけていた。
酔漢と化した老人はぴんくと裕也を連れ立ってディスコに繰り出す。ぴんくはこの派手なノリをすっかり気に入り、大はしゃぎ。
裕也は老人とぴんくに振り回され、ようやくひと段落してボックス席に座ると、隣席は、サンタの話題に興じていた。
ひとりの男がサンタの存在を頭から否定し、それで盛り上がっているらしい。
他愛のない会話だったが、老人は何か気に食わないのか、その男にケンカを吹っかけ、店内は大騒ぎに。
結局ボロボロになった老人を背負い、裕也とぴんくは家に連れ帰って介抱した。
介抱疲れでうたた寝する二人の目の前が不意に明るくなる。気づいて目を開けると、あの老人が赤い衣装に身を包み、宙に浮いていた。
外には同じく宙に浮いたソリとそれを引くトナカイが待機している。
老人の正体を悟り、唖然とする二人に老人は「世話になった礼にぴんくを人間にしてやろうか?」と問いかける。
願ったり叶ったりの申し出に思わずぴんくは喉まで声が出かかるが、何か思いなおし「このままでいい」と断った。
その代わりとぴんくは別の願い事を切り出した。
その結果に頭を抱える裕也。
大海寺家にはその願いで贈られた大量の魚が積み上げられてしまったのだった。
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【レビュー】
まぁバレバレというか、わかりやすいお話です。でもぴんくが人間にならなかった理由ってなんでしょうね。人間時、猫時のメリット、デメリットを比較すれば、人間になった方が圧倒的にメリットの方が多いのに。
あ~でも、天然のレベルを超えたぴんくの暴走を、素の人間が繰り広げるならそれはそれで問題か…それじゃただのイタい人ですからね。

おてやわらかにぴんく!!第20話

ぴんくの結婚式

【あらすじ】
杉本真奈のお姉さんの結婚式に招待された裕也、それに泉谷桜井
さらにご馳走が出るということでぴんくも猫状態でこっそり同行している。
真奈と裕也が立ち話をしているところへ、真奈からすれば、義兄となる新郎が血相を変えてやってきた。式の予行演習をしたいのだが、花嫁の車が遅れているらしい。
そこで真奈が花嫁の代理を引き受けた。…そしてなぜか裕也を新郎役に指名した。
強引にその場を仕切る真奈は、新郎役の裕也と口づけの場面までこぎつけ、ついでだから本当にやっておこうと裕也に迫る。
だがそこへ人間モードになって、しかも素っ裸のぴんくが闖入。
すぐにぴんくは逃げ出したが、この騒ぎで式の演習は中断してしまう。
一方、真奈の意図を察したぴんくは、聖歌隊の服を手に入れ、再び再開した予行演習に潜入。だが、あっさり正体は露見し、こんどはどこかの部屋に閉じ込められた。
結局演習はうやむやなまま終了し、会場前で花嫁を待つ裕也と真奈。だがもう式は始まっていると泉谷に告げられ、怪訝な面持ちのまま二階席に向かう二人。
すると確かに式場に花嫁と花婿の後姿がガラス越しに見える。
だがヴェールに包まれたその花嫁が顔を上げると、それはぴんくだった。花婿は緊張のあまり別人と気づいてないらしい。
驚いた裕也はガラスを割って会場に乱入し、出席者に「ダスティン・ホフマンだ」と言い捨てると、ぴんくを連れてそのまま脱走するのだった。
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【レビュー】
しかし、裕也も泉谷も桜井もすごいな、高校生なのにタキシード着てるよ。自前かな?レンタルかな?どっちにしても制服で充分だろうに、可愛げない高校生たちだなぁ…それ以前に友人のさして親しくもないお姉さんの結婚式なんて普通出席するかな?ま、ここはさすがに作中でもツッコまれてますが。
こんなのをはじめとして、今回はどちらかというとぴんくより、人間側のとんちんかんな行動が目立ちますねぇ。
真奈の演習の仕切りもひどい。花嫁、花婿とも別人でどーする。特に花婿は本人いるのに…
それと、すいません。「卒業」観てません。だから裕也の決めゼリフわかんないや。今度観てみよう。
映画未見なんでどこまでが「卒業」のパロディなのか判断できませんが、そのキメのために教会はガラス張りにされ、しかも裕也はそれを叩き割って駆け落ち(っぽい)演出をさせられてるようなんですが…これ、あとからものすごい請求来るぞ。一枚モノのガラスって高いんだから…
あと、ガラス降り注がすようなことしちゃダメ、絶対。シャレにならんけが人が出ます。もはやテロ行為。
ま、しかしアレですな。花嫁が別人だと誰一人気づかないのも異常だと思うんですが…
ところで真奈のお姉さんて結局どんな方だったんでしょ?
あと御大ワールドでは、そこそこ重要な立ち位置で未登場の人物がほったらかしになるのはよくあることなんですが…胸キュンの杉村亜矢はその筆頭格かな。

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