管理人が見た遠山御大
どうもご無沙汰しております。ブログ管理人です。約6年ぶりですね。自分のHNすら忘れかけておりました。
「忙しくてなんやかんや…」と理由をつけて更新を怠っておりました。申し訳ありません。
さて、久々に更新かけておきながらなんですが、いったん公式にこのブログの更新を止めるご案内になります。
いま一度管理人と遠山御大作品について語らせていただき、別れのごあいさつとしたいと思います。
結構毒づく内容になります。ここで引き返す方向けにまずは仮締めさせていただきます。
このブログにお越しいただきありがとうございました。
遠山御大が今年メジャーデビュー40周年だと先日知りました。おめでとうございます。御大はその辺いずみたちのインタビューでは作品名を明言していませんでしたがデビュー作は1982年の「ラジカルC調コネクション」です。
いや、きっかけは「そういえば遠山御大って今おいくつだったのかしら」とWikiで調べてたのがきっかけなんですが。
そういう事実を知るとここ数年ずっとぼんやり描いていた思いが確信になりました。
それは「ああ、おそらくもう遠山御大が日の目を見ることはないだろうな」と。
その前にまずあらためて遠山御大の作品の傾向、作風をまとめてみました。
1.遠山御大作品のスケール感
御大は明らかに「伏線を張り巡らせて回収できる」作家ではありません。「胸キュン刑事」はできもしないのに手を出して失敗したその典型の作品と理解しています。
管理人も当ブログで茶化しつつレビューしましたが、ちゃんとした下調べもなく、ありえないトリックや破綻した論理展開が散見されていました。
別に悪いというわけじゃない。ただ絶対的に向いてないだけです。
当時は1話終わるごとに何ごともなかったように次の話に移行する「ドラえもん」「こち亀」のようなスタイルの作品も少なくなく、また違和感なく読者にも受け入れられてきました。この手法は前回の話をばっさり切り捨てることで過去話との矛盾や破綻が生じるのを回避できるのがメリットで、御大は明らかにこっちの作風向けでした。下手に風呂敷拡げっぱなしになるよりよほどいい。
そしてもうひとつ、これも当ブログでも何度か指摘しましたが、密室劇のほうが適性があります。
人も場所も限り、そこにある限られた条件で話を転がしていく必要に迫られてやむなく…という場面は「いずみちゃん」で多く出てきました。ただ人数を絞ればいいというわけではなく、開放感ある外より屋内のほうが盛り上がっていました。じりじりと虫眼鏡が焦点を絞っていくかの如く「大切な部分」に迫っていくのは見ごたえあります。
2.遠山御大の作品に出てくる御大お気に入りであろうキャラクター
御大は「天然」「自由奔放」といった女性キャラクターを好むとみています。いずみより千春、ぴんくといったネコ型キャラですね。事実自画像や欄外のコメントでしばしばネコについて触れています。
御大の好みはさておき、これは作品において、特に構成上ちょっと困った現象を引き起こします。それは羞恥心が欠けるキャラになりがちということ。スポーンと勢いで脱がれるとあんまりありがたくないんですよね。ちょっとビ●チ感がするし。
「な、なんでこんなこと…」と文句を言いながら女性キャラがなぜか脱ぐ羽目に追いやられる。こうすることで味わいが増すというものですが、これに該当しそうなキャラは主だったものでですが…
ハートキャッチいずみちゃん…いずみ、桂木先生、早瀬先生、ユキ
おてやわらかにぴんく…真奈
胸キュン刑事…該当なし
旅だて!Jr.…該当なし
…とまぁ非常に少ないわけです。単発読切だと「ラジカルC調コネクション」の麻美や「ロマンス1/2」の司も該当するといえます。
3.何かしら特異な設定があるヒロイン
ほとんどの作品に共通することですが作中特殊な能力を持つヒロインがあてがわれます。
原田いずみ…人の心が読める(途中で設定そのものを放棄)
皇くるみ…犯罪の気配を感じると胸キュン(センサーの範囲が広すぎ)
ぴんく…猫が人の女の子に変身
例外はただ度が過ぎる惚れっぽさはあるものの、黒木ひろみくらいでしょうか(あっちは主人公の和樹♂に特殊な設定がなされていましたが)。ただどれも設定がガバガバでその場しのぎ、しかもチートっ気がすごい。人智を超えた特種能力って結局長期連載には向かないんでしょうかね。
同じ能力を持った者同士が登場すれば緊張感も生まれるでしょうが、そういうキャラはほとんど登場せず。唯一胸キュンの赤星のような例外もいますが、これだってさほど効果的とも思えなかったし。
4.視点は基本的に「女」目線
主人公を女性が務めることが多い、そして当然女性目線でのモノローグが中心に入る。いや、でも御大の作風って明らかに女性を「引ん剝く」わけだからこれが足かせになることが結構あるわけですよ。読者も当然男性が多いからなんかモニョるわけですよ。これが結構な頻度で。
微妙な心理の機微とか描いているわけではなく状況説明やピンチ脱出に視点が置かれがちなので「その視点いる?」とかなりがち。
他にもあるんですがとりあえず以上4点をベースにあらためて考察します。
御大が自認する最高傑作は「いずみちゃん」ではない?
御大って結局読者とことごとくボタンを掛け違えてしまった作家だと思います。
まずマイベストを「胸キュン刑事」だと思っておられるフシが見られる。少なくとも「ハートキャッチいずみちゃん」をそうとは思っていないと感じさせます。事実Perfectで「できの悪い子ほどかわいい」とコメントしてるし、裏を返せば作品としてはお気に召してないってことですもんね。」
ところが大部分の読者は「いずみちゃん」が最高傑作だというわけです。威張れたことじゃないですが細々とながらうちだって「いずみちゃん」をメインに扱っているし、他でもいずみちゃんメインのサイトはあるわけです。「胸キュン」は見たことありません。すぐに廃刊になったけどトラウママガジンでの復活が「胸キュン」であり、Michaoでも「胸キュン2」となってるし、需要と供給をすり合わせる気ないなぁとがっかりしたものでした。それ以外にもがっかり要素はありましたがその辺は後述で。
時流の見誤り
もうあからさまでしたが「ハートキャッチいずみちゃん」を切り捨てて「胸キュン刑事」に乗り換えたのが…
同じマガジンでも月刊と週刊じゃ注目度が雲泥の差だったろうし。その誘惑は理解できます。原稿料の差もあったかもしれない。1ページあたりの単価の差はわかりませんが、仮に同額としても月刊でいずみちゃん終盤で36ページ/話、胸キュン3巻あたりで18ページ/話。
週刊を月4回発刊とすれば約2倍です。
結果的に作家としての知名度は向上しましたが、これは御大の筆力に影を落としたと考えています。ポイントは2点。
1点目はみなさん気づくかと思いますがなんだか面持ちの変化がすごい。どういうわけだかもともと丸みのあった顔立ちが妙に直線的に、そして面長(もしくはほっそり)になったんですよね。目の形も微妙に違和感。黒目の部分も陰影のつけ方が変わってくる。体つきは「いずみちゃん時代」とさほど変わらないけれど頭が少し小型化しているので、率直に言っちゃえばあんまりかわいくないんですよね。描線もシンプルになり温かみが弱まった、そしてこれが基本スタイルとして定着しちゃった。これは大きいかと。
2点目は…まぁぶっちゃけちゃえば「胸キュン」は状況証拠から打ち切りだったと思うんですよ。ページ数どんどん減っていってたし。ただでさえ雑なストーリーもいっそう雑に。そこで月刊に返り咲くこともアリだったと思うんですが「有害図書運動」時期が重なったため、「いずみちゃん」の作風では戻れなくなったんじゃないかと推測しています。推測ですが他の少年誌エッチまんが作家と違い、直接批判は免れたような気がします。でも同時に「伝説」にはなり損ねたと思うんですよ。で「いずみちゃん」の色合いを薄めた「旅だて!」が帰ってきたわけですが、まあお色気まんがとしては扱いにくかったでしょうね。あえなく5回で終わっちゃったし。
アシスタントの力量
「ハートキャッチいずみちゃん」を陰で支えていたアシスタントさん。9巻の巻末でやっしーさんなる方が一部ページを担当していますがイイ感じに丸みと温かみを持つ方です。
しかし以降の作風。とくにいったんマガジン系統から離脱してからの作品に時折違和感しかない顔立ちのモブキャラが見られるようになりました。うまく表現できませんが見ればわかります。表情も硬く浮いているうえ、さらに台詞を持ってたりするから悪目立ちしまくりでした。
以上、つらつらと書き連ねましたが「じゃあどうしたらいいのよ」ですが、後進の若手に「『いずみちゃん』」ののれん分け」なんていかがですかねって話です。
原作:遠山光 作画:○○ とか
あ、もちろん「心のなかを…」は抜きで。
ちょっと最後ということで長々と総括させていただきました。失礼な指摘がありましたら先におわび申し上げます。
ただ管理人は「いずみちゃん」ファンをやめるつもりはありません。あの作品に出会ってよかったという思いは変わりません。いや、まぁ前述の「のれん分け」が実現すれば狂喜乱舞ですが、それを期待しつつ「当面は」イチファンとして見守ろうと思います。
何も具体的なことは決めていませんが、またどこかで別の方法で企画するかもしれません。長年こんなしょぼしょぼブログでもお越しいただきありがとうございました。いったんここでお別れとさせていただきます。
「忙しくてなんやかんや…」と理由をつけて更新を怠っておりました。申し訳ありません。
さて、久々に更新かけておきながらなんですが、いったん公式にこのブログの更新を止めるご案内になります。
いま一度管理人と遠山御大作品について語らせていただき、別れのごあいさつとしたいと思います。
結構毒づく内容になります。ここで引き返す方向けにまずは仮締めさせていただきます。
このブログにお越しいただきありがとうございました。
遠山御大が今年メジャーデビュー40周年だと先日知りました。おめでとうございます。御大はその辺いずみたちのインタビューでは作品名を明言していませんでしたがデビュー作は1982年の「ラジカルC調コネクション」です。
いや、きっかけは「そういえば遠山御大って今おいくつだったのかしら」とWikiで調べてたのがきっかけなんですが。
そういう事実を知るとここ数年ずっとぼんやり描いていた思いが確信になりました。
それは「ああ、おそらくもう遠山御大が日の目を見ることはないだろうな」と。
その前にまずあらためて遠山御大の作品の傾向、作風をまとめてみました。
1.遠山御大作品のスケール感
御大は明らかに「伏線を張り巡らせて回収できる」作家ではありません。「胸キュン刑事」はできもしないのに手を出して失敗したその典型の作品と理解しています。
管理人も当ブログで茶化しつつレビューしましたが、ちゃんとした下調べもなく、ありえないトリックや破綻した論理展開が散見されていました。
別に悪いというわけじゃない。ただ絶対的に向いてないだけです。
当時は1話終わるごとに何ごともなかったように次の話に移行する「ドラえもん」「こち亀」のようなスタイルの作品も少なくなく、また違和感なく読者にも受け入れられてきました。この手法は前回の話をばっさり切り捨てることで過去話との矛盾や破綻が生じるのを回避できるのがメリットで、御大は明らかにこっちの作風向けでした。下手に風呂敷拡げっぱなしになるよりよほどいい。
そしてもうひとつ、これも当ブログでも何度か指摘しましたが、密室劇のほうが適性があります。
人も場所も限り、そこにある限られた条件で話を転がしていく必要に迫られてやむなく…という場面は「いずみちゃん」で多く出てきました。ただ人数を絞ればいいというわけではなく、開放感ある外より屋内のほうが盛り上がっていました。じりじりと虫眼鏡が焦点を絞っていくかの如く「大切な部分」に迫っていくのは見ごたえあります。
2.遠山御大の作品に出てくる御大お気に入りであろうキャラクター
御大は「天然」「自由奔放」といった女性キャラクターを好むとみています。いずみより千春、ぴんくといったネコ型キャラですね。事実自画像や欄外のコメントでしばしばネコについて触れています。
御大の好みはさておき、これは作品において、特に構成上ちょっと困った現象を引き起こします。それは羞恥心が欠けるキャラになりがちということ。スポーンと勢いで脱がれるとあんまりありがたくないんですよね。ちょっとビ●チ感がするし。
「な、なんでこんなこと…」と文句を言いながら女性キャラがなぜか脱ぐ羽目に追いやられる。こうすることで味わいが増すというものですが、これに該当しそうなキャラは主だったものでですが…
ハートキャッチいずみちゃん…いずみ、桂木先生、早瀬先生、ユキ
おてやわらかにぴんく…真奈
胸キュン刑事…該当なし
旅だて!Jr.…該当なし
…とまぁ非常に少ないわけです。単発読切だと「ラジカルC調コネクション」の麻美や「ロマンス1/2」の司も該当するといえます。
3.何かしら特異な設定があるヒロイン
ほとんどの作品に共通することですが作中特殊な能力を持つヒロインがあてがわれます。
原田いずみ…人の心が読める(途中で設定そのものを放棄)
皇くるみ…犯罪の気配を感じると胸キュン(センサーの範囲が広すぎ)
ぴんく…猫が人の女の子に変身
例外はただ度が過ぎる惚れっぽさはあるものの、黒木ひろみくらいでしょうか(あっちは主人公の和樹♂に特殊な設定がなされていましたが)。ただどれも設定がガバガバでその場しのぎ、しかもチートっ気がすごい。人智を超えた特種能力って結局長期連載には向かないんでしょうかね。
同じ能力を持った者同士が登場すれば緊張感も生まれるでしょうが、そういうキャラはほとんど登場せず。唯一胸キュンの赤星のような例外もいますが、これだってさほど効果的とも思えなかったし。
4.視点は基本的に「女」目線
主人公を女性が務めることが多い、そして当然女性目線でのモノローグが中心に入る。いや、でも御大の作風って明らかに女性を「引ん剝く」わけだからこれが足かせになることが結構あるわけですよ。読者も当然男性が多いからなんかモニョるわけですよ。これが結構な頻度で。
微妙な心理の機微とか描いているわけではなく状況説明やピンチ脱出に視点が置かれがちなので「その視点いる?」とかなりがち。
他にもあるんですがとりあえず以上4点をベースにあらためて考察します。
御大が自認する最高傑作は「いずみちゃん」ではない?
御大って結局読者とことごとくボタンを掛け違えてしまった作家だと思います。
まずマイベストを「胸キュン刑事」だと思っておられるフシが見られる。少なくとも「ハートキャッチいずみちゃん」をそうとは思っていないと感じさせます。事実Perfectで「できの悪い子ほどかわいい」とコメントしてるし、裏を返せば作品としてはお気に召してないってことですもんね。」
ところが大部分の読者は「いずみちゃん」が最高傑作だというわけです。威張れたことじゃないですが細々とながらうちだって「いずみちゃん」をメインに扱っているし、他でもいずみちゃんメインのサイトはあるわけです。「胸キュン」は見たことありません。すぐに廃刊になったけどトラウママガジンでの復活が「胸キュン」であり、Michaoでも「胸キュン2」となってるし、需要と供給をすり合わせる気ないなぁとがっかりしたものでした。それ以外にもがっかり要素はありましたがその辺は後述で。
時流の見誤り
もうあからさまでしたが「ハートキャッチいずみちゃん」を切り捨てて「胸キュン刑事」に乗り換えたのが…
同じマガジンでも月刊と週刊じゃ注目度が雲泥の差だったろうし。その誘惑は理解できます。原稿料の差もあったかもしれない。1ページあたりの単価の差はわかりませんが、仮に同額としても月刊でいずみちゃん終盤で36ページ/話、胸キュン3巻あたりで18ページ/話。
週刊を月4回発刊とすれば約2倍です。
結果的に作家としての知名度は向上しましたが、これは御大の筆力に影を落としたと考えています。ポイントは2点。
1点目はみなさん気づくかと思いますがなんだか面持ちの変化がすごい。どういうわけだかもともと丸みのあった顔立ちが妙に直線的に、そして面長(もしくはほっそり)になったんですよね。目の形も微妙に違和感。黒目の部分も陰影のつけ方が変わってくる。体つきは「いずみちゃん時代」とさほど変わらないけれど頭が少し小型化しているので、率直に言っちゃえばあんまりかわいくないんですよね。描線もシンプルになり温かみが弱まった、そしてこれが基本スタイルとして定着しちゃった。これは大きいかと。
2点目は…まぁぶっちゃけちゃえば「胸キュン」は状況証拠から打ち切りだったと思うんですよ。ページ数どんどん減っていってたし。ただでさえ雑なストーリーもいっそう雑に。そこで月刊に返り咲くこともアリだったと思うんですが「有害図書運動」時期が重なったため、「いずみちゃん」の作風では戻れなくなったんじゃないかと推測しています。推測ですが他の少年誌エッチまんが作家と違い、直接批判は免れたような気がします。でも同時に「伝説」にはなり損ねたと思うんですよ。で「いずみちゃん」の色合いを薄めた「旅だて!」が帰ってきたわけですが、まあお色気まんがとしては扱いにくかったでしょうね。あえなく5回で終わっちゃったし。
アシスタントの力量
「ハートキャッチいずみちゃん」を陰で支えていたアシスタントさん。9巻の巻末でやっしーさんなる方が一部ページを担当していますがイイ感じに丸みと温かみを持つ方です。
しかし以降の作風。とくにいったんマガジン系統から離脱してからの作品に時折違和感しかない顔立ちのモブキャラが見られるようになりました。うまく表現できませんが見ればわかります。表情も硬く浮いているうえ、さらに台詞を持ってたりするから悪目立ちしまくりでした。
以上、つらつらと書き連ねましたが「じゃあどうしたらいいのよ」ですが、後進の若手に「『いずみちゃん』」ののれん分け」なんていかがですかねって話です。
原作:遠山光 作画:○○ とか
あ、もちろん「心のなかを…」は抜きで。
ちょっと最後ということで長々と総括させていただきました。失礼な指摘がありましたら先におわび申し上げます。
ただ管理人は「いずみちゃん」ファンをやめるつもりはありません。あの作品に出会ってよかったという思いは変わりません。いや、まぁ前述の「のれん分け」が実現すれば狂喜乱舞ですが、それを期待しつつ「当面は」イチファンとして見守ろうと思います。
何も具体的なことは決めていませんが、またどこかで別の方法で企画するかもしれません。長年こんなしょぼしょぼブログでもお越しいただきありがとうございました。いったんここでお別れとさせていただきます。
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黒猫マスクの情け無用!!【第37回】

黒猫マスクの情け無用!!司会の桂木慶子でーす!!

桂木先生初っ端から嘘はいけませんよ。真・司会の黒猫マスクです。

さーて今回は、所謂エポックメイキング的なエピソード…「激動ジャングルぶろ!!」です!!この桂木慶子が初登場ですよ~!!

いやまあ確かにそうですけど…って勝手に進めないでくださいよ!!

桂木先生!!ひどいじゃないですか!!いきなり襲撃して控室に括りつけるなんて…

ちっ…もう抜けてきたか、いいじゃない原作でも本当に括りつけられてるんだから…

(原作より)

ああん、自己紹介もしないうちにものすごく恥ずかしいカットを晒されたぁ!!

そういえば紹介してなかったわね、あれは丁稚の原田いずみです。

丁稚って!!

うるさいから、もう少しこうしておきましょう。

(原作より)

きゃあ、また…お、同じカットを晒すなんて反則よぉ!!

な、何か疲れる…まぁ作品を振り返るにエポックメイキングという立ち位置なのは確かですね。

でしょ?第一わたしが初登場のエピソードですから!!

いやまぁ桂木先生初登場ってのが大きいのも確かですけど、それ以上に大きいのはいずみちゃんが超能力を完全に封じたエピソードってところなんです。

厳密にはそのひとつ前です。でもわたしがほぼ全編寝入っていたので意識がある状態で心を読む力を使わなくなったのはこれが初めてです。

あ…いつの間に抜け出してんのよ!!わたしの存在感がどんどん薄くなっちゃうじゃない…

ああ、もうその寸劇はいいですから、桂木先生。とにかく、3点の基本スタイルがようやく揃ったということになります。

3点?

ひとつは、この超能力封印。これでお話がスムーズに進めやすくなりました。

でもそれって、主人公のアイデンティティというか…このまんがの世界観を丸ごと否定するってことよね。というかタイトルである「ハートキャッチいずみちゃん」すら成立しなくあるんだけど!?

じゃあ要りますか?あの設定…

…要らないわね。

先生…ひ、ひどい…

幸いだったのは、タイトルがちょっと色っぽい風味を含んでることと、超能力を直に連想させないってものだったってところかな。

まぁそうね「エスパー少女いずみちゃん」とかだったりしたらこうはいかなかったかもね。

(桂木先生のネーミングセンスもたいがいひどいな…)で、ふたつめはおっぱい解禁。まぁこれは少し前で解禁されてます。

今回の舞台がお風呂ということもあるけどは結構遠慮なく晒されてるわよね。

(原作より)

わたし的にはそれ、女として喜んでいいんだかって話なんですけどぉ!?

そして最後は、舞台設定。

舞台設定?

さらにもう少し細かく分類すると「場面転換」、「密室性」と「フォーカス」かな。

何かややこしそう…

いやいや先生、そんなめんどくさいもんじゃないですよ。そもそもそんな高尚なまんがじゃないんだから。

さらっと毒づかれてる!!

まず「場面転換」は冒頭を除いて大体2回。絶対的じゃないですけど。

今回で言うと?

実は今回は見解が分かれるかもしれないんですが、強いて言うなら「前半は学園長とのやりとりまで、後半はいずみちゃん一人に集中したところから」かな。「いずみちゃん、千春ちゃん、桂木先生かわるがわる⇒いずみちゃん」ってな区分。

他にもあるの?

「学園長の登場する前か後か」かな。別の言い方をすれば「温泉に入る前か後か」とか。まぁ見方は色々。あくまでも大体です。意味合いとしてはこれでターゲットを変更したり、攻める箇所を変えたり。

そうか、体の部位を巡る攻防も「場面転換」にあたるのね。

その辺は一部「フォーカス」にもつながります…で、「密室性」これは作品との相性の問題だと思うんだけど、結局は女体をいかに菊丸くんが篭絡していくかって筋書きだからあんまりだだっ広い世界観は合わない。

そりゃそうね。じゃあ「ドッキリ写生会」は、ミスマッチなのね。

まぁそうなるかもしれませんね。後は密室空間ゆえの淫靡な感じとか。

おいおい…

いや、案外まじめにその辺は重要なんですって…実は…

長くなりそうだから「フォーカス」お願いします。

あ~はいはい。「フォーカス」は動きの単位が狭まるとでもいうのかな…

動きの単位?

「m⇒cm⇒mm」みたいなもんですよ。例えばだけどまずはターゲットが抵抗できないようにしちゃう。

次に散々弄び…

最後に大切な部分を巡る攻防に…どっちにしろ少年誌じゃ「見せちゃう」はご法度なんだからそこはギリギリの表現にならざるを得ないんですよね。

ああ…そうか、いわゆる「寸止め」ね…あれ、いずみちゃん退屈したのか寝ちゃってるわよ。

ZZZ…

ああ、ちょうどいい。いずみちゃんで実演してみましょう。

じ、実演?

まずいずみちゃんのおっぱいを攻め…

んぁ…

ここでは割愛しますが、ほどほどにおっぱいで遊びつくしたら、続いて下に移ります。

これは女体視点の「場面転換」ね。

そういうこと、さすが先生。そしてスカートを捲り上げる!!ここからいずみちゃんが目覚めないようパンティ脱がせていくんですが…

なるほどこの辺のジリジリと進む場面が「フォーカス」なわけね…あ、あのでも黒猫さん…

なんですか?

いずみちゃんが目覚める気配全然ないから、パンティそのままだと…

え?
(スッポォ~ン!!)

(イメージ)

…あっさり脱げそうだって言おうとしたんだけど…遅かったか…あ~あ…丸晒し…

あら、しまった。しまったついでに全然作品紹介してませんでしたね。いやぁいずみちゃんには申し訳ないことしちゃったなぁ~陳謝、陳謝。

全然謝罪の感情が伝わってこないわねぇ~じゃあ次回から再開しましょう。

く~

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。今回は黒猫さんの口を借りて、比較的まじめに解析を行いました。まぁこのブログではちょいちょい指摘していることの再掲なんですけどね。記事作りながら思い至ったのは「フォーカス」。このじりじり感、結構大事だと思う。そんなこんな書いてたら記事が終わっちゃいました。

原田いずみ
現役女子高生17歳。いきなり吊るされてご登場。原作で作風確定の後、いきなりインパクトありすぎな扱いを受ける。おいしいんだか、ぞんざいなんだかよくわからない扱いを受けるヒロイン(褒め言葉)。多少のブレはあったものの、基本的にいずみにのみターゲットが絞られているのでお話としての完成度も高いと思われる。

桂木慶子
真冬に赴任してきた謎の女教師。記念すべき初登場回なのに、初っ端から保身に走りまくる結構黒い、というか姑息な一面を垣間見せ、それはそれで管理人的にはお気に入り。
公式データ
第29話 激動ジャングルぶろ!!
単行本収録
講談社版 第4巻第7話
フランス書院版 第2集(タッチダウン)第1話
英知出版版 第1集(ハート編)第29話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!【第36回】

黒猫マスクでーす。

アシスタントの原田いずみでーす。「黒猫マスクの情け無用!!」でーす。

さて、今回は「シェイプアップは3人1組で!!」です。

テンション高めですね。黒猫さん。

まぁ前半のお話にしては、そこそこ食いでがあるというか、面白い話かな?個人的には似たようなシチュエーションの「バストは大きい方がいい」より格上。

え…あっちは胸が解禁になってるのに?

見せりゃいいってもんでもないからね。あらすじとしては本シリーズでよくあるスポーツジム・ダイエット教室にでかけてのドタバタだね。

よくあるってのも結構すごい話ですよね。でも同じくらいの頻度でしょっちゅう温泉に行ってるけど、それよりは自然なんじゃないかな?でもジム代って結構高いはずだから、まぁ不自然っちゃ不自然か。

このエピでおもしろいのは、「いずみちゃんが身動きを封じられて菊丸くんに好き勝手されるところ」だね。

ああ、サウナスーツに身を包んだとき、菊丸くんが中にいてイタズラした場面ですね。

もちろん、いずみちゃんが動作の自由を奪われてやられたい放題になるのも見どころだけど…

嫌な見どころだなぁ…あれ、その口ぶりじゃ他にも見どころあるんですか?

うん、もともと最初にサウナスーツをまとっていたのは千春ちゃんなんだよね。

そうですね。

そのスーツの中に菊丸くんが潜んでいて、懲らしめるために千春ちゃんといずみちゃんが交代…

それがどうしたんです?

つまりね、いずみちゃんってわざわざ菊丸くんが潜んでいると知りながら、サウナスーツを自らまとったんだよ。スーツから引きずり出せば済んだ話なのに…

…あ!!

この一見「いずみちゃんってキレ者みたいに見えて、実は結構まぬけんぼう」ってのはいずみちゃんらしくて実にいいんだよなぁ…

ほ、ほめてんですか、それ!?

もちろん、さて、ここからはアシスタント交代と参りましょう。

はーい、中野千春でーす!!

え…千春ぅ!?

いずみは原作再現の役目があるから…はい、これ着て。サウナスーツ💛

う…で、でも…

いずみこの前言ってたじゃない。またお腹周りにおにくがつき始めたって…」

こ、こらオンエア中にそんなこといわないでよ!!わ、わかったわよぉ!!
(ごそごそ…)

こ、これでいいの?…んん!?

どうしたの?

な、何か生温かい吐息が…

ああ、それ、中に黒猫さんが入ってるのよ。

え…ええっ!?

やぁいずみちゃん、聞こえる?

い、いつの間に…

原作でも菊丸くんが待機してたよね。

(原作より)

そ、そうですけど…

これってさぁ…読者や菊丸くん的には大きなメリット、いずみちゃんにはとんでもないリスクが潜んでるんだよね。

というと?

ほれっ
(ぼよよ~ん!!)

(イメージ)

きゃ、きゃああ!!な、なにしたんですかぁ!?

ね、いずみちゃんはサウナスーツで起きてる事態に気づけないんだよ。しかも頭部と手首以外の全身がスーツに包まれてるから、スーツが邪魔で反撃も防御もできない。

あ…そ、そんなぁ!!

これって後期ならけっこうエグい展開ができるってことですね。

千春ちゃんするどい!!こういうマニアックな展開も可能になるんだよ。
(ぞくっ!!)

く、黒猫さん…な、なにやってるんです!?

でへへ…

あっああっ!!そんな…く、黒猫さん…そ、そこさわっちゃだめぇ!!

いずみに黒猫さんが何か仕掛けてるようですが…こっちからはさーっぱりわかりませんねぇ…

ね、面白いでしょ、いずみちゃんのセリフと表情だけで判断させる…

お、面白がってないでなんとかしてよぉ千春ぅ!!

黒猫さんを振り払いなさいよ。

できたら苦労しないわよ!!文字どおり手も足もでないのよぉ!!

う~ん…じゃああっちに再現用のトランポリン用意してあるから、それで黒猫さんを揺さぶってみたら?

う、そ、そうね…それっ
(ぼよよ~ん!!)

ぐふふ…これも想定内。何度か跳ねてシェイクするうちに…
(ずぼぉ!!)

(原作より)

きゃあ!?

きたあ!!原作どおりの展開!!いずみちゃん、状況がわからない千春ちゃんに報告するんだ!!

ど、どうしたのいずみ?

み、水着のパンティに黒猫さんの頭が突っ込まれたぁ!!し、しかも…

しかも?

…

どうしたのよ、スーツの中のことはわからないんだからちゃんと実況してよぉ~

か、顔が…

顔が?

黒猫さんの顔が…わ、わたしの方を向いてるのぉ!!

え…ええっ!?黒猫さんっていずみのパンツに頭突っ込んでるんでしょ?それがいずみ向いてるってことは…

ぐふふ~いずみちゃんの大切な部分と密着状態でぇす!!

あっ…だめぇ!!黒猫さん…こ、声でしびれちゃ~う!!

(イメージ)

ぐへへへ…水着の中はまたいずみちゃんの体臭で蒸れかえっておりますぞ💛

こ、こらぁ黒猫さん!!へ、変なこと言わないでくださいよぉ!!

よーしここはプロレスラーらしく…千春ちゃん実況頼むよ!!

え…あ、はい!!く、黒猫マスク、いずみを抱えたままトランポリンのバネを活かして大きく跳躍したぁ!!

あ…

空中で体勢を整える黒猫マスク、こ、これは…

フィニーッシュ!!

(イメージ)

うぷぷぅっ!!

き、決まったぁ!!黒猫マスクのパイルドライバー!!トランポリン上に落下したので身体的ダメージはほとんどないようですが…はたしていずみ選手は…

も、もうだめぇ…ゆ、ゆるしてぇ!!

いずみは完全ギブアップの模様!!いったいスーツの中で何が起きてるんでしょうか?姿は見えませんが、黒猫さん、大丈夫ですか!?

ふぁ、ふぁいじょうぶへす!!

だ、だから黒猫さん密着させてしゃべらないでってばぁ!!あ~ん!!

ぷはぁ…ああ、ごめんごめん…

そ、それから凶器で突くのやめてくださぁい!!

凶器?

む、胸の間に警棒みたいなの当てられてるのぉ!!

黒猫さん凶器攻撃は反則ですよ!!

あははごめんごめん…じゃあスーツから出ましょうかね…千春ちゃんファスナー開けてくれる?

あ…はあい…

!!ちょ、ちょっと待って!!今開けないでぇ!!

何で?いずみだって苦しいでしょ?今出してあげるね。
(ジーッ)

い…今ファスナー開けられたらぁ!!

あ…ご、ごめん忘れてた…

(イメージ)

わぁ~ん!!また大切な部分…晒されちゃったぁ!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。股間には凶器を常備。ウットリしちゃう代物らしい。それはさておき、前半の腹筋背筋強化器具でいずみを弄ぶと、自然と三角木馬的展開にしかなら、意外と膨らまないので今回は切り捨てました。オチくらいなら使えたかもしれないけど。

原田いずみ
現役女子高生17歳。「おしおきするつもりが逆手に取られてイタズラされる」シチュエーションとしては屈指の本作。後期でもそのまんま使えそうなネタでした。このころから徐々にMッ気が見受けられるようなそうでないような…

中野千春
天然系S。悪意・害意なき追い込み方は天下一品。それもいずみにしか発動しないので、そういう意味ではこの二人の相性は抜群といえる。だがそういう創作ストーリーを考え出すと意外とまとまらない。最終的な着地点はあってもそこに持っていくまでが大変だからなのかもしれない。あとどうでもいいが、今回アイコンに使わせていただいたこのカット。髪長すぎる気がするなぁ…
公式データ
第20話 シェイプアップは3人1組で!!
単行本収録
講談社版 第3巻第5話
フランス書院版 第5集(センセーション)第2話
英知出版版 第1集(ハート編)第20話
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黒猫マスクの情け無用!!第35回【後編】

黒猫マスクの情け無用!!こんばんわ、「女子身体測定潜入」ゲストの水田ユキでーす!!

アシスタントの原田いずみです…ていうか…メインの黒猫さんは?

今日はお休みですって。

ええ!?わたしとユキちゃんでオンエアやりくりしろっていうこと!?

いえ、スペシャルゲスト、保険医の先生がお見えになってます。

保険医?

今日はいずみ先輩の健康診断ですよ。前回そこで締めたじゃないですか。前回「レントゲン撮影するなんてあれじゃ身体測定じゃなくて健康診断だ」ってツッコむから、望みどおりに今回は健康診断にしたんですよ。

そ、そりゃわかるんだけど…というか、わたしも保険医の先生なんて知らないんだけど…

どうもこんにちわ。

こ、こんにちわ…ユキちゃんちょっと…

なんですか?

何よ、あの人!!あからさまに怪しいじゃない!!

うう~ん…でも同じお医者さんやってる、おじいちゃんの紹介状持ってらっしゃたんですよね…ほら。

ちょ、ちょっと見せて…「ユキへ…この人はわしの友達じゃから大丈夫じゃよ。おじいちゃんより」…な、なんか余計に胡散臭い~!!

え~おじいちゃんからの紹介状疑うんですかぁ?

そ、そういう意味じゃないんだけど…というか紹介状そのものが偽物なんじゃあ…

さぁさぁそこのお嬢さん、原田いずみさん…うん、いずみちゃんね。何をブツブツ言ってるんです?さっそく健康診断にかかりますよ。ここに座って服をたくし上げて。

う…わ、わかりましたよ。受診します。こ、こうですか?

(イメージ)

では失礼して…うう~む…

な、なんです!?

これは直に触診の必要がありますな。ちょっと診察しづらいので肌着を外してもらえますかな?

え、は、肌着って…ブ、ブラですかぁ!?

ほれほれ、早くしないと診察が終わらないよ。そうか、服をたくし上げてるから手が足りないんだね。じゃあ手伝ってあげよう!!

(イメージ)

きゃ、きゃああ!!

触診触診…うう~ん…おっぱいは何の問題もないようだね。

も、揉む必要あるんですかぁ!?

触診だよ。あ、ちょっと先端にしこりがあるかな?

(イメージ)

そ、それしこりじゃなくて…も、揉まれて乳首がぼ…

よーし、じゃあその原因を調べてみよう!!いずみちゃん、そのままイスを回転させて後ろを向いて。

は、はい…

(とんとんとん…)ふむ、背中は問題ないようだ…

そ、そうですか…

いずみちゃん…

なんですか?

それっ!!
(どんがら、がっしゃーん!!)

(イメージ)

いたた…な、何するんですかぁ!?

キミはおしりを診せなさい!!

(イメージ)

きゃああ!!やだ~あ!!み、見えてるぅ!!

(イメージ)

ぐふふ…必死で女の子の大切な部分を隠すのがいじましいねぇ…だがこれは治療に必要なんだよ。

ち、治療!?わたし、どこか悪いんですか!?

おしりには健康のすべてが集約される…ううーむ…

…

いずみさん、キミのおしりは色、形、ハリとも見事な出来栄えだね…

だ、だったら問題ないでしょ!?もう…おろしてぇ!!

しかし、同時に弱みも現れておる…

よ、弱みぃ?

ご学友に比べ、おしりが少し小さいのがコンプレックスじゃないかな?

(ドキッ!!)な、なんでわかるんです!?

わたしが30年かけて開発したおしり相を診れば一目瞭然なのだ!!今ならわたしの治療でおしりがより魅力的になり、パーフェクト・レデーになれるよ~!!

…ど、どんな治療なんです?

ツボを刺激することでおしりの筋肉と血流を活性化するんだよ。

い…痛みとかは…

ないない!!むしろクセになるほど心地よいと評判だよ。

そ、それで健康になるなら…

よし、ではこのままの姿勢で続けるぞ!!

え…このままって…お、おしりを先生に向けて突き上げたままなのぉ!?

これが一番治療しやすいんじゃ。ユキちゃんいずみちゃんに枕を!!いずみちゃんは両太ももをぼくの膝に乗せて…そうそう、もっとこう…ぐいっと寄せて!!

は、はい…

おほほ~目の前にいずみちゃんの…バックリ開いた…

ああん!!は、恥ずかし~い!!

で、先生。治療って何するんですか?

うん、最初はおしりの割れ目にそって徹底的にマッサージを施します。

わ、割れ目に沿ってですか…

おしりの肉を両手でつかんでグッグッと左右に押し広げながら、割れ目に近い親指で指圧するんだ。

あ…ああっ…

あ、いずみ先輩、ちょっとウットリしはじめましたね。

やぁん…お、おしり鷲掴みにされたら…お、おしりの…見えちゃ…う…

おやおや、おしりを引き締めて抵抗し始めましたよ。

こういうと時はね、ユキちゃん…いったん力を緩めて…

(ホッ…)

隙をついて押し広げなおすんだ!!

や、やぁ~ん!!

わ💛いずみ先輩…こっちもきれいなピンク色ですねぇ…キュッとした窄み具合がお花みたいでかわい~💛

あ…あ…み、見ないでぇ…そ、そっちの方が…なんだかもっと…は、恥ずかしいっ!!

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!

これは…ビー玉!?

(原作より)

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!これをおしりの間に挟んで転がし、ツボを刺激するんだ!!ただ転がすんじゃないよ?ビー玉を通じて指圧しながらやるんだ。
(ぐぐぐぐ…)

あっああん!!

すごぉい、いずみ先輩全身から汗を噴き出してますね。

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!これぞデトックス!!体に蓄積された悪い老廃物をこうやって排出させるんだ!!

ちょっ!!先生そこは…

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!ここの上もちゃんと転がすよ。一番効果があるからね…

ああっや、やぁ~ん!!ち、力入れすぎないでぇ!!め、めり込んじゃう!!

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!大丈夫、大丈夫…上を転がして通過させるだけだから…

あっあっ…

わぁ…前を隠してる指の間から汗がどっぷり…

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!よーし、いずみちゃん。よく耐えたね…

はぁっはぁっ…お、終わりましたか?

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!うん、第一陣はね。

だ、第一陣!?

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!お次はこっち!!
(どど~ん!!)

(原作より)

ちょっ…それ、さっきより大きい…

いずみちゃん恥ずかしがっちゃいけない!!治療はこれから!!さ、ユキちゃん、今度は広げた溝をこれでマッサージするよ!!より強く広くツボを刺激します!!さ、始めるよ!!

あぅ…

どうかな?いずみちゃん。

た、確かに心地いいんですけどぉ…その…(びくっ!!)そ、その上通られるのが…ちょっと…あん…

あ、こら…あんまり力抜くと…
(ぐに)

わ、先生!!広がったはずみで…

ぬ…こ、こりゃいかん!!

え…な、なに!!な、何かめり込んできてるぅ!!

く…球体だから指でうまく…つまめない!!

はあぁぁぁ!!す、すごい…このデトックスぅ!!

い、いずみちゃんが汗だくになるから余計…

ちょっ先生!!半分以上めり込んじゃいましたよ!!

まずい、まずいぞぉ!!ドーム球場みたいになってるう!!

あっああっ!!もぅ…だめぇ!!はっはいちゃ…

(イメージ)

あ…

あ…

う💛

あらら、いずみ先輩、失神しちゃいましたよ。
―30分後ー

う…うう~ん…

あ、目覚めた。

わ、わたしいったい…?

はっはっいずみさん、お疲れ様でした。検診終了!!異常はなかったよ。

ホ、ホントですか?よかったぁ!!

体の悪い部分も全部流し出したから…

あ、ホントだ…何か軽くなった気がします!!すごーい!!

…い、いずみ先輩ホントに大丈夫なんですか?その…おしりの具合とか…

うん、平気。ユキちゃんも受診してみたら?

わ、わたしは遠慮しときます…

よし、じゃあ今日はここまでにしませぅ。おかえりいただいて結構ですよ。

はい、ありがとうございましたぁ!!

…先生、あれどうやって取り出すんです?

え?

あのビー玉ですよ!!

ああ…あれビー玉じゃないよ。固めに作ったゼラチン。

えっ!?

だから取り出さなくても体に害はないよ。ユキちゃんも試してみる?

い、いえ結構です!!…あ、でもぉ…それいくつかいただけます?

なんで?

いずみ先輩のデトックスお手伝いをして差し上げるんです!!保健室で二人きりで…うふふ…

うわぁ…こっちはこっちで病んでるなぁ…

保険医
いずみたちが通う学校の保険医…らしい。謎の医学を駆使して怪しげな健康診断をいずみに行った張本人。
実はこの場面にはモデルがあり、「おじゃまユーレイくん」の健康診断ネタをそのまま拝借しちゃったものだったりする。
英知出版から復刻されたものを読んでみたがあのインパクトはけっこうえぐかった。
黒猫マスクとかいう正体不明の覆面女子プロレスラーは、今回お休みです。

原田いずみ
現役女子高校生2年生の17歳。本文で触れそこなったが、この回はいずみたちが進級し、高校二年生となったことで学年が確定し、以下加齢せずぐるぐるまんがとなるわけで、意外と重要な回でもあったりする…彼女たちは永遠の17歳となったのでした。めでたしめでたし。

水田ユキ
現役女子高生1年生、16歳。勝手に将来の夢は祖父の家業を継いで医者という設定を付加しました。いずみは看護婦(看護師)に憧れているという公式発言があるが、そうなると年下の上司、年上の部下という捻じれた就職環境というのもありうるかもしれない。しかもユキはS、いずみはどMなので相性よさそう…
なぜかフランス書院版では未収録。ちっ。
公式データ
第32話 女子身体測定潜入
単行本収録
講談社版 第5巻第3話
フランス書院版 未収録
英知出版版 第2集(キャッチ編)第1話
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黒猫マスクの情け無用!!第35回

黒猫マスクの情け無用!!こんばんわ、黒猫マスクです!!

アシスタントの原田いずみです。あれ、黒猫さん…ここのところ続いたローテンションから一気に回復しましたね。

いやぁまったく…あまりに久々過ぎて、リミックスの構成方法マジで忘れかけてたので、過去ログ読み返してきました。

あ、ということは今回は出色のお話ってことですね?

まぁそうだねぇ…いずみちゃん心読まなくなってるしねぇ…

つまり、中期以降のお話ってことですね?確かにあの超能力がなくなったおかげで、憑き物が取れたかのように身軽になりましたからね。

こらこら…さらっとエグいことを…今回は「女子身体測定潜入」です!!

え…ということはゲストは…

こんばんわ!!水田ユキ(女子高生Ver)でーす!!

や、やっぱり…こ、こんばんわ…(わざわざカッコ書きで女子高生強調しなくても…)

お久しぶり、ユキちゃん。打ち合わせどおり、今日はよろしくね。

はーい!!

(打ち合わせしてたんだ?)…で、では作品を振り返りましょうか。

ユキちゃんが入学し、新入生の身体測定が行われることとなりました。当然これは見逃せないと菊丸くんはレントゲン車に乗り込みます。

そこでレントゲンカメラを壊してしまった菊丸先輩は、あろうことかそのカメラの中身を機器の外カバーから引き抜いて、自分が中に入っちゃいます。

というわけで、いずみちゃんさっそくはじめようか。

何をです?

身体測定だよ。

え…わ、わたしがやるんですか!?

当たり前じゃん、リミックス再現なんだから、ユキちゃんじゃなくていずみちゃんが参加したらって検証してこそリミックス。まずは原作にはない、身長・体重等々の基本的な計測をやろうか。

た、確かに基本中の基本の項目ですけど…

いずみちゃん、これも健康のため!!

う…そのセリフを使うところに悪意を感じるなぁ…わ、わかりました…

じゃあユキちゃんよろしくね。

はーい。

ん?ユキちゃんが何するんですか?

わたし、計測担当なんです。さっき言ってたオンエア前の打ち合わせって、このことなんですよ。

え…こ、後輩に色々計測データ取られちゃうの?なんかやだなぁ…

大丈夫です、保健委員ですし、医者の孫ですから!!

あまり説得力ない気がするんだけど…

さぁ早く脱いで脱いで!!時間ないですよ!!

う…うん…

わぁ…先輩相変わらずいい身体してますねぇ…

(イメージ)

あ、ありがとう…

じゃあ身長から…秤に乗ってください…ふむふむ、まぁこれはそのまんまですねぇ…次はスリーサイズといきましょうか。

ちょ、ちょっと!!スリーサイズなんか身体測定に必要ないでしょ!?
(ガキッ)

(イメージ)

いやいや、いずみちゃん!!これもすべて健康のため!!ほらユキちゃん、今のうち測定して!!

はーい…83、58、81っと…いいですねぇ~うらやましいなぁ…

ああ~ん!!数字晒されちゃったぁ!!

じゃあ、最後は体重計ですね。

(ギクッ)た、体重計は…マタノ機会ニ・シマ・センカ?

…なんでそんなカタコトなの?

ああ、もぉめんどくさいなぁ…黒猫さん、その羽交い締めのまま体重計に運んでくださ~い。

ああ~ん、やだぁ!!

はいよ~(どん!!)

~!!

…

どうしたの?ユキちゃん。

え…うそ…い、いずみ先輩って…着痩せするタイプですか?これじゃお相撲さん…

そんなわけないでしょ、これ二人分!!黒猫さん!!降りてください!!

あ、ごめんごめん、一緒に乗っちゃってた…よっと…

…まぁでも…さっきのに比べればまともな数値か…

真顔で引かないでよ!!気にしてるんだから!!

はい、基本計測はおしまい、お疲れさまでした。

わたしがイジられただけな気がするんですけどぉ~!?

さて、ここからは原作再現、さすがにここにレントゲン車は持ち込めないから、レントゲン機材のみを用意しました。あのカーテンの向こう側にあるから、呼ばれたら移動してね。

あれ黒猫さん、どちらへ?

撮影に決まってるじゃない。こういうのはね、部屋の外から操作するの。ユキちゃんも手伝って!!

はぁ~い!!
(バタン!!)

う…ひとりにされちゃった…

よし、じゃあちょっと狭いけどユキちゃんもおいで~

はぁい。わ、さすがにちょっと狭いですねぇ…

そうだねぇ…ユキちゃんのいい匂いが籠っちゃったね。

もぉ…黒猫さんたらお上手なんだから…ところでこんなことしてバレないんですか?わたしたちが抜け殻のレントゲン機械に入り込んで中から、いずみ先輩を観察なんて…

はっはっ…心配ご無用。実はいずみちゃん、原作ではほとんど絡んでないから、ここの展開は今回伏せて教えてあるのだよ。

ということは、いずみ先輩はわたしたちがわたしたちがこの機械に見せかけた抜け殻に入ってるって…

知りません。ま、見ててごらん…じゃあいずみちゃん、入って来て機械に体を当てて!!

は、はい…こ、こうかな?(…ん…ガ、ガラスの感触がつめたぁい…)

わぁ…先輩の胸がガラス越しに…というか、先輩たらノーブラで胸を押し付けてきましたよ。

(イメージ)

中々いいアングルなんだけど、個人的にはこのときのレントゲン車のくだりって順番が逆だと思うんだよね。

といいますと?

原作では先に下、その後で上って攻めてるでしょ?

そういえばそうですね。

たまにこういうエピがあるんだよね。フツーにいけば上から下が妥当な順番なのに。じゃあその下を再現してみようか…ユキちゃんはガラスから手を伸ばした菊丸くんによって、パンティを下ろされちゃいます。

こ、こうやって見せられると恥ずかしいなぁ…

ところでユキちゃん、実は丸見えだったの自覚してんじゃない?演出の線で読者的には見えてないだけなんじゃないかと思ったんだけど?

(ギク)ま、まさかぁ!!

パンティが一瞬だけど股間から離れたんじゃないのぉ?

ナ、ナンノコトヤラ…ワタシニハサッパリ…

ねぇ、まだ終わらないんですかぁ?

ほらほら、いずみ先輩が放置になってますよ!!

とぼけちゃってぇ…じゃあいずみちゃんで再現してみよう。まずは、パンティをちょいと撮みます。

…ん?

これは原作どおりですね。

(原作より)

そしていっきに下ろす!!

きゃああ!!

(イメージ)

ちょ、黒猫さん、ちがうちがう!!原作だと菊丸先輩がギリギリのタイミングでフェイントかけて逆に食い込ませちゃうんですよ!!そこまで丸出しにはしてませんって!!

(原作より)

あれぇそうだったけ?

ああ~ん!!何よこれぇ!?

…って言ってますよ。

じゃあ原作に則ってよっと!!
(きゅんっ!!)

ぎゃうん!!

わ!!いずみ先輩のジャストスポットに食い込んじゃいましたよ!!きれいにはみ出ちゃってるぅ!!

あん、やだぁ!!お、おにくがぁ~!!

わたしより激しい食い込みなのに…いずみ先輩あまり痛くなさそう…

よーし、じゃあここで一気にケリをつけるよ!!

…ケリ?

それーい!!丸出しと食い込みのダブル攻撃~!!食い込み!!丸出し!!食い込み!!丸出し!!食い込みと見せて…もっかい丸出し!!
(パカッ💛、キュン💛、パカッ💛、キュン💛、パカッ💛パカッ💛、キュ~ン💛)

(ビクッビクッ…)ああん…もう…ダメぇ!!

あら、いずみ先輩倒れちゃいましたよ。わたしは胸を菊丸先輩に吸い付かれて驚いて失神したから、上下逆でしたけどまぁ原作どおりの展開ですね。

(原作より)

…これ、驚いての気絶じゃないとは思うけどね…まぁいいか。よーしじゃあいずみちゃんをそっちのベッドに寝かすよ、ユキちゃんも手伝って!!

は、はい…うっ…お、重い!!…よっと!!

まぁ重いだろうね…そんなこったから、ここやここで体重支えきれなくて…


(証拠資料)

こ、こらぁ!!黒猫さん、好き勝手言わないでください!!っていうかわざわざ恥ずかしいアングル込みで引用しないでよぉ!!

あ、起きちゃいましたよ…原作じゃ失神したままだったのに…

しょうがないなぁ、まぁいずみちゃんは厳密には失神したというより…

黒猫さん、しぃっ!!

なんです?

ぐふふ、ユキちゃんにはまだ難しいかな?いずみちゃん、レントゲン撮影はどうだったかな?

ど、どうって言われても…そ、そういえば…身体測定は文字どおり身体の測定だから、レントゲン車は要らないですよね?これじゃ健康診断ですもん。サブタイトルからしておかしくなっちゃいますよねぇ~?

あ、何か必死にごまかそうとしてる。

いずみ先輩が気にすることじゃありません、それに大事な小道具ですし。大体そんなこと言い出したらレントゲン技師もいないのに、新任の素人教師だけでレントゲン撮影なんかできるわけないじゃないですか。空気読んでくださいよぉ~

(ゾクっ)そ、そうね…(んもう、妙に息が合うんだからこの二人…)

まぁまぁ…ユキちゃん。いずみちゃんの言うことにも一理あるから、じゃあ健康診断を取り込んでリミックスしちゃいましょう!!

そ、そんなことできるんですか?

後半に続きまーす!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。レントゲン車のくだりは、いずみに素のリアクションをさせたくて、原作不参加故にあらすじを知らないという強引な設定にさせていただきました。

原田いずみ
現役女子高生17歳。
そういえば、覚醒後(超能力封印後とも)のいずみでブラとパンティ姿ってあまりない気がする。今回のイメージは結構探してしまいました。ちなみにイメージ画像のそれは、本編からではなく、話ごとの空白ページを埋めるカットインのやつです。背景がないので使いやすいっす。体重がとっても気になるお年頃。

水田ユキ
現役女子高生16歳。4月29日生まれ。原作の登場時は、入学直後の身体測定だったようなので、多分ギリギリ15歳。将来医大生になることを希望しているということで保健委員はまじめにやってるんだと思う…多分。年少ながら小S(「ど」ではない)っぽいキャラがお気に入り。いずみと掛け合わせると素敵な化学反応というか相乗効果を起こす。ウィンウィン。ウィ~ンウィ~ンだともっと面白いのだが…
公式データ
第32話 女子身体測定潜入
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講談社版 第5巻第3話
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黒猫マスクの情け無用!!第34回

つまらん!!お前の話はつまらん!!

黒猫さん、ど、どうしたんですか急に!?もうオンエア始まってますよ。私語は慎んでください!!

おっと、こりゃ失礼!!いやぁ往年の懐かしCMのフレーズを使わせていただいて、ストレス発散させました。「黒猫マスクの情け無用!!」司会の黒猫マスクです。

…な、なんなんです?アシスタントの原田いずみです。

深い意味はないです。さ、さ、ひと爆発させてガス抜きしてるうちにとっとと作品紹介に入りましょう!!今回は「女にゃわからぬこの痛さ!!」です。

あ!!ずるぅい!!前半の全然面白くないお話だからってことであらかじめ発散しておいたんですね!?だ、だけど黒猫さん、これは使い方次第で充分魅力あるエピソードにできますって。

そう?あらすじとしては、ハチに「男の大切な部分」を刺されちゃった菊丸くんが、いずみちゃんにばれないよう四苦八苦する話です。お、思い出すだけで痛い…

…なんで黒猫さんが思い出すんです?

あ、え、えーと…作品を思い出すたびにってことで…

あ、そうか!!失礼しました。読者としてはネタばれしたまま、延々ネタを引っ張り、しかも最後は追いつめられてそれを白状して終わりなので、オチも結構あっさり目のエピソードです。さ、黒猫さん、リミックス、リミックスですよ!!

な、何を目を血走らせてテンション上げてんの…

い、いままでは女の子…つまりわたしの大切な部分何度も晒してきたじゃないですか。今回は男の子のが…きゃっこれ以上は言えませぇん!!ヒロイン失格になっちゃう。

いやいや、そんなこと言ってる時点でアウトでしょ。

何か冷めてますねぇ…「はらおどり」と同じ構図なんですよ、男女がひっくり返っただけで…

いやいやいや!!需要も対極だって!!

え~黒猫さんなら、同じ女として、盛り上がるのかと思ってたけどなぁ…

はは…そ、そう?片方がボケたら相方はツッコミに徹さないといけないでしょ?まぁもぉ今回はこのノリでいいや…いずみちゃん主導で進めてよ。

は、はい!!では温めておいた企画「菊丸くんの大きさを知ろう!!」菊丸くんの人間的にも物理的にもどこまで大きいかその器を検証します!!

な、何!?その企画…というか、温めてたんかーい!!

さて、体は小さいが、器はデカいと専ら噂の菊丸くんですが…

言葉を選んでるつもりだろうけど、器って表現がいちいち引っかかるなぁ…よけい卑猥っぽいよ。

ハチに刺されたことで当社比1.5倍!!

いやそこまでは…ていうか、分かりにくよ!!大体何、その当社比って!!

それもそうですねぇ…そもそも菊丸くんがちゃんとゲスト出演してくれりゃちゃんと「本人使って」実演できるのに…

つまりリミックスになるってこと?

ええ…というか続きといった方が正しいでしょうね。とうとう大切な部分をハチに刺されたことを告白した菊丸くん。とにかく治療が必要だと人気のなくなった保健室にこっそり戻る二人…

…

恥ずかしがる菊丸くんを口先三寸で説き伏せ、ジャージを脱がすわたし…見ないようにしながらも…菊丸くんの貼れ上がった部分を握り込み…

(イメージ)

こらこらぁ!!

ま、いずれにせよ、菊丸くんがいないことには再現も不可能だし…ここまでかなぁ…

うぬぬ…しかし、菊丸くん不在という理由だけでこのまま終わりにするには惜しい…

だけど他に再現に参加できる人いないじゃないですか。黒猫さんじゃダメでしょ?

なんで?べつにこっちは…

だって、女子プロレスラーなんだから、器がないじゃないですか。

そ、そりゃそうだね…ね、ねぇ…例えばだけどぉ…

なんですか?

他の男性キャラじゃダメなの?米沢とか、松山先生とか…あ、いっそ今回のゲストとして広瀬先生とか!!

いいわけないでしょ!!ここは菊丸くん以外じゃダメなんです!!

あ…そう…も、もったいない…

あ、そうだ、リミックスするなら逆はどうですか?

逆?

「わたし(いずみ)がハチに刺されたとしたら」でお話しを作るんです。これなら黒猫さんでも菊丸くんの代役ができるでしょ?

ふむ…それは面白そうだね…でもさ…

なんです?

いずみちゃん…どこを刺されるの?

わー!!やっぱりなーし!!

黒猫マスク
正体不明の女子プロレスラー。なぜか菊丸とは共演できない特殊属性アリ。あと股間に凶器を隠し持ってるという噂も…いずみが提唱した「後日談編」や「男女逆転編」は創作ストーリーとして使えそうなので、前回に引き続きこれも取っときます。それにしても序盤のお話は完全リミすると活きるネタが多いなぁ…

原田いずみ
現役女子高生17歳。いずみは実は「ムッツリ」であるというキャラ付けでやらせていただきました。設定上は見たことないことにしておきます。逆転型ストーリーの場合、いずみには菊丸と違い「見る願望全開」ではなく、「興味津々だけどそれを悟られたくない」というちょっとだけ理性と奥手とコンプレックスとが混ざり込んだ雰囲気が必要だと思う。
公式データ
第5話 女にゃわからぬこの痛さ!!
単行本収録
講談社版 第1巻第5話
フランス書院版 第4集(急接近)第6話
英知出版版 第1集(ハート編)第5話
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黒猫マスクの情け無用!!第33回

くぅ~ろ猫マスクのォ~あ、情けむよぉおおお~

ちょっと、タイトルコールくらいまじめにやってくださいよ。黒猫さん!!「黒猫マスクの情け無用!!」アシスタントの原田いずみです!!

…

そして目の前で抜け殻のようになってるのがメインの黒猫マスクさん!!もぅ!!いい加減にしてくださいよぉ!!

だって…本日のお題は「新婚さんいらっしゃい!」だよ…最もテンション下がる作品のひとつだわぁ…

でもいつかはぶち当たる壁なんだから、さっさと済ませればいいじゃないですか。

身も蓋もないこといずみちゃんも言うねぇ…

そもそも何が気に入らないんですか?

新婚!!人妻!!このカテゴリは、この黒猫マスクの望むものではないの!!

はぁ…

そもそも必然性が感じられないんです、あの矢野夫妻で新婚というキーワードは!!

はぁ…

あんな天然風の嫁と下心全開の旦那なら、別にわざわざ入籍させんでも大学生カップルみたいなので充分じゃん。

ああ…つまり「船上タルころがし!!」のお二人くらいがちょうどいいってこと?

まぁキャラクタはちょっと違うけど、まさにそう!!

あの~黒猫さん、ずいぶん熱く語ってくれてますけど、そろそろ一応あらすじの解説を…

あ~はいはい、夏休みでホテル泊で遊びに来たいずみちゃんと菊丸くん…ホテル側のミスで矢野夫妻と相部屋になってしまいます。そこからまぁお約束のバタバタになっていくんですが…

改めて思うと随分変なホテルですよね。ブッキングしたのはしょうがないとして、他人と相部屋させたり、部屋の中に洗濯機や物干し竿があったり…

見た目は普通のリゾートホテルなのにね。客室に洗濯機のあるせいで一気に貧乏臭くなる。ちなみに現実のホテルではこんな風にブッキングが起きたなど緊急事態のために必ずいくつか予備の部屋を残すそうですよ。

今回リミックスできるんですか?

案がなくはないんだけど、困るんだよね…新婚という縛りがあるせいでものすごーく生々しくなっちゃう。

な、生々しく…?(どきどき)

そうだ、いずみちゃんもリミックス案を構成するの手伝ってよ。

た、たとえば?

さっきも触れたけど①いずみちゃんと菊丸くんがブッキング。同室に二人きりになったことを意識し…やがてその場のノリで…

いずみちゃん!!

菊丸くん!!

わー!!

ね、できないでしょ?というかこれじゃ矢野夫妻全く登場しなくなっちゃうし…

きゃ、却下!!ほかにはないんですか?

う~ん矢野夫妻を登場させるなら、②矢野夫妻と同部屋になった主人公ペア。

ふむふむ…

成り行きでなぜかいずみちゃんが枕に潜み、菊丸くんの体験をいずみちゃんが請け負うはめに…

や、やぁ~ん…目の前にまなみさんの太ももがぁ…

おーい、まなみぃ

あ、純一さん!!

や、やだぁ!!今度は純一さんのがぁ…わぁ…

な、なんだぁ?まなみ以外の熱い視線を感じるが…

す、すごい波打ってるぅ…ん…あ…ま、まずい、出るぅ!!
(ぶいっ!!)

うぼっな、なんだこの香ばしい臭いはぁ!?

あ~ん!!

そうか、この枕ちゃんと洗ってないんだな!?よーし洗濯だぁ!!

え…ちょちょっと…きゃあ!?
(ごうんごうん…)

お、お腹が冷えて…こ、こんどは…

こらぁ!!それも却下!!なんか全体的に汚い!!

だよねぇ…じゃあしょうがない、やはり第③案しかないか…

まだあるんですか?こんどこそ大丈夫でしょうね?

まぁ多分…リミックスというより後日談なんだけど…

けど?

構成してるうちにほとんど創作ストーリーになっちゃった。だからこれはいったんお蔵入りにして、もう少し推敲させてください。

ええ~!?

おおっと!!忘れてた、忘れてた。

どうかしましたか?

いずみちゃんに確認しておくことがあったんだった。

なんですか?

本編でいずみちゃんが不在の間に、菊丸くんが純一さんを失神させてたの知ってる?

え?ええ…純一さんとまなみさんから聞いてます。鼻血出させて失神させたって…

あれ?おかしいな…

な、なんです?

純一さんもまなみさんもいずみちゃんには「菊丸くんが純一さんを気絶させた」とは話したけど、その手段までは話してないってよ。

え…

実は、あることが気になって裏付け調査してたんだよね。もしかしていずみちゃん、それに関与してるかな?

な、な、な、なんです?

純一さんを失神させるため菊丸くんは彼に「いけない本」を突きつけてたんだ。

(原作より)

ところが、騒動がひと段落して、いつの間にか「いけない本」が行方不明になってるんだよ。

ソ、ソレハ、イケマセンネェ…

あれさぁ…菊丸くんが苦労して手に入れた一品なんだよね…

でしょうね、完全無修正…あ!!

…はい、完落ち。あの本持ってってたの…やっぱりいずみちゃんだったんだね!!

ご、ごめんなさぁい!!だ、だってあんなエッチな本だって思わなかったんだもぉん!!

許しません!!いずみちゃんにはあの本にあった「いけないおしおき」を受けてもらうよ!!

や、やだぁ!!あのおしおきって「すっぽんぽんで逆さ吊り」じゃないですかあ!!

わかってるなら話は早い!!それーい!!

ああ~ん!!ごめんなさぁい!!

(イメージ)

正体不明の覆面女子プロレスラー。どうやら人妻は嗜好の範疇外らしい。
…え?原作では大いに関心持ってまなみ夫人に接してたじゃないかって?
やだなぁ…原作でまなみ夫人にモーションかけてたのは明智菊丸氏ですよぉ~黒猫氏ではありませんよぉ~
なぜか「いけない本」持ち出したおしおきを菊丸に代わって執行している。

原田いずみ
現役女子高生の17歳。それにしてもまんが上の設定とはいえ、同年の異性とそれもよりによって菊丸と外泊はなかなかできるもんじゃない。
このころは千春やリンダといった、そういう事態にお邪魔役で乱入する(ストッパー役とも)を兼ねた第三キャラもいないし、結構生々しくリスキーな行為だと思う。
本文に記載したとおり、もともと後日談でリミックスするつもりだったが、結局創作に回すこととし、「いけない本」を隠し持つ首班として裁かせていただきました。菊丸へのおしおきと対比させたつもりです。

矢野まなみ
矢野純一の新妻。なんとゲストなのに回想のみの登場という扱い。
どうにもこうにもいずみたち「一線(なんのかはナイショ)を超えてない」キャラとは絡ませにくいことこのうえなく、いっそこのように回想扱いとした方がマシかという苦肉の策。

矢野純一
矢野まなみの新郎。矢野まなみと扱いは同じ。
公式データ
第13話 新婚さんいらっしゃい!
単行本収録
講談社版 第2巻第6話
フランス書院版 未収録
英知出版版 第1集(ハート編)第13話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第32回

「黒猫マスクの情け無用!!」司会の黒猫マスクです!!

アシスタントの原田いずみでーす!!

おや、いずみちゃん、今日はテンション高いねぇ…

黒猫さんも血色いいですね。ということは今回のエピがエピだけに…やはり思い入れあるんですね?

え、そうかな?まぁ今回は、普通なんだけど…

あれ、そうなんですか?黒猫さんの頭の中でたくさんの黒猫さんたちが神輿が担ぎ出してるイメージあったのに…

どーゆーイメージだよ…

だって今回は「ガムテープはしっぷ薬!?」ですよ。わたしは原作では不参加だったから、リミックスし放題ですよ?

いやまぁそうなんだけど…ああ…いずみちゃんが妙にハイテンションなのはそういうことか…

べ、別にイジられるのを待ち構えてるわけじゃないですよ。

まぁまずは、お義理であらすじ振り返ろうか…

お義理ですか!!

旅館でアルバイトしているいずみちゃん、菊丸くん、千春ちゃんそして見学者のリンダ。菊丸くんのつまみ食いを追及する料理長から逃れようと菊丸くんは身を潜め、たまたま残ってて巻き添えを食った千春ちゃんはなぜか寸胴の大鍋に隠れます。ところが…

…料理長から逃れたものの、実はそのお鍋にはどじょうがたくさん入ってて、千春の体中に潜り込んできちゃいます。こうしてもだえ苦しむ千春…ああ…

(原作より)

…なんで、そんな嘆息すんのよ…

あ…いや、別に…こうしてパンティに潜り込んだどじょうをどうにか釣り上げようと菊丸くんは釣り針と糸で格闘するんですが…

ん?どうかした?

いやぁ…菊丸くんって変なところで紳士だなぁって…遠慮なくパンティ下ろしちゃえばいいのに…

(イメージ)

そ、そうかなぁ~?だっていずみちゃん、見られるの嫌がるじゃない。

き、緊急事態だし…それに菊丸くんなら…(ごにょごにょ)

何か言った?

あ、いえいえ…で、まぁ結局どじょうの釣上げはうまくいかなくて、いずみちゃんとリンダに現場を目撃されてしまいます。

いずみちゃん、ここでまた退場…リンダっていうレギュラー増えたせいで、このころは本当にいずみちゃんの扱い悪いよね…

ぐぅ…

そして謎のブラジャー提供のくだり。ここ、本当に謎だよね。実際あまり意味がない展開というか…

リンダが脱ぐ動機づけですかね。

でもその後自ら脱いじゃうんだよね。動機づけ自体はほとんど無意味。ブラジャーの貸し合いなんてふつうしないでしょ。

そういえばそうですね。う~ん謎だわ…

まぁとにかく、この後おしりのやけどを心配したリンダがしっぷ薬を貼ろうとしますが…あろうことかガムテープを間違えて、しかも千春ちゃんの大切な部分に貼りつけてしまいます。もはや前貼り。

(原作より)

ガムテープとしっぷ薬を混同する人っているかなぁ…

わたしもそう思ってたんですけど、実は貼り薬は日本発祥の治療法らしいから、まんざらあり得なくもないそうです。

へぇ~

ただ、だからといってガムテープとは間違えないでしょうけど。

だろうね。とにかく股間全体に、しかもどじょうを閉じ込める格好でガムテープを貼りつけられちゃった千春ちゃん。ああ、この顔イイよね。ヨダレ垂らしたアヘ顔なんて全編通じてここくらいだよ。いずみちゃんにさせたかったなぁこの表情。壊れ系アヘ顔とでも言うべきかな。

(原作より)

い、いやですよ!!そんなみっともないの!!

菊丸くんと千春ちゃんのやりとりを見ていたリンダが「しっぷ薬+指圧」だと重ねて誤解し、「自分にも指圧してくださーい!!」と自ら股間にガムテープを貼りつけて対抗し始める…

傍から見てたらイカれた世界観ですね。

あとはその両者のガムテープをいかに剥がすかに腐心し始める菊丸くん。千春ちゃんが着けているリンダのブラジャーも巧みに脱がされ…こうなると本当にリンダのブラジャー提供は無意味の境地だね。あとはいずみちゃんに見つかってオチへ一直線…おしまいっと…

あれ?結局ちょいちょいメタ発言をしながらの通常レビューですね。そういやゲストもいないし。

まぁね~

今回はリミックスしないんですか?

したいの?

え…い、いやそこまで熱望してるわけじゃあないですけどぉ…

ふ~ん…まぁ確かにいずみちゃんに設定を置き換えて…て自由度は高そうなんだけど…今回はその自由度のさじ加減が難しくてねぇ…

…?

どじょうが身体のあちこちに潜り込んで…て描写が大半じゃない…それをいずみちゃんに置き換えてあれやこれやってなったら…

…あ!!

…やっと気づいた?まぁそんなわけで意外と扱いにくいんだよね。どうしてもこう…触手凌辱的なイメージがつきまとうというか…いかに黒猫といえど、そこまでど変態な展開はちょっと…

た、確かに…あ、そういえば黒猫さんも変なところで淑女ですね。

しゅ、淑女ぉ!?

女子プロレスラーだもん。

いやぁ淑女ねぇ…はっはっ…そういやそうだったね、うん。で、どじょうコース体験してみる?

び、微妙ですぅ…う~ん…

黒猫さん、あとはわたしが引き受けます!!

ち、千春!?

ひどいわ、いずみ…親友のわたしの変顔を「みっともない」なんて…

…え、い、言ってないわよ!!

言ってるわよ!!

…言ってるね。

あ、あれは言葉のあやで…

いずみ、おしおきよ!!あそこにあるお鍋で「人間どじょう豆腐の刑」よ!!

きゃああ!?
(どぼーん!!)

おおっ千春ちゃん…すごい力技…

あ…ああ~!?

…どじょうさんのお仕事、始まったみたいですねぇ…

…あれ、千春ちゃん…あの空のバケツ…

どうかしましたか?黒猫さん。

あの中身をあの鍋に入れたの?

そうですよ、これどじょうが入ってたんでしょ?

…えーとぉ…このバケツさあ…見覚えあると思ったら、うちのオンエア第4回に使った小道具なんだよね。

「スリル満点・スイカゲーム」ですよね。あれ…あそこにでてきた生き物って…どじょうじゃなくて…

や、やぁ~ん!!こ、このどじょう…太ぉい!!

ウナギでしたね、そういえば。

(iイメージ)

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。いずみ曰く「意外と淑女」淑女です。レディですとも、ええ。触手凌辱系を仕掛ける不得意らしく(好き嫌いはさておき)、それなりに過激ではあるが反面少々扱いにくいエピだったので、案外さらっとレビューのみで終わろうとしていたが、千春の乱入で結局…。こうしないと話オトせないし…

原田いずみ
現役女子高生17歳。今日のオンエアは楽しみにしていたそうだが、予想に反して黒猫からは肩透かしを食らい、でも結果的に千春からおしおきを受けたため、行って来いで案外本人ご満悦。ただしウナギは想定外だったらしい。しかし、千春との関係性は親友同士とはしつつも、裏では無意識に牽制しあってる気がしなくもない。

中野千春
同じく現役女子高生17歳。いずみへのおしおきタイムのためのみに乱入。そのため今回は厳密には少なくとも黒猫がセッティングしたゲストではない(どうやってオンエア中のいずみのコメントを聞きつけたのかは不明、というかそこまで考えてなかった)。
お鍋に放り込むのは、むしろ怪力キャラのリンダでは?と当初は考えていたが、よくよく考えると「しめ縄相撲!!」にてリンダと千春はほぼ互角の闘いを繰り広げており…
リンダは怪力である(公式)
リンダと千春は相撲でほぼ互角の闘いを披露した(公式)
従ってリンダと同等または少し劣る程度で、千春もそれなりに力があると推察できる
ってな演繹的証明ができてしまった…うむ、予想外の収穫でした。
公式データ
第43話 ガムテープはしっぷ薬!?
単行本収録
講談社版 第7巻第2話
フランス書院版 未収録
英知出版版 第2集(キャッチ編)第12話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第31回後編

そいやー!!黒猫マスクです!!「黒猫マスクの情け無用!!」です!!そいやー!!

Yeah!!リンダ・マッケンジーデース!!

こらこら、冒頭が前回と同じじゃないですか!!アシスタントの原田いずみです。

いやいや、別に同じじゃないよ。掛け声「そいやー!!」だし。

ソレニ、同ジダトシテモ、別ニイイジャナイデスカ、前回ノ続キ「ダイエットはお灸が一番!?」ナンデスカラ…

むしろ同じで問題なのはいずみちゃんでしょ。

え…なんで?

もぐさきりたんぽR装着したまま、前回からずっと待機してたなんて…

原作より

~!!べ、別にいいでしょ!!今回は二本撮りなんだから、そのまま新しいリミックス展開で使うかもしれないと思ってそのままにしといてあげたんです!!

へぇ~

ヘェ~

でもね、いずみちゃん今回は「もぐさきりたんぽR」も本家「もぐさきりたんぽ」も使わないんだ。

え…そ、そうなんですか?なんだぁ…

今回はリンダがいるということで、ある実験をしてみようと思って…

はぁ…

じゃ、リンダさっそくだけど、いずみちゃんの「もぐさきりたんぽR」を取り外してあげて!!

OK!!

こ、こら、リンダ…それは自分で抜け…きゃあ!!
(きゅぽん💛)

回収シマシタァ!!

うふふ…これがいずみちゃんを健康に…

ああん、黒猫さんたらやだぁ!!まじまじと見ないでぇ!!…で、こ、今回は何をするんですか?

マズハ、アラスジカラ、イキマショウ!!

そうだね、もぐさきりたんぽを施されたいずみちゃん、結局もぐさの熱さに耐えられず、大股開きでご開帳となってしまいます…

原作より

こ、こらぁ!!変なトリミングされちゃってるぅ!!これじゃ丸出しみたいじゃないですかぁ!!

しかぁ~し、結局もぐさがじゃまでいずみちゃんが丸出しを恐れた大切な部分は、結局菊丸くんたちには見えませんでした。

原作より

だ、だからぁ…これトリミングおかしいでしょ、これじゃ見えてるみたいじゃないですかぁ!!

もぐさが近くにあるため熱さが解消できたわけではなく、何とかしてくれと哀願するいずみちゃん…

あ、哀願って…

結局ワタシガ提案シタ、掃除機デ、モグサヲ吸イトル作戦ガ実行サレルコトニナッタンデスガ…

どうしたの、リンダ?

イヤ~イズミガ、モグサカラ逃ゲレバヨカッタノニッテ…

だ、だってぇ…あの時少しでも体動かしたら…ま、丸見えだったもん!!

いやいや、花も恥じらう年頃の女子高生がこんな格好してるほうが恥ずかしいって!!もぐさ越しに辛うじて隠れてるとはいえ、ほぼ全裸でおまたを180度開脚して、まるでゴキブリが這ってるかのような姿さらしちゃってさ…

原作より

だ、だってぇ…み、見られちゃうよりはマシかなって…

でも、菊丸くんも確信してたけどもぐさを吸い取られたら、結局隠すものがなくなって丸見えになっちゃう末路は変わらないんだけどね…

原作より

~!!

マ、結局悪寒ガ走ッタイズミガ、クシャミヲシタハズミデ、オシリガ掃除機ニ吸イツイチャッテ、事態ハサラニ混迷ヲ深メ…

原作より

この「カポン」って音がいいよね、「カポン」って…うら若き乙女がうっかり腰を振ったはずみで棒の先端が…

誤解を招くような表現しないでください!!

でも、こっちの擬音は逆に邪魔ぁ!!特に「ピタッ」の「ッ」がぁ…「ッ」がぁ~!!

原作より

サテ、ココカラガ今回ノ本題ナンデスガ…ココナンデスヨネ。モウ一度…

原作より

いちいち繰り返さないでよ!!

いやいや、これが重要なんだよ。いずみちゃんに限らずおしりってふつう結構凹凸が激しいじゃない?

そ、それが…何か?

おしりのど真ん中に掃除機のホース当てても、密着して外れなくなるほど真空状態が生まれるとは思えないんだよねぇ…

そ、そんなのまんがだから仕方ないでしょ!!そんなこと言い出したら…

うん、それはそう。だからそんな大人げないことに目くじらはたてません。むしろ大歓迎。ここからが検証ポイントなんだから。

け、検証!?

題して…「いずみちゃんのおしりはどの程度もち肌名なのか!?」

~!!

原作より

な、なんでそんなことにぃ!?

ソウイエバ、イズミハ原作ニオケル、殿堂入リエピソード「おもち騒動!!」ニテ、本当ニオモチニ、ナリマシタヨネ。

イメージ

た、確かにそうですけど!!それならこのエピでやる必要ないじゃないですか!!

うん、まぁでもそれは、いずみちゃんのおしりのボリュームや色づき、形といった外見的な特徴が活かせたわけだけど、本エピ後半戦における「掃除機に吸着されて外れなくなるほど、いずみちゃんのおしりはそんなにもち肌なのか?」を今回検証するんだ!!

~!!

原作より

おお、またいずみちゃんの「ちゅど~ん」が…このエピに出てきたこのカット、お気に入りなんだよねぇ…

読者サマニハ見エマセンガ、バスタオルノ下ガ、丸出シデスモンネ…イズミッタラハシタナイ…大和撫子ガ泣キマスヨ。

乱発させないでください!!こ、こけるたびに結構痛いんですよ!!そ、それより、そ、そんなこと検証しなくてもいいでしょぉ!?

いやいや、あらゆる検証を様々な角度から検証することこそ科学!!

ど、どこが科学よぉ!?

さて、取り出しましたるは、ごくフツーの掃除機…原作と同じものです。「ただひとつの」なーんてフレーズはつきません。ただ…

タダ?

ホースは透明のアクリル製です。

そ、そんなぁ!?

マタドーシテ…

いずみちゃんのおにくの吸い付き具合をチェックするためさ!!スイッチオン!!

や、やだぁ!!帰るぅ!!

逃がすかぁ!!それーい!!
(カポン)

あああ…す、吸い付いちゃったぁ!!

Oh…イズミノ、オシリノオニクガ…透ケタホースノ向コウ側デ…

イメージ

な、何という柔らかさ!!むっちょりとホースに伸びたおにくが詰まって…まるでワインの瓶のコルク栓の如し!!

へ、変な例えしないでくださぁい!!

ふむふむ…おしりのおにくはこれだけ吸い寄せられると…では次の検証…
(ぐいっ)

きゃああ!?な、何するんですかぁ!?

この吸着状態を維持したまま、いずみちゃんを浮かせる再現だぁ!!

スルト…ワタシノ、出番デスネ!!イズミノ手ヲトッテ、支エルンデスヨネ?

そのとおり、頼むよリンダ!!

あああ…

ホースを支点にぐるんぐるんと回す様は、まるで人間バーべーキュー!!それーい!!

きゃああ!!め、目が回るぅ!!

原作より

マンガナラデハ、デスヨネ。現実ニコンナコトシタラ、ワタシカイズミノ関節ガオカシイワケデスシ。

うん、「まんがならでは」ってのは一つの重要なキーワードだろうね。その傾向が強いエピほど、比例して傑作になりやすいかな~

あ…足が開いちゃう~

原作より

原作ではここでホースが外れちゃうんだよね…実際さすがにこのホースの吸引力も限界のようです…

ダッタラ、イズミノ体ガ上向キニナッタ時点デ、回転トメリャ、イイジャナイデスカ。

ん…?こう?
(ぴた…)

おおっ…こ、これは…左右の足が重力に引かれ、強制的にご開帳!!

きゃあん!!や、やだぁ!!

シカーモ…ホースハ、下カラ、イズミノ身体ヲ支エマスカラ、吸着モ安定シマース!!

イメージ

おおぅ!!これは見事な発案、さすがリンダ!!日本文化の研究が功を奏してきたね!!

畏レイリマース!!

に、日本文化関係ないでしょ~!!ああ~ん、見ないでぇ!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。本文中でも軽く触れたが少し補足すると「まんがならでは」な展開はやはりバカバカしさと非現実性が同居していて、面白い展開になりがち。ここでいう「まんがならでは」は、どちらかというと物理的なあり得なさのことを指す。したがって「美人家庭教師と可愛い同級生からの取り合いになってウハウハ」っていうシチュエーション的非現実性は除外、というより一エッセンスとして扱う程度なのかも。そしてこのエピは物理的非現実味ではトップクラス…な気がする。多分。

原田いずみ
現役女子高生17歳。掌に吸い付くような絶妙の弾力を持つ、奇跡のおしりの持ち主。それにしても原作エピは本当にいずみの表情が豊か。ちなみにおしりが吸い付いたイメージ画像は、胸に吸い付いたカットをトリミングしたものです。
ホント、応用次第で色々使える。ビバ・トリミング。

リンダ・マッケンジー
カリフォルニア出身の留学生。おしりは色は白いが、いずみほどのハリ、弾力には及ばず、同じ質感を目指して目下研究中。黒猫の予想を上回る提案を見せ、黒猫さんも大激賞。ちなみにごく一部で有名な怪力設定は、本エピのダンベル振り回しが元ネタ。結構使い勝手の良い設定だったりする(もちろんいずみを追い込む手段として)。
公式データ
第48話 ダイエットはお灸が一番!?
単行本収録
講談社版 第8巻第1話
フランス書院版 第3集(ジャストミート)第3話
英知出版版 第2集(キャッチ編)第17話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第31回

せいやー!!黒猫マスクです!!「黒猫マスクの情け無用!!」です!!せいやー!!

Yeah!!リンダ・マッケンジーデェス!!

な、なんですか…この異常なハイテンション…アシスタントの原田いずみです。

いやあ、久々の後半エピですもん!!

ソーデスヨ、「ダイエットはお灸が一番!?」デスヨ!!

ああ、まぁ確かにターゲットがほぼ終始わたしの後期エピソードってそうそうないですもんね。

扉絵もいいよね。いずみちゃんのコギャル姿ってまず見れないですよ。

(原作より)

コギャルじゃなぁい!!日焼けしただけでしょ!!

初っ端からアヘ顔を立て続けにご披露してるのもいいよね。



(原作より)3連発

アヘ顔って言うな!!

少年誌ノ限界ニ挑ム!!ッテ顔ツキデスヨネ~

さらに菊丸くんにおっぱいまで揉まれて…開始2ページで状況説明と大胆カットが盛り込み切れてるのは珍しいよね。

サラニ、サラニ…3ページ目デ、ナント!!

ほぼ1ページ使って一糸まとわぬいずみちゃんの全裸姿!!

(原作より)

嗚呼…湯気…湯気サエナケレバァ!!

ちょ、ちょっと!!いつまで続ける気ですか!?わたしがツッコまないと、まったく話が進まないじゃない!!

まぁまぁ…それだけ見どころの多いエピってことだよ。

そ、それは、よろこんでいいのかなぁ…

ああ…それにしてもこの湯気の向こうに…

(原作より さっきのカット拡大版)

こらこらぁ!!拡大するなぁ!!

あれ、拡大はだめ?じゃあこっちで…ここだってもうちょっと押し広げれば…

(原作より)

や、やぁ~ん!!際どすぎぃ!!

ちょっと触れただけでゾクゾクと反応したり、いずみちゃんの感度はこのころ絶好調だよね。

(原作より)

(赤面)こ、こんなのさらされたら…お、お嫁にいけなぁい!!

大丈夫、大丈夫、コーユー時、日本ノコトワザニ、アリマース「捨テル神アレバ、拾ウ神アリ」…

そうそう、そのとおり、心配いらないよ。いずみちゃん、大丈夫!!

え…(どき💛)

いずみちゃんには米沢氏という立派な彼氏が…

ああん、全然わかってない、二人ともぉ!!っていうか米沢くんは彼氏じゃなぁい!!

まぁ、嫁入りしたけりゃ体の不調を整えないとね。

べ、別にわたしは不調なんか…腰はもう治りましたよ!!

ほうほう、では体の悩みはないと…

ソンナコトナイデショ、イズミ。極タマニダケド確カ、高校生ニモナッテ…

な、何?リンダ…

サスガニ、オンエア公開処刑ハ、気ノ毒ダカラ、耳打チデ(ゴニョゴニョ…)

わー!!な、なんでそのこと知ってんのよ!?

ワタシ、忍者ガールネ!!スパイ活動ハ、得意ヨ!!

勝手に人を仮想敵にするなぁ!!

ま、というわけで、いずみちゃんの秘密はほぼこちらに筒抜けなのですよ。

雇い主は黒猫さんですかぁ!!わぁ~ん!!わ、わたしのプライバシーがぁ~!!

ま、リンダの言うとおり、ここは武士の情けで具体的な身体のお悩みは伏せておきましょう。でも大丈夫!!菊丸博士開発、黒猫マスクアレンジの「もぐさきりたんぽR」で、いずみちゃんがお悩みの体質もずばり解決ぅ!!

え…ほ、ほんとですか!?

おやおや、興味がおありのようで…ツボは腰痛の場所とほとんど変わらないんだ。さぁさぁいずみちゃん、おしり突き出して!!

…ほ、ほんとによくなるんですよね?その…アレが…

もちろんだよーん!!ほらっ!!パンティ脱いで!!

ああ~ん…は、恥ずかし~ぃ!!

(原作より)

ア、デモ…イズミガ暴レルト、マタ施術中ノモグサガ吹ッ飛ビマスヨ?

(原作より)

そういやそうだねぇ…いずみちゃんには熱くても耐えてもらわないと…そうだ、その姿勢のままちょっと拘束させて💛リンダ、頼むよ!!

OK!!

え、ちょっと…きゃあ!!な、何するのよ、リンダぁ!!

(イメージ)

それーい!!

(原作より)

な、なにするんですかぁ!!

いずみちゃん、これも健康のため…よし、では…点火ぁ!!

あ~ん!!こわぁい!!
(じじじ…)

(原作より)

はぅ…あれ…な、何これ…あ、あまり熱く…ない?

このもぐさきりたんぽRは、もぐさきりたんぽを密着させることなく、じんわりとお灸の熱が身体に伝わるように改良したんだ。

…

どうかな?いずみちゃん…

こ、これ悪くないですぅ…棒を通してもぐさの熱がじわじわとむしろ心地よくて…あん💛

おほ…いい表情…

体の中から…ん?棒を通じて体の中から…?

…あ…やば…

ちょ、ちょっと待ってください!!なんで、もぐさの熱を体内から感じられ…ああ~!?

棒を割りばしでなく、熱伝導がほどほどによい金属に替えたんだよ。

そ、そうじゃなくて!!

おかげで皮膚に直接触れることなく、お灸の熱を活用できるんだ!!

だから、そうじゃなくてぇ!!ど、どこに突き立ててるんですかぁ!!あ~ん、やだぁ!!

はっはっ…しかし…原作の時から常々思ってたんだけど…

な、なんです!?

もぐさきりたんぽって色といい形といい…まるでいずみちゃんが…

言うなぁ!!

Ohソレナラ…日本ノ、芸人ノ持チネタデ、知ッテマース!!

え…そんなのあったけ?

ダップンダ!!

~!!
ちゅどーん!!

(原作より)

違う違う…

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。久々に大物がやってきてテンション上がりまくり。前期のエピは「足りない」部分をほかのカットから拝借したりして補完してるが、今回はほぼ原作準拠のコマばかりでしかも多くなってしまった。やはりパワーが違うなぁ…もちろん健康法はでたらめですので、マネしちゃだめですよ。

原田いずみ
現役女子高生17歳。一方的にイジられまくる展開は原作エピソードでも屈指。とても表情が豊かな回でもあり、顔のショットは一番使い出があったりする、本編では触れてないが当然分割回であり、次回は後半戦です。ちなみに収録後、もぐさきりたんぽRは結局お気に召してもらえたらしく、お持ち帰りしました。でも何の体質改善なのかはナイショ。

リンダ・マッケンジー
カリフォルニア出身の留学生。どうでもいいが、日本での「色白は秋田美人」「情熱的な熊本女」みたく、「金髪明朗な子はカリフォルニアっ娘」な俗説が本国アメリカにはあるんだろうか?黒猫のアシスタント的な役割となってしまってるが、相変わらずテキストのカタカナ化が面倒かつ読みにくいなぁ…すいません。
公式データ
第48話 ダイエットはお灸が一番!?
単行本収録
講談社版 第8巻第1話
フランス書院版 第3集(ジャストミート)第3話
英知出版版 第2集(キャッチ編)第17話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第30回

「黒猫マスクの情け無用!!」司会の黒猫マスクでーす!!

アシスタントの原田いずみでーす!!

さて、今回は「船上タルころがし!!」です!!

唯一無二の前後編構成で、今回はその前半、南の小島に移動する途上の船上でのエピソードですね。黒猫第4回オンエアでご紹介した「スリル満点・スイカゲーム」の前編にあたります。

ま、そんなこと知らなくても全く問題ないけどね。話は全然リンクしてないし…しかしまぁ、いったいどこに行ったのよ…

ん?なんのことですか?

場所だよ場所…まさか沖縄ってことはないでしょ。だったら飛行機の方が早いし。東京都民がわざわざ都内から船旅で南の島に向かうってよっぽどだよ。しかも風景はなんとなく湘南っぽいし…少なくとも都会から離れた離島って雰囲気じゃない。

あ~そういえばそうですね。ていうか、そこツッコミますか。

少なくとも船の移動で一泊以上かかってるわけだよね。小笠原諸島かな?

さぁ…

さぁって、この企画立てたのいずみちゃんじゃなかったっけ?

あれ、何で知ってるんです?そんなこと。

あ~まぁ何となくそんな気がして…

…変な黒猫さん。

それはともかく、船上といった密室性の高い舞台は、ハートキャッチワールドの本領発揮が期待できるんだけど…その割にはあまり濃くないんだよねぇ…

ズバリと言い切りましたね。そのココロは?

多分だけど、登場人物が多すぎるんだよね。

わたし、千春、菊丸くん…それに心中カップルで合計5人。そんなに多い方でもないと思いますが。

いやいや、菊丸くんのターゲットという視点で行けば女性3人は多すぎでしょ。

ああ、そういえば後期になると多くとも2人でしたね。そう考えると確かに3人だと散漫になるのかな。ふふっ…

ど、どうしたの?

菊丸くんってエッチな割には案外苦手なのかも…3ピ…

え、何?

あ、いえ、何でも!!あ、そ、そうだ、あらすじを紹介しまぁす!!偶然カップルの心中相談を耳にしたわたしは、2人が妙なことを起こさないよう、菊丸くんたちとタルに潜んで見守るんでが…

ま、そのタルが転がって右往左往して、それに乗じた菊丸くんがあれこれ悪さをする…ま、そんな話です。

何かノリ悪いですねぇ…

見どころがないわけじゃないんだけどね。おっぱい解禁直前のエピソードだけに。ブラの下で先っちょぷっくりとか。でも心中カップルとの絡みより、タルの中でくんずほぐれつしてた方が楽しかったなぁ…

そうですかぁ?何が不満なんです?

う~ん…まず千春ちゃんと心中彼女…杉下真理子さんが無駄に露出高いから、彼女たちじゃ面白みに欠けるんだよね。

ま、まぁ確かに千春はスケスケのネグリジェ、真理子さんはキャンギャルのような格好でしたもんね。

そーゆーのが好きな人もいるけど…やはり皮を引ん剝くように脱がす楽しみがないと…

屈折してますねぇ…黒猫さんも…

逆にいずみちゃんのダイナマイトヒップ攻撃なんてのは中々です。


あとこのアングルもいいです。


わたしばっかじゃないですか!!

その理由は単純にして明瞭ですよ、さっきの引ん剝く楽しさとは別にね。

?

コスプレとはいえ、大変貴重ないずみちゃんのセーラー服姿が解禁されてる唯一のエピソードなんですよ!!ぐおおおぉ!!

血涙まで流して強調しなくても…っていうかコスプレだなんて強調部分を知らない人が聞いたら、わたしがなんちゃって女子高生だって誤解しちゃうでしょ!!あれは私服です!!セーラー服の制服じゃなく、純粋なセーラーなの!!

え、あれ制服じゃないの?

あたりまえです!!わたしは現役ですよ!!それじゃ黒猫さん、さっさとはじめましょ!!

え、何を?

どーせ黒猫さんのことだから「いずみちゃんセーラー服セレクション」とか始めるんでしょ!?有名進学校からお嬢様女子高まで…

いやぁ、その発想はなかった。というか、それ無理。

…え?

やりたいのは山々なんだけど…肝心のセーラー服パーツがないんだもん。

借りてくればいいじゃないですか。

か、借りてくる?

「胸キュン刑事」「おてやわらかにぴんく!!」「旅だて!Jr.」にセーラー服やブレザーがちょいちょい出てくるじゃないですか。あれをトリミングすればいいじゃないですか。

いやぁ…それにしても、首から下だけって絵面を延々続けるわけにも…あ、さてはいずみちゃん、ちょっと期待してたの?

ぐぅ…ちょ、ちょっとだけ…だって制服ないんだもん。ウチの学校…

まぁ確かに非常に残念ではあったけどねぇ…その分いずみちゃんの私服のバリエーションを楽しみましょ。

…あ、そういえば、今日のゲストは!?

あ、すっかり忘れてた。心中カップルの片割れ…杉下真理子さんです!!

もう…もうちょっとで帰るところだったわ、杉下真理子です。

ご、ごめんなさい。前説が盛り上がりすぎちゃって…唯一の出演回だから、これを逃すと真理子さんは出番がほぼないですもんね。

こらこら、いずみちゃん…何気にものすごーく失礼だよ。

い、いいのよ黒猫さん…わたしはいずみちゃんに一言苦情というか、文句を言いにきただけなんだから…

へ、わたし?

あのねぇ…わたしたちのプレイ邪魔しないでくれる?

プ、プレェ!?

あれはねぇ…あの場では彼がああ言い繕ったけど…「心中プレイ」の最中だったの!!

え…ええ~!?

せっかくロマンティックな甲板上でいろいろできると期待してたのに…手間と費用をかけたのに台無しだったわ!!

ご、ごめんなさい…そうとは知らず…

ああ~つまり真理子さんといずみちゃんって結構同類なんだね。

ど、同類!?

いずみちゃん忍者コスプレで盛り上がってたでしょ?

い、いやあれは…

な、何!?そんなプレイコースあるの!?教えて、どこ!?

い、いやあの…そういうのご希望でしたら、メモ渡すから、伊賀野助兵衛さんって方に連絡とって…

ふんふん…

…なんだこりゃ。

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。今回は自脱ぎの自説についてちょっと熱く語った程度で割と冷静。というか今回のこのお話結構膨らませにくいとあらためて実感。したがってリミックスもなしになってしまいました。まぁ人間福引のところだけ強調してリミしたらちょっと面白いかなとも思ったけど、それでも「玉の出口からおっぱいかおしりが顔を出す程度」とできることは限られちゃうので…

原田いずみ
現役女子高生。セーラー服は着てませんが現役です。その後の扉絵や原作エピからもその性癖が伺えるので、コスプレ好きな一面があるのを強調させていただきました。ハロウィンとか色々な格好で菊丸をはじめとする紳士たちを楽しませてくれたのかもしれないなぁ…

杉下真理子
英知出版版によると職業が「心中しようとしたアベック」という中々にひどい扱い。勝手に様々なシチュエーションを作り出し、彼氏と愉しむというやっかいな性癖を追加させていただきました。この人、いずみとは違うベクトルで潜在的に「変」の要素が多い気がする。応用次第ではいくらでも活躍の場が作れなくもないが、彼氏もちなのが徒となり、あまり掘り下げられないのが難。ちなみにアイコンに適したいいカットがあまりなく、キャラ紹介のものとほぼ同じになってしまいました。
公式データ
第23話 船上タルころがし!!
単行本収録
講談社版 第4巻第1話
フランス書院版 第5集(センセーション)第6話
英知出版版 第1集(ハート編)第23話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第29回

こんばんわ、「黒猫マスクの情け無用!!」司会の黒猫マスクです。今回はロケ地からお伝えします…

アシスタントの原田いずみです!!

しーっ!!

ど、どうしたんです!?というか、いきなりロケってどういうことですか?

実は、今日のエピのゲストが仕事で来れなくなっちゃったんだ。

え…ああ…確か秋山さんですね。警察官だからまた事件追ってるのかな。

まぁそういうこと。どうも彼女検挙数が下がってて厳しい立場にあるらしいんだ。

検挙にもノルマがあるんですね、何か生々しいなぁ…

しかも原作ののぞきも一旦は捕まえたものの、結局振り切られて逃げられてしまったらしい。

あらら…そういえば確保はしてたけど、手錠かけるシーンありませんでしたよね。

それでまぁ今回は原作でも舞台になった公園で、彼女の仕事のお手伝いをしつつ、番組進行しようと思って。

な、なるほど…黒猫さんにしては珍しくまともな意見ですね。そういうことなら喜んで協力しますよ。

いいの?

どうかしましたか?

今回のエピソードは「のぞきおとり捜査」だよ?

はぁ…

つまり、いずみちゃんが囮になってもらわないと…

あっ!!

原作ではなぜか秋山さんたちに頼まれてアベックということで公園を歩き、おびき出されたのぞきを確保するドタバタを収録したものでした。

そ、そうかアベックってことは菊丸くんが来るってこと!?

え…そんな予定はないけど。

な、なんだぁ…そうですか…(しょぼん)

それよりほら、これ着けて!!

これ…なんです?

高性能イヤホン、のぞきの出没をはじめとるする周囲の状況を伝えたりするよ。

じゃ、じゃあわたし一人で囮になるんですかぁ!?

当たり前じゃん。

黒猫さんは!?

こんなマスク姿が公園うろついてたら怪しまれちゃうでしょ!?

ああ~ん!!だったらそんなマスク外せばいいじゃない!!

いやいや、覆面レスラーの命ですから…ささ、そうこうしてる間にのぞきはこの公園に潜んでるよ。そして秋山さんもどこかで張り込んでいるはずだから、さっそく作戦に移ろう!!

ど、どうするんですか?

よし、じゃあ我々は公園の外を司令基地にするから、いずみちゃん一人で公園に入って。イヤホンは装着済みだね?聞こえる?

あ…はい、感度は良好です。

OK、こっちも聞こえます…ではこれより作戦開始。ただいま時刻は17:30.逢魔が時ってやつですね。暗闇が強まってきています…それじゃあいずみちゃん、適当に小路を歩いて。

あ、はい…適当に歩いてますけど、怪しい人はいませんねぇ…ちょっと歩き疲れちゃった。

そうだなぁ…その辺何かある?

ベンチがありますね…

どんな風?

人は時々通るんですが、日がどんどん陰っていってるから、薄暗いですね。

そうだねぇ確かにさっきより暗くなってきてるね…そっちはもう真っ暗?

そこまではいきませんが、視界は良くないですね。人の輪郭がぼんやり見えるくらい…

周囲に何かある?

腰の高さ程度の植え込みが小路に沿って点々と…そっちは本当に真っ暗ですね。

よし、そこはいいのぞき犯おびき出しスポットになりそうだ…いずみちゃんそこに座ってみよう。

は、はい…

どんな感じ?

時々人が通る気配はありますが、やはり相手がどんな人かというのは闇に紛れてわかりにくいですね。

うう~ん、もう少し工夫の余地があるようだね。

く、工夫?

いずみちゃん、ここは思い切ってシャツをたくし上げてみようか。

そ、そんなことできるわけないでしょ!!

おとり捜査なんだから、少しは色香を振り撒かないと…

そ、そうはいったって、少ないとはいえ、人通りゼロじゃないんだから、見られて恥ずかしいのはわたしじゃないですか!!

大丈夫大丈夫、いずみちゃんが言ってたじゃない「真っ暗でよく見えない」って。ということはいずみちゃんに気づく人もいないんだよ。

う…ど、どうしてもやらなきゃダメですか?

うん、いずみちゃん、ここは街の平和のためだよ!!

そ、そうですよね…わたしが頑張ることで世の女性たちをのぞきの毒牙から守ると思えば…

そうそう。

し、しかたないなぁ~
(ずるん…)

ぐふ…どう…いずみちゃん…

と、特に変な気配は感じないですね…

いやいや、そうじゃなくて…

?

いずみちゃん個人の感想だよ。

(どきっ)な、何のことです?

またまたぁ…暗闇で人目を意識しなくていい環境下でおっぱい露出した感想はどうかなってこと!!

な、なんで全部露出してるってわかるんですか!?

あれ、当たった?いずみちゃんなら、ブラ露出をすっ飛ばして、そうするかなって思ったんだ~

~!!

で、どうなの?周囲の人、いずみちゃんの露出に気づいた?

く、暗いせいか、別に気づいてないみたいですね…

うう~ん、撒き餌が足りないのかなぁ…

ま、まさか…もうじゅうぶんでしょぉ~?

よし、じゃあ膝を開いてみようか、いずみちゃん!!

ああ~ん!!やっぱりぃ!!

いずみちゃんこれも…

ま、街の平和のためっていうんでしょ!?そ、そう何回も同じ言葉に乗せられ…

いずみちゃん自身の悦びのため…

余計悪いです!!そ、そんなことで悦ぶわけ…

…ないと言い切れる?

…な、ないと思いますよ。

思うってことは確信できてないんだよ。よし、じゃあ検証のためにやってみようよ。

…け、検証~!?

いずみちゃんがそのまま、おまたパッカーンってやって何か心に残ればよし、恥ずかしいばかりでこれ以上は嫌だと思えばそれはそれでよし!!いずみちゃんの深層心理を探るんだよ!!

…そ、そんなことが心に残るわけ…

いやいや、いずみちゃん。おっぱい露出して先っちょ勃たせてるだけで…充分だって!!

はっ!!そ、それは…ってなんでわかるんですか!?

ありゃ、また当たった?テキトーに言ったんだけど…

~!!

まぁまぁこうしてるうちに時間は過ぎる一方だから、とにかく広げてみようよ。どうせ見えないんだからさ。

…
(かぱっ…)

ほ、ほら!!やりましたよ、もういいでしょ!?

…ん~ちょっと物足りないのかなぁ…

は?

人の動きにちょっとだけ変化が現れたみたいなんだけど…もうちょっと大胆になってもらえると…

動きに変化?

うん、ちょっと怪しいのが近くに潜んでるみたい。いずみちゃんの色気アピールが足りないから、その怪しい人を引き寄せるにはもうひと押し必要なんだよ!!

ひ、人を誘蛾灯みたいに…で、でももう胸は全部露出してるし、パンティ見せちゃったりしたのなら、残るは…

よし、そこで生脱ぎサービスだぁ!!

ちょ、ちょっとぉ!?

大丈夫、大丈夫、原作でも生おしり披露してるんだから。

(原作より)

そ、それはあの時は菊丸くんが余計なことを…

まぁまぁ、その時のぞき犯にガン見されてたなんて、後で知ったんだよね?

う…そ、そうですぅ…

…

今もほら、いずみちゃんの近くにいる怪しい人が警戒している。いずみちゃん、このままじゃ逃げられちゃうよ!!

わ、わかりましたよ…や、やればいいんでしょ!?…ああんでも、恥ずかしいよぉ!!

い、いかん!!いずみちゃんが騒ぐと本当に逃げられてしまう!!し、しかたない、ではお手伝いを…

きゃあ!?

(イメージ)

く、黒猫さん、近くにいたんですかぁ!?い、いつの間に…

うん、でも迫ってるのは他にもいる…だから静かに…

…

ほ、ほんとだ…何か別の気配が…

さあ、いずみちゃんそのノーパンのおみ足を、ベンチに乗せて…そうそう…

あぅ…

そして、ゆっくり開いていくんだ!!開花を待つ花のごとく…
(す…)

だ、だけどぉ…

頑張るんだ!!大丈夫、開いた先は暗闇なんだから!!

う…
(すすす…ぱかっ)

い、いいよぉ!!いずみちゃん!!ベンチに咲いた一輪の徒花(あだばな)!!

はうぅ~は、はずかしい…

お、おほぉ~!?す、すごい!!じょ、女子高生の露出狂!?

よし、いまだ!!秋山さん!!
(パッ!!)

…え?

のぞきの現行犯で逮捕します!!

わ、わぁしまったあ!!
(ガチャリ!!)

いやぁ、うまくいきましたね。秋山さん。

た、たすかったぁ…

あ、いずみちゃん。もう脚閉じていいよ。そんなところいつまでも晒してたら風邪ひいちゃうよ?街灯点いてるんだから、肉眼で丸見えだし。

きゃ、きゃああ!!

ありがとう、黒猫さん!!ついでとはいえ、のぞき犯も検挙できたし、万々歳よ!!

いえいえ。

ん…?ついで?
(ガチャリ!!)

原田いずみ…わいせつ物陳列罪の現行犯で逮捕します!!

え…ええ~!?どういうことですか、黒猫さん!!

最初に言ったでしょ、「秋山さんは事件を追ってる」って。

のぞき出没じゃなかったんですか!?

誰もそんなこと言ってないよ。今回のターゲットは痴女。

ち、痴女ぉ!?

この公園の物陰で、いろいろ変なことしてる痴女がいるって噂になっててね…

いやぁ…まさかとは思ったけど、いずみちゃんだったとは…まぁでもたった今この目で丸出し姿見ちゃったらねぇ…

ち、ちがいますぅ!!先週はこの公園では…あ、いや、とにかくちがいますぅ!!だ、だいたいこれ黒猫さんがやらせたんじゃないですかぁ!!

ま、詳しくは署でお話を聞くわ。

ああ~ん!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。いずみを硬軟巧みに弄べるある意味「いずみフィクサー」。ちなみに今回は暗視ゴーグル標準装備でいずみの間近で実況してたという裏設定があったりする。

原田いずみ
現役女子高生。今回のアイコンは適当モノクロページのカットがなく、やむなく二色カラーのコマから採用。
まさかのヒロイン逮捕オチ…ってどこぞの刑事ドラマか。秋山婦警のターゲットがのぞきでなく、痴女であったとミスディレクションできたかなぁ。
一応、たっぷり説教されたうえで釈放されたという裏設定があったりする。

秋山早苗
婦警さん。今でいえば女性警察官。昔は職業婦人なんてジャンルにカテゴライズされてたのかな。原作では複数回登場しているにもかかわらず、なぜかほとんど制服姿で登場しないので、あまりインパクトのない人。たぶんノンキャリ。あ、これ前回ご登場時にも書いちゃったなぁ、あんまり指摘すると気の毒か。
その貴重な制服姿が冒頭あったのだけど、アイコンにするにはサイズがイマイチだったので、泣く泣く見送りました。
音羽署の某女性刑事から仕入れたいずみ≒痴女疑惑ネタをきっかけに、いずみをマークしていたという裏設定があったりする。

のぞき犯
もちろん本名にあらず。作中では「のぞき」とのみ表現されてたが、実際は置き引きなどもやらかすらしい結構タチの悪い犯罪者。彼もまた暗視ゴーグルを装備し、いずみの開花を堪能していた裏設定が(以下略)。
公式データ
第14話 のぞきおとり捜査
単行本収録
講談社版 第2巻第7話
フランス書院版 第4集(急接近)第2話
英知出版版 第1集(ハート編)第14話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!増刊4号

はーい、「黒猫マスクの情け無用!!」今日は増刊号でーす!!司会は…わたくし、中野千春でぇす!!主役乗っ取りでーす!!

アシスタントノ、リンダ・マッケンジーネ!!ソシテ今日ノゲスト…

こ、こらぁ!!この扱いはなんなのよぉ!?なんでわたしだけこんな格好で参加なのよぉ!?


いずみ、自己紹介が先でしょ?長いことアシスタントやってるのに使えないわねぇ…いいじゃない、普段はメイン張ってるんだから、たまにはこういうぞんざいな扱いもいいでしょ?

は、原田いずみです!!ていうか、これはぞんざいとは言わなぁい!!

デハ、サッソクデスガ、エピソードノ進捗具合ヲ見テミマショウ!!

ああ~ん!!わ、わたしこのまま進行させられるのぉ!?

まぁいいじゃない。かるーいサービスショットってことで…
第1回 過激な運動会!!
第2回 ピチピチ度勝負!!
第3回 興奮の家庭教師
第4回 スリル満点・スイカゲーム
第5回 病院で大はしゃぎ!!
第6回 滝修行と人間岩
第7回 キャンプは最高!?
第8回 おもち騒動!!
第9回 ボディーでゴルフゲーム
第10回 3人だけの避難訓練!?
第11回 人質、大脱出!!
第12回 車は急に止まらない!!
第13回 人間、魚すくい!!
第14回 赤ん坊はおこってるぞ!!
第15回 あかちゃん、できちゃった!!
第16回 刺激的な祭の夜!!
第17回 ㊙鉄道模型作戦
第18回 デートでじらせ菊丸のハート
第19回 危機一髪、忍者修行!!
第20回 強盗犯をやっつけろ!!
第21回 主役は菊丸だ!!
第22回 寝室ドロボー
第23回 菊丸特製ドッキリ下着
第24回 最後のパンティー
第25回 しめ縄相撲!!
第26回 新型人形になりすませ!!
第27回 脱衣場で大興奮!!
第28回 くらやみの悲劇!!
第29回 ●●●●●●●●
第30回 ●●●●●●●●●●
第31回 ●●●●●●●●●●●●●
第32回 ●●●●●●●●●●●●
第33回 ●●●●●●●●●●●
第34回 ●●●●●●●●●●●●●
第35回 ●●●●●●●●
第36回 ●●●●●●●●●●●●●●●
第37回 ●●●●●●●●●●●
第38回 ●●●●●●●●●●●
第39回 ●●●●●●●
第40回 ●●●●●●●●●●●
第41回 ●●●●●●●●●●●
第42回 ●●●●●●●●●●●●
第43回 ●●●●●●●●●●●●●●
第44回 ●●●●●●●●
第45回 ●●●●●●●●●
第46回 ●●●●●●●●●●●
第47回 ●●●●●●●●●●●●
第48回 ●●●●●●●●●●●●●●●●●
第49回 ●●●●●●●●
第50回 ●●●●●●●●●
第51回 ●●●●●●●●
第52回 ●●●●●●●
第53回 ●●●●●●●●●●
第54回 ●●●●●●●●●●
第55回 ●●●●●●●●●●
第56回 ●●●●●●●●●●●●
第57回 ●●●●●●●●●●●

ヤーット、折リ返シデスネェ…

思った以上に前半で評価高めのエピソード使ってるから、ちょっと息切れしないか心配だったんですけど、わたしたちがターゲットになるエピソードを黒猫さんがうまくいずみに転嫁してくれてるから、なんとかテンション維持できてるって感じですね。

ソレヲ言ッチャア、オシマイデスヨ。デ、イズミトシテハドウナノ?

な、何が?

わたしたちのエピソードを体験してみてってこと。

そ、それは…

要ハ、イズミガドレダケ、ドMワールドヲ堪能デキタカッテコトデスヨ!!

だ、誰がどMよぉ!!そ、そこまではまだ…

でもここまでくると、どの巻がどれだけ消化したかややこしくなってきたわね…

デハ、ツイデデスカラ、巻数ゴトノ進捗ヲ書イテミマシタ!!
1巻 3/7話
2巻 2/8話
3巻 5/7話
4巻 3/7話
5巻 4/6話
6巻 3/6話
7巻 2/6話
8巻 4/5話
9巻 1/3話
10巻(復刻版)1/2話
総数 28/57話

9ト10ハ分母ガ少ナイカラ、進ミノ早イ、遅イカラハ除外シテ検証スベキデスカネ。

ふーん…こうしてみると3巻と8巻の消化が早いわえ。あとは1と2が意外に残ってるわねぇ…3巻はともかく、8巻の消化が進みすぎなのはちょっと気がかりよねぇ…いいお話使いすぎかもって黒猫さんが危惧してたことが現実味を帯びてきたわね。

こらこら千春、何気に毒づかないでよ。

ナニハトモナレ、ヨウヤウコレデ折リ返シ…日本ノ諺デ「オレタチノ闘イハ、ハジマッタバッカリダ!!」デシタッケ?

違う違う!!それ、打ち切りフラグ!!

なんでそんなもん知ってるのよあんた…

原田いずみ
現役女子高生2年生。17歳。主役乗っ取られ。何となくだけどこの3人の「女子会」は、おおむねこんな感じでいずみがオモチャにされてそうな気がする。菊丸を含めレギュラー人数が多すぎるってこともあるのか、実は三人が一堂に会する場面って非常に少なかったりする。特に第47話以降はそれが顕著。最終回以外は千春かリンダが必ず欠席している。
ちなみに今回は第42話からのカットでご参加いただいたのだが、いずみが一番アイコン素材が乏しかった…

中野千春
同じく現役女子高生2年生、17歳。天然なのか、わざとなのか何気に毒舌。いずみはその火消し役に追われることが多い。いずみは日常生活時は(比較的)常識人のため、彼女のような奔放キャラがいることで物語ってもんは動くんだろうなと最近思う。

リンダ・マッケンジー
彼女は果たしていずみたちと同級生、いや同学年なのか?以前指摘したが英知出版版のプロフィールに16歳とされている。主人公グループとと出会ったとき、いずみたちはすでに高校2年生なので、学年度上の年齢は基本的に17歳に相当する。7月6日生まれなのに初対面は正月が舞台だから、この時点でリンダが16歳なら、彼女は高校1年ということになり、年下となってしまう。
単にそこまで考えてなかっただけってのが真相なんだろうけど。
黒猫マスクの情け無用!!第28回後編

「黒猫マスクの情け無用!!」司会の黒猫マスクでーす!!

アシスタントの松山でーす!!

こらこらこらぁ!!松山先生はアシスタントじゃないでしょ!!

ああ、そうだね、カウンセラーだ。

どこがカウンセラーですか、わたしが正アシスタントの原田いずみです!!

性アシスタント…うんうん、言いえて妙だね。

字がちがーう!!

ううむ、思春期の少年たちの「お手伝い」をしていたことを鑑みれば、いずみちゃんにふさわしい肩書ですね。

ああんもぉ黒猫さんまで…なんか菊丸くん2.5人分くらい相手してる気分…

でも嫌じゃないんでしょ?恋バナよりは…

そんなわけないでしょ!!大体前回からの続きってこれからどんな質問責めする気なんです!?

(ぼそぼそ…)答える気ではいるよ、答えなきゃいいのにねぇ…

(ぼそぼそ…)この辺がいずみちゃんの面白い性格でして…では先生本領発揮でよろしく…

よーしでは、いきますか…まずはとっかかりから…いずみちゃんっていくつだっけ?

意外と普通の質問ですね…先生とスケートに行ったときは16でしたけど、現在は高校2年の17歳です。

つまり女子高生…いい言葉だよね…ぐへへへ…

せ、先生!?

おっと失礼、つい本音が…それにしてもいずみちゃん、いつもかわいらしいファッションだよねぇ…

あ、ありがとうございます…

時に…うちの学校…服装は自由だけどさ、なんというか…あまり刺激的な格好で登校するのは感心しないなぁ…

し、刺激的?

服装そのものが派手だとか年相応じゃないないとかそんなんじゃないんだ。ただ、Vカットのきっついベストにブラウスのボタン1段目だけ外してて胸元強調してたりとか…教職のぼくなんか授業中だと席を見下ろすことになっちゃうから、胸の谷間見えちゃうんだよね。

あ~あるある。

(イメージ)

ええっ!?そ、そうなんですか!?そ、そんなつもりは…

またまたぁ~

とぼけちゃってぇ~

ほ、ほんとですぅ!!

そうそう、それから…いつも膝上のミニで登校してるでしょ?

はぁ…

階段下からパンティ丸見えになってるの気づいてないの?

え…ええ~!?

あ、いずみちゃんやっぱり知らなかったんだ。一部男子生徒で有名ですよね「いずみちゃんスポット」。

いずみちゃんスポット利用上の注意
1.撮影は自由(対象はいずみちゃんに限る)
2.本人に許諾は必要ないが、バレた時は自己責任で解決
3.写真の流出はご法度

な、なんですか!?その個人を特定してる変な名前!!

あ、黒猫さんも知ってた?別にいずみちゃんだけってわけじゃないけど、休み時間にいずみちゃんがよく立ち話している階段そばの階下からバッチリスカートの中が見えるんだよね。

ですよね。

く、黒猫さんも知ってるんですか!?というよりなんで知ってるんですかそんなスポット!!

ちなみにこれは噂だけど…そこでいずみちゃんのパンティを毎日チェックしてたやつがいたんだけど…パンティのローテーションサイクルがものすごく長いんだって。

へぇ…そりゃ初耳…ということは…?

もんのすごい量のパンティ持ってるらしいんですよ。

こらこらこらぁ!!人の恥ずかしい情報勝手に流さないでくださいよ!!だ、だいたいそれは菊丸くんに奪われても大丈夫なようにとストックで…

とにかく「いずみちゃんスポット」と言われるだけあって、いずみちゃんのパンチラアングルが拝めるその場所は大人気なんだ。彼氏もいないのに、いつもばっちりキメたパンティを装着しているからね。見えないおしゃれもしっかりということで…

か、彼氏いないのは余計です!!

男子生徒を刺激してる自覚なかったの?

あ、あるわけないでしょ!!そんな痴女みたいに…

そう、そこなんだよ、ぼくが心配してるのは…

え?

服装の乱れは心の乱れ、なんていうでしょ?いずみちゃんの自覚してない心のケアが必要なんじゃないかと心配なんだ。

せ、先生…

ぼくは心配なんだよ、いずみちゃんがどMの快楽に目覚めて、体の部位を何かに見立てて成りすましたりだとか、大勢の一般人の前で露出行為におよんだりしないか…

(ぎっくぅっ!!)い、いやそんなこと…

(先生、初期キャラで後々の実情を知らない割には、いずみちゃんのキャラというか、闇をよく見抜いてるなぁ…)

そこで今からいずみちゃんの服装検査だ!!

ええっ!?ちょ、ちょっとぉ!?なんでそうなるんです!?

言ったろ、服装の乱れは心の乱れ…ということは心が乱れてるいずみちゃんに必要なのは服装チェックなのだよ!!今日は「いずみちゃんが身に着ける衣服で殿方を刺激しない限界」をチェックしていこう!!本日オンエア前に衣装を指定したのはこのためだったんだよ。

そ、そんなむちゃくちゃな理由が隠されてたなんて…珍しくごく普通の格好させられたから、何も疑わなかったのに…不覚!!

まずは上着からチェックしていこう、念入りにね。

う、上着って言っても、着せられた服は今はブラウスしか…

いや、それがいい。

は?

ああ、そうかボタンを開けてどこまで胸元の強調が許されるのかその程度を調べるんですね!?

黒猫さん、察しがいいねぇ。

では、この黒猫がレスラーとしていずみちゃんを拘束しまーす!!(がっき)

きゃっ…

では1段目…(ぷち)

あっ…

鎖骨が見える程度ですね。まぁこれはこれで…

いやいやなかなか…続いて2段目(ぷち)

ちょ、ちょっとぉ…

谷間がはっきり現れましたね…そして…

ブラの端がすこーし出てます。この少しっていうのがいいですね。

(イメージ)

まぁね、全部出たらただ痴女だもんね。

では限界は2段ってことで…

まぁ一応、3段目がアウトなこと確認しておこう…(ぷち)

や、やぁ~ん!!

うう~む、やはりおっぱいが全部露出しちゃったか…

あれ、いずみちゃん…ブラの先っちょがちょっと突起してない?

(ぎく!!)

羽交い絞めしてるのめんどくさくなったなぁ…いっそ椅子に括り付けちゃいましょうか。

ちょ、ちょっとぉ!!

ああ、それいいね。椅子に座って足が開く角度も重要だね。意外と本人気づかないままご開帳してることも多いから…今回はそこまで検証する時間ないから、先送りするけど…

まぁミニスカのパンチラ限界値測定した時点で、座っただけで見えまくりですからね。

あ、そうそう…いずみちゃん、今日の衣装は番組の…というかぼくが準備した指定品だけど、ちゃんと着てくれてるようだね。

あ…ええ…先生が準備したんですか?

実はそれ、ほとんどはどこにでもある普通の量産品なんだけど、パンティだけは特注なんだ。

(イメージ)

え?この縞パンが?

実はこれ…縞ごとに脱着できるんだよ。

え…ええっ!?

裂けるチーズみたいな構造になってるってことですか?どれどれ…(ぴ~)あ、ほんとだ。

く、黒猫さん、何勝手に1段はずしてるのお~!?っていうか何よこのパンティ!!

もちろん、いずみちゃんが大切な部分を見せちゃう限界点を探るんだよ!!

や…やぁ~ん!!

それ、もういっちょ!!
(ぴ~)

あ…ああっ…ど、どんどん露出部分が広がっていくぅ…

でへへ…先生、これ、なんかドキドキしますねぇ…

だろ?

わ、わたしで遊ばないでくださぁい!!そんな…ああん、み、見えちゃ~う!!

ではその次の段で…
(ぴぴぴ…)

あ…ああっ…

おほっ…もう少し…ぼちぼちいずみちゃんの朝日が…

だ、だめ…ん…?

どうしたの?いずみちゃん…

いま何かキラって…

え、そ、そうかい?き、気のせいじゃないかなぁ~

なんで動揺してるんです?先生…

いえ確かに、足元からなにか…

ああっ!!鞄にカメラ仕掛けてるぅ!!さてはいずみちゃんを盗撮してましたね、先生!?

あ…し、しまった…

やだぁ!!わ、わたしの…丸見えじゃない!!

け、けしからん!!この記録メディアは没収ですぞ!!

く、黒猫さん…く、苦心して収めたのに…それは切ない…

松山先生って更衣室とか女子トイレの個室ごとにカメラとか仕掛けるタイプっぽいなぁ…

失礼なこと言うな!!いくら何でもそんなことしないぞ!!そんなにたくさん仕掛けたら管理コストと発見されるリスクが高まるからな!!

否定するところそこかい!!

あ、あぶなかったぁ…まったくもぉ…あ、あれ?そういえば…

どうしたの?

思いっきり忘れてましたが、あらすじ紹介してないですよ。

あ~

あ~でもまぁもう、なんか…ねぇ…

もういいよねぇ…

ふたりとも、雑すぎでしょ!!

じゃあ一応やっとくか…「松山先生引率の元スケート旅行に参加したいずみちゃんと菊丸くん。松山先生と夜這合戦になりましたが、いずみちゃんは機転で難を逃れました」終わり。

短っ!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。あらすじ紹介がどんどん雑になってるのは初期エピソードゆえのご愛敬ということで…目的地につくまでの過程においてその通過点の一か所を異常なほど掘り下げ、進むべき道が停滞しちゃってるこじらせぶりも垣間見せる(何のかは秘密)。そのため松山とはどうにもこうにも親和性が悪い気がする。そのせいか、今回は引き続きややツッコミ役気味。ちなみに松山先生から没収した記録メディアは、今も黒猫が大切に保管しています。

原田いずみ
現役女子高生17歳。今回は「無自覚痴女」の一面を松山式カウンセリングで暴いてもらいました。そういえば背中越しとはいえ、M字開脚を初披露したエピソードでしたね。この後、これがいずみちゃんのキメポーズの如く頻出するとは当時予想もつかなかったことでせぅ。

松山
今なら大問題にあるであろう、ど変態教師。同じフレーズ使っちゃいました。すいません。
セクハラキャラ的には、菊丸よりは小物なので色々イジり甲斐がある一方、それ相応に年嵩、でも年齢的には村沢教官よりは若いであろうから、シャレにならん事態を引き起こしかねず、使いやすさとにくさの両方を併せ持つため、なんだかんだでそのままでは使いにくかったりする一方、なんとなくこのおっさん風Q&Aトークが面白かったので2回に切り分けてしまいました。黒猫にはできない(であろう)ネタというのが大きかったのかな。
ここでは黒猫さんがドン引きするレベルでのおっさん思考全開にさせていただきました。
第3話 くらやみの悲劇!!
単行本収録
講談社版 第1巻第3話
フランス書院版 第4集(急接近)第3話
英知出版版 第1集(ハート編)第3話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第28回

黒猫マスクの情け無用!!」司会の黒猫マスクでーす!!

アシスタントの原田いずみでーす!!

さて、今回は「くらやみの悲劇!!」です。

あ~また初期のお話ですから…どーせ身が入んないとかなんとかぶーたれるおつもりですね?

いやいや、まぁそれは素材次第です。やっぱり膨らませようがあれば、どうとでもなりますよ。

そういうもんですかねぇ…?

そういうもんですよ。ま、このエピソードは全エピソード初のお泊り回ですね。

原作順でいう、この前の回「ホーム・デートはこりごり」ではわたしの家に泊まることにはなったけど、結局出てしまいましたからね。

そういうこと、しかも旅行先という羽目を外しやすい環境ってのもいいよね。人数が多すぎるのがネックだけど。そしてなんといっても今回のゲストが実にいい味を出してます。

えっ…お、お呼びしたんですか?あの人を…

もちろんですよ。

え~やだなぁ…

ということで…

どうも~松山でーす。

あ~やっぱりぃ!!

何か露骨に、本心から、ガチで、心底嫌そうじゃない?

そりゃそうですよ。かつては女生徒の憧れの的でしたけど、一皮ひん剥けばただのセクハラ教師ですもん。

いやぁ~原田クン、こんなところでアルバイトしてたんだねぇ…ぐへへへへ…

…ホントだ。ただの変態だぁ…

教師として、かわいい教え子にこのようないかがわしいバイトをさせるわけにはいかないなぁ~

え、ええ…と…

これは職員会議にかけて停学…場合によっちゃあ退学もありうるかなぁ~

た、退学ぅ!?そ、そんなぁ…

あ~松山先生、その話題出されちゃうと、番組が終了しちゃうんで…またその辺は楽屋で…

だまらっしゃい!!今日は緊急企画「いずみちゃんに色々質問攻めしちゃおう!!」だ!!(どん!!)

な、なんですかぁそれ!!

あ~あ、この人タイトルボードまで用意しちゃってるよ。これ設定上はラジオだから見えないなのに…

ぐぇへへへ…可愛い教え子のことは何でも知っておきたいのだよ。さて早速質問ですが…「今彼氏はいますか?」

…!!

あ、それはちょっと気になるなぁ…

こ、答えないといけないんですかぁ!?

そりゃそうだよ。可愛い教え子のことは何でも知っておきたいからね。

いずみちゃん!!ここは先生の質問に答えて差し上げて!!

…ん…

え?何?ちゃんとマイクに向かって大声で発言してくれないと…

い、いませぇん!!

ほぉ…今現在フリー…と。

ほっ…

ん?なんで黒猫さん安堵した表情なの?

そ、そんな風に見えます?マスク着けてるのに?

い、いやマスク着けてても雰囲気バリバリに伝わってくるんだけど…まぁいいか、じゃあ次の質問…「好きな人はいますか?」

むむっ!!これも聞きたいような聞きたくないような…

そ、それは黙秘権は…

なーし!!

えっええと…相手に迷惑かけちゃうかもしれないから…あ、当たり障りのない範囲でいいですか?

むぅ…し、しかたないな。ていうか、「相手のあること」ってことは、好きな人がいるってことですね!?

好きというか…う~ん…気になるといったほうがいいのかなぁ…そいつは遠慮なく人の心の殻を叩き割って入り込んできて、好き放題するんです。

好きってわけでもないの?

ちょっとわからないんですよねぇ…わたし自身、ちゃんと異性とお付き合いしたことないし…

米沢がいるじゃん。

(コイツ)

な、何で知ってるんですかぁ!?ま、まぁ米沢くんは…お試しコースみたいなもんでしたし…

何気にひどいな。

それに…あんな紳士だとちょっとつまらないかな…

まだこのオンエアではレビューできてないけど、お見合い相手の大木氏とかは?

あれは論外!!ヅラの上に詐欺師じゃないですか!!

こうしてみるといずみちゃんって、男運ないねぇ…

く、黒猫さんうるさい!!

で、残ったのがいずみちゃんが配慮する「相手」ってことね…すごい消去法だな。

わたしの本心も煮詰まってないから断定しきれないですよ。それに…

それに?

そいつはわたしに限らずちょっとかわいい女性なら誰でもって感じで…

それはまた軽佻浮薄な…いずみちゃん一本で絞るべきだよ、誰だそんな贅沢野郎は。

く、黒猫さんが言うほど贅沢野郎ではないですよ。うう~ん、でも女友達からのまた聞きですけど「一番ぴちぴちしてる」って評価されたっていうし…ま、まぁその相手の中ではわたしは上位にいるんじゃないかなぁ…なんてちょっと楽観しちゃってる部分はあるんですけどね。

ああ、つまりそのお相手とは、いずみちゃんの殻を割って大人のレディーとして脱皮させて差し上げようとしているこのオレってことだね?

あ、それは違いますね(ばっさり)。

ぐはっ…ま、まぁいいさじっくり外堀を埋めて大人の男の魅力を…

…ゲスぃ本音が丸聞こえですよ、先生。

ま、いずれにしてもこれ以上そういうハートフルな話題は、このハートキャッチワールドには似つかわしくないですね。

恋愛トークが?っていうか今のどこがハートフルだよ!?

ささ、ここからは松山先生本領発揮の質問をぶつけてください。あ、でももうお時間ですね。

ええ~色々恥ずかしい質問シミュレートしてたのにぃ~

…(…病んでるなぁ、こいつら)

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。大人の魅力とかいったフレーズや恋愛トークといった(ある意味)普通の方面からからいずみを攻略するのは苦手らしい。今回はちょっと地味な役どころ。弁が立つ割にはガールズトークは苦手。

原田いずみ
現役女子高生の17歳。彼女も彼女で意外にもごく普通の口説き攻略ルートでは反応が悪い。どうでもいいが、ハートキャッチワールドの住人たちを恋愛シミュレーション的なゲームにしてしまったら、そのルートが最難関コースなんだろうな。

松山
今なら大問題にあるであろう、ど変態教師。とはいっても同じ穴の狢とはいえ、菊丸ほどアブノーマルな性癖はなく、ロリというほどいずみたちも幼くはないし、要は女好きの範疇と思われる(たぶん)。
教育者としての志なんぞなく、若い小娘に囲まれて愉快に過ごしたいタイプなんだろうな。悲しいかな、現実のニュースではリアル松山氏が雨後の筍の如くいるわいるわ。自制しながら勤め上げるのって結構大変な職場だろうなとは思うけど。
公式データ
第3話 くらやみの悲劇!!
単行本収録
講談社版 第1巻第3話
フランス書院版 第4集(急接近)第3話
英知出版版 第1集(ハート編)第3話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第27回

黒猫マスクの情け無用!!黒猫マスクでーす!!

アシスタントの原田いずみです!!

さーて今回は「脱衣場で大興奮!!」です!!

脱衣場でしかも大興奮なんてタイトルだから、前半のお話とはいえ、黒猫さん的にはアリなお話なんでは?

それがねぇ…そうでもないんだよ。

え、何でですか?

脱衣場ってシチュエーションそのものにあんまりコーフンできんというか…通常衣類を脱いだり着たりする場所だからからかな…まぁもちろん男子禁制の場所に潜入するのは、それなりにポイント高いんですけどね。仕草的にポイントが低いんでしょうね。服を脱ぐというシチュエーションは上着程度なら日常光景で充分見れるわけだし。あ、でも上着を脱いだ時、下がノースリーブだったりすると、その脇の見え具合がそそるよね。

屈折してますねぇ…

例えば浴場であれば、普段お見せすることのない動作や光景…体を洗うとか、湯煙に見え隠れする入浴シーンとかポイント高いんですよ。場合によってはいずみちゃんが色気のないパジャマで寝てる寝室…こっちの方が高評価だったりするんだよね。

はぁ…

まぁその最たるものは、女子ト…

く、黒猫さんの変態!!いくらわたしでもそんなもんお見せしませんよ!!

まだ全部言ってないのに…とにかくそうやって、オープンにしたがらないシチュエーションに追い込むのがこの黒猫マスクの仕事なわけで…ま、ツカミからあまり変な方向に脱線しても仕方ないから、始めましょうか。

本日はゲストはいらっしゃるんですか?

ま、一応ね…深夜の放送に小学生の竹丸は論外として、今回の女性ゲスト候補は宇敷美奈子さんと森尾尚美さん。

なんですかゲスト候補って…両方お呼びすりゃいいじゃないですか。

いやいや、選定の過程はお話しておくべきだと思いまして…それに予算の都合もあるし、編集が面倒ってのもあるし…

明らかに後者でしょ。真意は。

まぁ実は人選決まってるんだけどね。一方はストーリーの起承転結の起にしか関わってないし、別に二人に無理やり分割しないでも一人分のエピソードでまとめることは可能だったと思うし…

はぁ…

それにもう一方はある意味最強のスキル…「演劇部部長」というカードを持ってるから、リミックス再現にはうってつけ…

あ…もうわかっちゃった…ということは…

はい、お察しのとおり!!本日のゲストは森尾尚美さんです!!

あ…やっぱり…再登場ですね。

では…尚美さん…あれ?尚美さん?尚美さーん?あっちかな?

うう~ん…ここは一発ツカミでかまして…

あ、あの…尚美さん?

この変顔ならスベらずに…はっ!!ええっ、ちょっと、い、いきなり振らないでくださいよぉ!!

…さっきから呼んでましたよ…えーと…ものすごいスベりっぷりで登場しましたが、改めまして森尾尚美さんです。

こんばんわ。演劇部部長兼いずみちゃんの先輩の森尾尚美です!!(きりっ)

いやいや、遅い遅い。

それで今回はどうやって進行するんですか?リミックスするんなら、尚美さんがまた菊丸くん役?

いやいや、今回は尚美さんは直接参加しません。強いて言えば自分の部分の立ち回りだけ。でもリミックスではほぼカットです。

え…じゃあ…

演劇に関わる彼女には、演技以外にも学ばなければならないことが多い!!今回は舞台監督、そしてこの黒猫マスク監修の下、脚本を担当していただきました!!

な、なるほど…じゃあ菊丸くん役は?

いつもどおり、この黒猫マスクが不退転の決意でお引き受けしました。

なにをもっともらしくのたまわってるんですか。

さて、原作のポイントを振り返りましょうか。

いずみちゃん、菊丸くん、竹丸くん、尚美さん、そして美奈子さんの5人で初詣を兼ねた旅行中、旅館で美奈子さんがイヤリングを失くしたので、浴室を探す菊丸くん。脱衣場でドタバタするうちにイヤリングを盗んだ濡れ衣を着せられました…おわり。

短いですねぇ…100文字くらいしかないじゃないですか。

まぁぶっちゃけ最初のくだりはほとんど要らないですよね。竹丸くんと美奈子さんの入浴とか。

そうだね、途中4ページくらい間引いても誰も気付かなそう…

(資料画像…実際はこの間に3ページあります)

シチュエーション的に無理がありすぎる気がしますね。そもそもイヤリング探す建前とはいえ、男性を女風呂の脱衣場に招き入れるなんて…

まぁまぁ気にしたら負けですよ。

冒頭黒猫さんがおっしゃってた、脱衣場という場面が凡庸ということを加味すると、このエピソードって前期のエピということを差し引いても相当評価低いんじゃあ…

…ところがそうでもないんだよ。それが遠山御大のすごいところで。

おおっと振り子のよう評価が揺れ動きますねぇ。「持ち上げて落とす」ではなく「貶めて持ち上げる」パターンですか…

マッサージチェアのシートの下に潜り込んで、機械に成りすますあたりが単純に面白いです。この辺は膨らませ甲斐がありそうで…

マッサージチェア?ああ…あんまイスですね。

…あんまイスて…そんな年寄り臭い言い方するのいずみちゃんだけだよ。多分…

ひ、ひどい!!なんか本気で凹んじゃったぁ!!

それはともかく…イヤリング発見の経緯は、いずみちゃんが勝手に見つけて、その流れで菊丸くんに全責任を負わせてるけど、プロット的にはあまりよくわからないってのが率直な感想かな。身も蓋もないことを言えば、別にイヤリング紛失から菊丸くんを浴室に招き入れる理由すら不要といえば不要。菊丸くんの性格からして、いずみちゃんと尚美さんがいれば、彼女たちが入浴するところを覗きにいくのは、自然な流れだしね。

ま、そ、それはそうですね…

そうなると…美奈子さんそのものが要らない子ってなっちゃうわけですね。

そう、こうして消去法で無駄をそぎ落とすと…結局脱衣場の場面だけクローズアップすれば充分なんだね。

なるほど…

そういうことで、実際リミックス…というかクローズアップは脱衣場の場面!!

はぁ…

では配役を発表します。いずみさんは当然いずみさん役、菊丸くん役…黒猫マスクさん!!森尾尚美はわたしが務めますけど、兼監督でーす!!では、わたしといずみさんがお風呂上がりの場面からスタート!!危うく二人に見つかりそうになった菊丸くん、慌ててマッサージチェア…ああ、いずみさん曰く「あんまイス」のカバーの下に潜り込みます。

尚美さん、「あんまイス」をわざわざ強調しなくていいですから!!

あんまイスに興味を持ったいずみちゃん、早速小銭を入れてマッサージ!!

よっと…あ…やだぁ黒猫さん、ホントにマッサージしなくても…

いやいやこういうのはリアリティが重要ですよ。
(もみもみ…)

あん…む、胸を揉まれちゃうと…
(コリコリッ)

ちょ、ちょっとぉ!!先っちょをつままないでくださぁい!!

う~ん、ちょっと硬いよね、凝りをほぐさないと…

そ、それ凝りじゃなぁい!!も、もう結構ですぅ!!…ん!?
(がっき!!)

きゃぅん!!な、何か首に挟まったぁ!!

や、やだぁ!!いずみちゃん…マッサージのローラーが挟まっちゃったわよ!!

う、動けなぁい!!
(びたぁん!!)

きゃっ、こ、今度はなぁに!?シートが盛り上がって…ぼ、棒状のモノがわたしの股間を押さえつけてるぅ!!

あ、ああそれ…えーと…あ、安全装置だよ。マッサージ中動かないようロックオンされちゃったんだね。

ああ~ん!!首のローラーと股間の「安全装置」で…身動き取れなぁい!!こ、これ安全装置の意味ないじゃないですかぁ!!

…
(パラ…)

きゃあ!!バ、バスタオルが取れちゃったぁ!!

わ…💛

な、尚美さん、どうかしたんですか!?

いずみさんのおしりがまるで卵を割ったように割れて…

や、やだぁ!!丸見えってことぉ!?

ううん、そうなんだけど…シートから盛り上がった「安全装置」が前にかぶさっててうまく隠してる…「安全装置」一つ隔てて丸出しのこのアングル…絵コンテでは撮影は難しいかもと思ってたけど…いい感じだわ!!

ああ~ん!!やだぁ!!

さ、いずみさん、ここからが菊丸くんへの反撃よ!!脱出を試みたいずみさんはまずはその「安全装置」を外そうと手を伸ばして、その先っぽを握りしめる!!

ぬふぉう!!

あ、や、やだぁ…手がぎりぎり届く程度だから、つ、つかみ続けるのがむ、難し~い!!

ぬほほ~!!

く、黒猫さんどうしたんですか?さっきから変な声出して…

い、いや、だ、だいひょうふぅ…

こ、この「安全装置」…どっちに動かせばいいのかな?こうかな?こうかな?
(こきっこききっ)

うぐぅ…こ、こりはやばい…うっ!!

…あれ?「安全装置」が引っ込んだ…
(ずるる…)

あ…黒猫さんどうしたんですか?いつの間にかシートから抜け出しちゃって…

は、はは…

…?それになんでそのシートを腰に巻いてるんです?

い、いやぁちょっとその事情が…そ、そう!!マ、マスクが破損したんだ!!

マスク破損して腰周りを隠すんですか?

し、失礼!!マスクを交換してくる!!
(ドローン!!)

わ、え、煙幕!?

もう…なんなのよあの人…ところでいずみさん、もうマッサージチェアから降りたら?安全装置もないしそもそも何も隠すものがないから、今度こそ丸出しよ。

あ、ああ~ん!!まだ首がロックされてて動けないんですぅ!!

ああ…そうか、ちょっと待っててね…よっと!!
(がぽん!!)

や、やっと抜けたぁ!!

うん、なかなか臨場感あるリハだったわ!!

リ、リハーサルだったんですか?今の!!

もちろん、黒猫さんが戻ったら本番よ。

ま、またこれやるんですかぁ!?け、結構首が痛いんですけどぉ…

そうねぇ…黒猫さんが戻るまでにイスを再点検しておきましょうか…ん?

どうしました?

変ねぇないわ…どこにあるのかしら?

何がないんですか?

「安全装置」。

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。「安全装置」のことは黒猫氏しかメンテナンスできない仕様らしい。
マスクが破損して腰を隠すのは、マスクと一部つながった衣装のせいだからだとか。

現役女子高生の17歳。あんまイス発言に限らず、温泉好きだったり指圧好きだったりと実は妙に年寄りくさい一面があるような気がする。何となくだけど妙におばあちゃんの知恵袋的な知識多そう。千春とはちがった世間ずれしてる感じがでるので、これはこれで面白いとは思う。


森尾尚美
いずみたちの1年先輩で演劇部長。演劇部って本当に汎用性が高い。今回はカメラマン兼監督といった裏方として動かした。彼女自身が餌食になるならないはともかく、そうやって場面設定、強引な展開がの理由付けが可能なので、ストーリーのけん引役としても使える。本当に惜しいキャラでした。
でも貧乳。
公式データ
第17話 脱衣場で大興奮!!
単行本収録 講談社版 第3巻第2話
フランス書院版 第5集(センセーション)第4話
英知出版版 第1集(ハート編)第17話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第26回

さーてはじまりました「黒猫マスクの情け無用!!」今夜のゲゲゲ、ゲストは…こちら!!

…な、なんでそんない噛みまくってしかも、わたしがゲスト扱いなんですかぁ!?こんばんわ、原田いずみです。この番組のアシスタントです!!ゲストじゃありませんよ!!

いやいや、ゲストだよ。アイコンを比べてみてよ。雰囲気全然違うじゃん。あり得ない、異次元だよ。衝撃で紹介を噛みまくっちゃった。

そこまで言いますか!!

…というわけでお察しいただけたかと思うんですけど、今回は、英知出版版の特別編「新型人形になりすませ!!」です。

遠山御大描き下ろし!!21世紀になって描かれた唯一のエピソードですよ!!

あ、そうそう、今回はリミックスなしね。

…え、どうしてですか?

まぁちょっと思うところあって。

…やっぱりこの異次元すぎる造形がまずかったですか?

結局自分で言ってるじゃん!!いやいや、そうじゃなくて、それなりに事情があるんだよ。

じ、事情?

このエピソード、実は正確には、完全新作というわけじゃなく、当時ファンサイトにあった複数ファンの創作ストーリーを基に遠山御大が再構築したものなんだよね。

逆輸入ってやつですね。ハートキャッチ版「荒野の七人」みたいな?

…ものは言いようだね。まぁそんなわけで、遠山御大のみならず、そちらの作家さんたちを含めると三次作みたいになってしまうのもどうかなと思いまして…

わかったような、わからないような…

とにかく今回はリミックスなし。よろしくて?

…なんでオネェ口調になるんですか。まぁわかりました。作品の振り返りはするんですよね?

そりゃもちろん。で、その舞台なんだけど、東京で開かれた世界規模のロボット博覧会。そこでいずみちゃんがコンパニオンのアルバイトをしていたんだよね。

ええ…そこにたまたま見学に来ていた菊丸くんと千春に見つかってしまったところから騒動が始まります。

学校に内緒でアルバイトしている弱みを菊丸くんに掴まれて、加えてロボットを壊した責任を押し付けられてさらに追いつめられる…このパターンイイよね。嫌がりながらも従わざるを得ない、言葉では抵抗しつつも、体は徐々に抗えなくなる…

変な言い方しないでください!!

というわけでロボットの中に潜り込んだいずみちゃん、かわって千春ちゃんがコンパニオンに扮し、菊丸くんもオペレータとしてブースに登場します。千春ちゃん唯一のサービスショットだね。かなり控えめな扱いだけど、今回は終始いずみちゃんがターゲットだから、やむを得ないかな。

(原作より)

登場すらさせてもらえないリンダよりはマシでしょ?

うわ…それを言いますか、女の覇権争いを見た気がするなぁ…ま、ともかく居並ぶ男性客の前でいずみちゃんロボは「母乳が提供できるロボ」として観衆の面前でおっぱいを晒され、挙句菊丸くんに吸い付かれます。

(原作より)

古巣である講談社版ではできなかった荒業らしいですね。

みたいだね、時系列的には「ハートキャッチいずみちゃん」は、所謂「成年コミック騒動」のころより数年前の作品なんだけど、それでも少年誌でおっぱいに吸い付いたりするのはNGだったみたい。

前期は先っちょを見せることすらできないから当然除外しまするとして…実は中期よりも後期のほうがその制約は厳しかったみたいですね。

そうなんだよね。講談社版の単行本でいう5巻あたりは結構大らか。でもそれ以降、吸い付いたり嘗めまわしたりする場面って実はほとんどないんです。
(資料画像)




こうして見ると、なぜかユキちゃんがターゲットになった率が高いねぇ…つーか登場したら必ず吸われてら…

あくまでも「らしい」の話として紹介しましたが、編集サイドからの自粛がかかったってのは、実際こうしてみると当たらずとも遠からずって感じでしょうかね。

さて、本筋に戻りましょう。結局いずみロボが抵抗という名の「誤作動」を起こしたため、客はドン引き。正体こそ露見しなかったものの、ブースは開店休業状態になってしまいました。これを潮に引き上げようとしたいずみちゃんでしたが、今度は経営者層の視察があると菊丸くんに知られ、「バージョンアップ」と称してさらなる肉体改造を加えられてしまいます。

に、肉体改造なんて変な言い回ししないでください!!

なんと今度は立ち膝で、台車に搭乗、しかも又に菊丸くんを挟んでの登場です。

一言で言い表すと、クン…あ!!、い、いえ、何でもないです!!

何か言いかけた?

何も!!

まぁいいか、こうして登場したいずみロボですが、ローアングルからミニスカの中が拝めるこの状況を見逃すはずもなく…容赦のない嘗め上げ攻撃を仕掛けて…いずみちゃんは、もうパンティべちょべちょにしちゃいました。

こらぁ!!ご、誤解を受けちゃうでしょ!!

ホントのことじゃん。そうこうしているうちにいずみちゃんのポケットから携帯電話を発見した菊丸くん。何といずみちゃんのパンティにその携帯を突っ込み、あろうことか自分の携帯で呼び出しをかけてしまいます…ちょっと失礼。

(原作より)

きゃあ!?な、何するんですかぁ!?

リミックスはしないけど、振り返りはするって言ったでしょ。ここはちゃんと再現しないとね…

んぁっ…ご、ごつごつした感触がぁ…

さーて…ではぁ…いずみちゃんの電話番号を呼び出しまーす…それ!!
ヴヴヴヴヴ…

あっはぅん!!し、振動がぁ!!
ぶびびびび~

ち、力が抜けちゃ~う!!

その間隙を突いて、パンティを下ろされるいずみちゃん。うう~ん、これまで特別篇は散々クサしてきましたけど、ここからは中々見応えありますな。

(原作より)

そ、そうですか?

いずみちゃんの顔がほとんど出てこなくなるのがいいよね。

やっぱりクサしてるじゃないですか!!

結局捨て身の一撃で大股開きドアップM字プレスで菊丸くんを撃退したいずみちゃん。

(原作より)

あとは一気に菊丸君へのおしおきオチへと流れていきます。ふぅ。

ま、そんなこんなで振り返ってみたんだけど…しかしさぁ…

どうかしましたか?

ここは受け止め方の違いだろうけど、実在する人物や企業のあまりに露骨なモジリはいかがなものかと…

ああ、ソミーだの、ビビル・ゲイツ会長だのですね。わたしはそこまで気になりませんでしたけど…

まだあったよね。

ええと…マンクロソフト。

もう一回。大きな声で元気よく。アクセントもよりネイティブっぽく!!

ま…まんクロソフト!!…これがどうかしましたか?

…いや、別に…

あ、そうだ!!黒猫さん!!携帯電話返してください!!

ああそうだったね、ごめんごめん…ていうか、いずみちゃんが股間に挟んだままだから自分で持ってんじゃん。

あ、そうか…急にバイブレーションが止まったから、ないもんだと勘違いしちゃってた…あ、あれぇ!?

どうしたの?

わたしの携帯…動かなくなってるぅ!!

ええっ!?どれどれ…ありゃホントだ。

故障しちゃったみたい…

使い方がまずかったかな…しょうがないなあ…じゃあお詫びに経費で機種交換してあげるよ。

ホントですか!?スマホでも!?

う、うん…いいよ。他に希望ある?

えっと…あ、実は今欲しい機種の選定してるところで…カタログ持ってるんですけど…これがいいです!!

どれどれ…ちょっと無骨なデザインであんまり人気なさそうだけどだし、しかもこれ型落ち品だけど…これがいいの?

ええ、見た目より機能重視です。

へぇ…機能ねぇ…ええと…完全防水、20種類のバイブレーション機能搭載…このこと?

ほ、ほら、また濡れて壊れたら困るでしょ?

また?

…あ!!い、いえ以前雨粒がしみ込んで故障したことがあったし…

そんなことあったっけ?

それと…授業中の着信を振動で判断したいんです。ほら、音が出るとまずいじゃないですか。

まぁそれはわかるけど…

千春からならブルブル、リンダからならヴヴヴヴ…もし菊丸くんからならウィ~ン💛って感じで…

ふ~ん…多彩な振動機能ねぇ…ま、いずみちゃんが希望するならこれでいいよ。

やったぁ!!

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。
それなりに過激なお話ではあったが、往時とのあまりの絵柄の差にちょっと当惑気味なのか、歯切れが悪い。
携帯電話の登場はやはり時代を感じるが、その携帯電話ですら過去の遺物となりつつあるのがすごい。

原田いずみ
…のような何か。冗談です。ご本人です。きっと4、5年留年してて、ちょっと鮮度がイマイチっぽいけど、現役女子高生です。
身もふたもないことを言えば、作品発表時は連載終了時から15年近くも経過してるので、もはやアラ…げふんげふん。現在に至ってはさらに10年以上経過してるのでアラフ…げふんげふん。
あんまり過去のことばっかり懐かしんで(?)もしかたないけど、いずれにせよちょっと落差が大きすぎると思ふ。
それにしてもなんで完全防水スマホを希望したのか…雨降ると大変だからしょうね。多分。
公式データ
第57話 新型人形になりすませ!!
単行本収録
講談社版 なし
フランス書院版 なし
英知出版版 第2集(キャッチ編)第25話
本ブログ紹介 こちら
春爛漫・創作ストーリー
団子より花!?

まったくぅ…菊丸くんたら、いつ戻ってくるのよぉ!!
文句を言いながらいずみは誰もいない教室でひとり掃除をしている。
クラスメイトはみな下校。菊丸と掃除当番となっていたが、それでもこの掃除さえ終われば、いつもよりはずっと早く帰れる。

(せっかくのお花見日和だっていうのに…)
春の暖かい日差しと窓の外で咲き乱れる桜がいずみの鬱屈した気分をわずかながら和らげていた。
教室のすべての机は前に寄せられていて、後ろに大きなスペースができている。

もう…知らないっ
いずみは一つ椅子を引き寄せると、その空間の中央で窓側を向いて陣取った。続いて自分のカバンから取り出したのは三色団子だった。

せっかく今日調理実習で作ったのにぃ…
食べさせたい相手が戻ってこないことへの腹立ちと自身の空腹を紛らわすため、その団子を一本、二本と頬張り、三本目に差し掛かった時、表情がトロンとしてきた。

ん…
団子を手にしたままいずみの動きが徐々に鈍り始めた…

いずみちゃーん、ごめんごめん遅くなって…桂木先生のお説教が長引いちゃってさぁ…
いずみが待ち焦がれていた菊丸が教室にようやく戻ってきた。教室の中央にイスが一脚、いずみは菊丸に背を向けて座ったまま反応しない。

いずみちゃ…
いずみの側に回り込み、声をかけかけて菊丸は言葉を飲み込んだ。

…
そこに夕日を浴びていずみが寝入っている。
開け放たれた窓から舞い込んだ桜の花びらも加わり、幻想的な光景になっていた。
いずみは背もたれに体を預けて心地よさそうに寝息を立てている。

(まさか寝たふりじゃないよな…)
警戒した菊丸が顔を覗き込むがいずみは寝息以外、反応を示さない。口元からの垂涎を見つけ、菊丸はいずみが本当に熟睡していると確信した。
さらに右手に握られたままの団子と数本の串を見つけ、睡魔に襲われた原因を察した。

(ははぁ…空腹が満たされたのもあるんだな…)
菊丸はいずみの純白のブラウスが新緑色のミニスカートの裾から出ているのに気づいた。掃除するうちに少し衣服が乱れたらしい

(ということは…)
いずみの正面に屈み込むと下からそっとボタンをはずし始めた。やがて首下の一つを残し外し終わると、裾に入ってないブラウスはあっさり左右に開き、いずみの肌を露出させた。
菊丸にとっては幸いなことに、いずみにとっては不幸なことにいずみのブラはフロントホックだった。


(ラッキー♪)
右手で軽く触れただけでホックは外れ、たわわなおっぱいが露わになった。

絶景絶景!!桜の季節にいずみちゃんのおっぱいさくらんぼ!!

外気に不意に触れたせいか、乳首は硬く締まっている。
菊丸はいずみの寝顔を窺いながら、そっと両乳首を指に挟んだ。

んあ…
いずみが甘い喘ぎを漏らす。だが起きる気配はない。
花びらの舞う空間に現れたいずみの乳首は、確かにさくらんぼと呼んでも違和感のないものだった。

(ぐふふ~いずみちゃんったらいい声💛)
いずみが軽いのけぞりと悶えを繰り返すうち、やがて少しずついずみの体勢に変化が現れた。

(んんっ!?)
いずみはイスに腰かけたまま、足を左右に広げ始めた。

(こ、こりはぁ…?)
短いスカートが太ももの動きにつられて大きく裾を広げる。

おほほぉ!!これは…さすがいずみちゃん!!パンティも春色ですぞ!!

奥から現れたのは、桜のレースが施されたパンティだった。淡いピンクのそのパンティはいずみのおしりを包み隠し、そのおしりの白さ故にピンクがより映えるという相乗効果を生んでいた。

いやいや、これは素敵なお花見大会!!しかし、これはパンティというよりもはや着物と言っていいほど渋い柄!!
緻密に織り成されたパンティを菊丸は存分に堪能する。ふと彼は、パンティが腰に続くにつれ、生地の色合いが微妙に変化していることに気が付いた。

むむ、さらにこれは…
パンティの淡いピンクは徐々に白んでいき、次いで僅かに緑がかっている。

ひょっとして…
菊丸はスカートをつまむと軽く持ち上げた。そして予想どおり、パンティは紐パンだった。

やったぁ!!これは大チャンス!!いずみちゃんの…いずみちゃんの…大切な部分でお花見できちゃうかも!?
つまみ上げたスカートをそっと元に戻し、続けて菊丸はそっと両手をスカートの中に突っ込むといずみの腰で結わえられているパンティの紐をつまんだ。
そろそろと引っ張ると、紐はあっさり解け、生地が崩れ、前の部分がスカートの奥からはみ出て垂れ下がる。


はぁはぁ…
菊丸は緊張と興奮を抑えられない。

こ、このスカートをほんの少し広げるか、めくり上げるだけでいずみちゃんお花見が…
だがそれゆえに慎重になり、また楽しみは最後まで残しておきたい…そう考えた菊丸はできることから着手した。
まずブラを元に戻し、次いでブラウスもボタンを留め直した。こうすることで万一いずみが目覚めてもすぐに菊丸のイタズラが発覚しないようにしなければならない。
次に菊丸は戦利品を求めた。スカートからはみ出ている解けた紐パン…
もし、菊丸の悪事がばれても、場合によってはこのパンティを手中に収めておくことで人質のような扱いが可能になる。
菊丸の両手がそっといずみの太ももに添えられた。こうすることで足を閉じられないようストッパーの役目をさせる。
両手が使えないので、垂れ下がったパンティを口に咥える…

スカートはギリギリの部分でいずみの股間を覆い隠している。今すぐにでもめくり上げたい衝動を菊丸は抑える。

(これまでの経験上…がっついて目標に向かっても大抵失敗するからね…)
咥えたパンティを少しずつ引くと生地がピンと張ってきた。
菊丸は上目遣いでその伸びた生地の直線が描く角度を計算する。
(パンティは一気に手繰り寄せて抜き取る…でも、解けたとはいえ、いずみちゃんのおしりの下にパンティが残ってる以上おしりとパンティの接地面が擦れるのは避けられない…ならばできるだけその衝撃を軽くしないといずみちゃんが起きちゃう…)
首を上下に動かし、一番いずみへの負荷が軽そうな角度を定めた菊丸は、意を決してパンティを引く力を強め、間合いをとりだした。

ふぁん…ふぃい…ふぃひ…むん!!
一気にパンティを手繰り寄せると、シュルンという軽い衣擦れの音とともにパンティが菊丸の口に残った。


(やったぁ!!)

だ…だめぇ…菊丸くぅん…
だがその喜びもつかの間、いずみが反応したため菊丸は一気に身構えた。

(ぐっ…し、失敗かぁ!?)

そんな…そろばん…クセになっちゃうよぉっ…あ💛ああ💛

僅かにだが、いずみは自ら腰を前後に動かし悶えている…

(…ど、どうやら寝ぼけただけみたい…)

ん…
やがていずみは再び眠り込んだらしく、腰の動きも静まりなって寝息をまた立て始めた。

こ、これで残る障壁はスカートのみ…あの奥に…いずみちゃんの無垢なる花びらが…
菊丸は足を左右に広げたいずみの正面に再び跪いた。緊張の面持ちでスカートの裾をつまむ…いずみは何の抵抗も示さない。狸寝入りでなく、本当に熟睡しているようなので、起きる気遣いはない。外に人の気配もない。

(い、いざ…いずみちゃんの花園を…)
スカートをゆっくりもちあげる…一糸まとわぬいずみの股間が徐々に姿を見せ始める。上目遣いで菊丸はその光景を逃すまいと一点を凝視する。
やがてスカートはいずみの太ももから完全に離れた。女子高生いずみの穢れなき姿…だが菊丸は予想と異なる状況に思わず声を漏らした。

あ、あれぇ!?
菊丸が予想したいずみの花園が見えない。正確にはいずみがではなく、菊丸の目に映るものすべてが暗い。

あ…し、しまったぁ!!時間をかけすぎた…!!
菊丸が花見の下準備に夢中になってるうち、日暮れを迎えてしまい、部屋が漆黒に包まれたのだった。
暗がりの奥でいずみの何かがピクピクと蠢いているのが感じ取れるが、それがどんなものなのか、うかがい知ることはできない。

くくぅ…しかし電気を点けたら眩しさでいずみちゃんが目覚めかねないし…
その時菊丸は窓の外に浮かんだ月に気づいた。

(そうだ、月明かりで夜桜見物といこう!!)
スカートは捲れた状態でいずみを丸出しにしたまま、窓に駆け寄る。
半開きの窓とカーテンを目いっぱい広げると、外から月明かりと共に桜の花びらがさらに舞い込んだ。
いずみを振り返ると程よい月明かりがいずみの全身を照らしてる。
窓に立つ菊丸からは数メートル離れているので、まったくその詳細がわからないが、丸出しとなってるいずみの「夜桜」もはっきりその姿を見せている。

い、いずみちゃぁん!!
思わず感嘆の声をあげながらいずみに向かって一歩踏み出したとき、いずみが伸びをしているのが飛び込んできた。

うう~ん…
これまでの寝ぼけ声とはことなるしっかりしたいずみのいつもの声だった。
両手両足を伸ばしたので、自然と「夜桜」も姿を潜める。

(ま、まずい、ホントに目覚めたぁ!!)
目覚めたいずみが焦点の定まらない視点に最初に飛び込んだのは小柄な人影らしきものだった。

ん…?
だが、開け放った窓から入った風がカーテンを大きく波立たせ、一瞬いずみの視界を遮った。カーテンが元に戻るとその影は消えていた。

誰かいたような気がするんだけど…あ、いけなぁい!!もう夜じゃない!!
慌てて立ち上がると部屋の明かりを点ける。部屋は桜の花びらが散乱していた。

ああ~ん、もう…こんなに散らかって…

いずみちゃん、どうしたの?
一瞬のカーテンの死角を利用して窓から脱出した菊丸が素知らぬ顔で戻ってきた。

あ…菊丸くん、遅い!!

ご、ごめんごめん…

ちょっと手伝って!!この舞い込んだ花びらを急いで片づけたいから!!

あ…うん…
様子を窺う限りいずみは菊丸にイタズラされたのはもちろん、今もノーパンだということに気づいてないらしい。
結局その場は黙々と散らかった教室を片付けに入った。
集めた花びらの前でちりとりをしゃがんで構える菊丸。
いずみがその正面に立ち、花びらの小山を掃いてちりとりに押し込んでいく。
ふと菊丸が目線を挙げると、よそ風にスカートがたなびいている。


(う…うほぉ!?あと、少しなのに…)

んん?
菊丸の目線に気づいたいずみ。

こら、菊丸くん…まーた人のスカートの中覗こうとして…

え…ああ…うん…
あまりいずみを怒らせてノーパンに気づかれてもまずいと思った菊丸は、弁解することもなく頭を掻いてごまかす。
それがかえっていずみに憐みの感情を抱かせたらしい。

(まったく…毎度毎度ここまでかけるエッチな情熱を他に向けたらいいのに…そうだ、ちょっとからかってやろうかしら…)
いずみは箒を置いて菊丸の前に仁王立ちになった。

まったく…そんなに見たいなら見せてあげるわよ。

え…?
予想外の申し出に菊丸の方が狼狽した。

そこまでいじましいことしなくても、いいわよ、パンティくらい…どうせ布地なんだから。今日はお花見日和でしょ?今日はそれにふさわしいパンティを履いてきてるんだから…

あ…いや…そのパンティは今ぼくのポケット…
菊丸が口ごもってる間にいずみは自らスカートの裾を掴んだ。

い…いい?ほらっ!!
(バッ)


…!!
突然広がった光景に菊丸の目が一点に注がれた。
いずみが大切に守ってきた一片の花びら。それは神々しいほど美しく、しかもいずみ自らがそれを披露している。


い…いずみちゃん!!すばらしい!!ピ、ピンク色の最高の花びらだよ!!

えへへ…このパンティの花、実は桜模様なの…紐が草色ってのもちょっとおしゃれなのよね。
パンティの花びらを褒められたと思ったいずみだったが、ふと違和感を覚えた。

…ん?
股間が妙に涼しい。そよ風が開いた股間のど真ん中を撫でて吹き抜けている。

…え?
その感触に気づいたいずみは顔面が蒼白となった。スカートを手放し、その上から触って確認する。

な、ない…パンティが…なぁい!!どういうことなのぉ!?

あ…あはは…

菊丸!!さてはあんた…
しばらくして…月明かりの学校から二人が出てきた。

もう…信じられない!!何てことしてくれたのよ、バカァ!!
いずみは涙目になりながら下校している。

だ、だけどいずみちゃんが自分から見せたんじゃないか…
菊丸は頭頂部に大きなコブを作っていた。

う、うるさい!!大体あんたが寝てるわたしからパンティを抜き取ったりしなければ…
菊丸に仕組まれたとはいえ、自ら女の大切な部分を露出したことに自己嫌悪に陥るいずみ。

だいたいいずみちゃんが教室でお団子食べて寝てたりするから…
ふといずみの動きが止まったので菊丸は鉄拳制裁がくるのかと思わず身構える。

そうだ菊丸くん、はいこれ。
いずみは手つかずの三色団子を差し出した。

ちゃんと残しといたわよ、あんたの分。

あ、ありがとう…でもいずみちゃん、お腹すいてきたんじゃないの?

や、やあねぇ…人を食いしん坊みたいに…(ぐぐぅ~)
いずみの腹の虫が唸り声を上げた。

…

…やっぱりいいよ、いずみちゃん…
赤面したいずみに団子を返す菊丸。

だ、だけどせっかく作ったんだからさぁ…

あ、じゃあ…ぼくの団子をもらってほしいんだ。

は?菊丸くんもお団子なんか持ってるの?
意味が分からずきょとんとするいずみ。

うん、肉団子。

に、肉団子ォ!?いったいどういうこと?

ぼくは男だから「団子より花」、いずみちゃんは女の子だから「花より団子」だよねぇ…
菊丸がにやけながら団子をぱくつく。

…あ!!
いずみはようやく菊丸の言わんとしたことを察した。

き、菊丸くんのバカ!!エッチィ!!

はい、じゃあこれ。あらためてどうぞ。肉団子がいやならさ…
三色団子の一本をいずみに差し出した。

もう…バカ…(嫌とは言ってないんだけどな…)
ヤケクソな表情でいずみは団子を口に運ぶ。月明かりに照らされたその仕草は妙に官能的だと菊丸は思った。

まったくぅ…菊丸くんたら、いつ戻ってくるのよぉ!!
文句を言いながらいずみは誰もいない教室でひとり掃除をしている。
クラスメイトはみな下校。菊丸と掃除当番となっていたが、それでもこの掃除さえ終われば、いつもよりはずっと早く帰れる。

(せっかくのお花見日和だっていうのに…)
春の暖かい日差しと窓の外で咲き乱れる桜がいずみの鬱屈した気分をわずかながら和らげていた。
教室のすべての机は前に寄せられていて、後ろに大きなスペースができている。

もう…知らないっ
いずみは一つ椅子を引き寄せると、その空間の中央で窓側を向いて陣取った。続いて自分のカバンから取り出したのは三色団子だった。

せっかく今日調理実習で作ったのにぃ…
食べさせたい相手が戻ってこないことへの腹立ちと自身の空腹を紛らわすため、その団子を一本、二本と頬張り、三本目に差し掛かった時、表情がトロンとしてきた。

ん…
団子を手にしたままいずみの動きが徐々に鈍り始めた…

いずみちゃーん、ごめんごめん遅くなって…桂木先生のお説教が長引いちゃってさぁ…
いずみが待ち焦がれていた菊丸が教室にようやく戻ってきた。教室の中央にイスが一脚、いずみは菊丸に背を向けて座ったまま反応しない。

いずみちゃ…
いずみの側に回り込み、声をかけかけて菊丸は言葉を飲み込んだ。

…
そこに夕日を浴びていずみが寝入っている。
開け放たれた窓から舞い込んだ桜の花びらも加わり、幻想的な光景になっていた。
いずみは背もたれに体を預けて心地よさそうに寝息を立てている。

(まさか寝たふりじゃないよな…)
警戒した菊丸が顔を覗き込むがいずみは寝息以外、反応を示さない。口元からの垂涎を見つけ、菊丸はいずみが本当に熟睡していると確信した。
さらに右手に握られたままの団子と数本の串を見つけ、睡魔に襲われた原因を察した。

(ははぁ…空腹が満たされたのもあるんだな…)
菊丸はいずみの純白のブラウスが新緑色のミニスカートの裾から出ているのに気づいた。掃除するうちに少し衣服が乱れたらしい

(ということは…)
いずみの正面に屈み込むと下からそっとボタンをはずし始めた。やがて首下の一つを残し外し終わると、裾に入ってないブラウスはあっさり左右に開き、いずみの肌を露出させた。
菊丸にとっては幸いなことに、いずみにとっては不幸なことにいずみのブラはフロントホックだった。


(ラッキー♪)
右手で軽く触れただけでホックは外れ、たわわなおっぱいが露わになった。

絶景絶景!!桜の季節にいずみちゃんのおっぱいさくらんぼ!!

外気に不意に触れたせいか、乳首は硬く締まっている。
菊丸はいずみの寝顔を窺いながら、そっと両乳首を指に挟んだ。

んあ…
いずみが甘い喘ぎを漏らす。だが起きる気配はない。
花びらの舞う空間に現れたいずみの乳首は、確かにさくらんぼと呼んでも違和感のないものだった。

(ぐふふ~いずみちゃんったらいい声💛)
いずみが軽いのけぞりと悶えを繰り返すうち、やがて少しずついずみの体勢に変化が現れた。

(んんっ!?)
いずみはイスに腰かけたまま、足を左右に広げ始めた。

(こ、こりはぁ…?)
短いスカートが太ももの動きにつられて大きく裾を広げる。

おほほぉ!!これは…さすがいずみちゃん!!パンティも春色ですぞ!!

奥から現れたのは、桜のレースが施されたパンティだった。淡いピンクのそのパンティはいずみのおしりを包み隠し、そのおしりの白さ故にピンクがより映えるという相乗効果を生んでいた。

いやいや、これは素敵なお花見大会!!しかし、これはパンティというよりもはや着物と言っていいほど渋い柄!!
緻密に織り成されたパンティを菊丸は存分に堪能する。ふと彼は、パンティが腰に続くにつれ、生地の色合いが微妙に変化していることに気が付いた。

むむ、さらにこれは…
パンティの淡いピンクは徐々に白んでいき、次いで僅かに緑がかっている。

ひょっとして…
菊丸はスカートをつまむと軽く持ち上げた。そして予想どおり、パンティは紐パンだった。

やったぁ!!これは大チャンス!!いずみちゃんの…いずみちゃんの…大切な部分でお花見できちゃうかも!?
つまみ上げたスカートをそっと元に戻し、続けて菊丸はそっと両手をスカートの中に突っ込むといずみの腰で結わえられているパンティの紐をつまんだ。
そろそろと引っ張ると、紐はあっさり解け、生地が崩れ、前の部分がスカートの奥からはみ出て垂れ下がる。


はぁはぁ…
菊丸は緊張と興奮を抑えられない。

こ、このスカートをほんの少し広げるか、めくり上げるだけでいずみちゃんお花見が…
だがそれゆえに慎重になり、また楽しみは最後まで残しておきたい…そう考えた菊丸はできることから着手した。
まずブラを元に戻し、次いでブラウスもボタンを留め直した。こうすることで万一いずみが目覚めてもすぐに菊丸のイタズラが発覚しないようにしなければならない。
次に菊丸は戦利品を求めた。スカートからはみ出ている解けた紐パン…
もし、菊丸の悪事がばれても、場合によってはこのパンティを手中に収めておくことで人質のような扱いが可能になる。
菊丸の両手がそっといずみの太ももに添えられた。こうすることで足を閉じられないようストッパーの役目をさせる。
両手が使えないので、垂れ下がったパンティを口に咥える…

スカートはギリギリの部分でいずみの股間を覆い隠している。今すぐにでもめくり上げたい衝動を菊丸は抑える。

(これまでの経験上…がっついて目標に向かっても大抵失敗するからね…)
咥えたパンティを少しずつ引くと生地がピンと張ってきた。
菊丸は上目遣いでその伸びた生地の直線が描く角度を計算する。
(パンティは一気に手繰り寄せて抜き取る…でも、解けたとはいえ、いずみちゃんのおしりの下にパンティが残ってる以上おしりとパンティの接地面が擦れるのは避けられない…ならばできるだけその衝撃を軽くしないといずみちゃんが起きちゃう…)
首を上下に動かし、一番いずみへの負荷が軽そうな角度を定めた菊丸は、意を決してパンティを引く力を強め、間合いをとりだした。

ふぁん…ふぃい…ふぃひ…むん!!
一気にパンティを手繰り寄せると、シュルンという軽い衣擦れの音とともにパンティが菊丸の口に残った。


(やったぁ!!)

だ…だめぇ…菊丸くぅん…
だがその喜びもつかの間、いずみが反応したため菊丸は一気に身構えた。

(ぐっ…し、失敗かぁ!?)

そんな…そろばん…クセになっちゃうよぉっ…あ💛ああ💛

僅かにだが、いずみは自ら腰を前後に動かし悶えている…

(…ど、どうやら寝ぼけただけみたい…)

ん…
やがていずみは再び眠り込んだらしく、腰の動きも静まりなって寝息をまた立て始めた。

こ、これで残る障壁はスカートのみ…あの奥に…いずみちゃんの無垢なる花びらが…
菊丸は足を左右に広げたいずみの正面に再び跪いた。緊張の面持ちでスカートの裾をつまむ…いずみは何の抵抗も示さない。狸寝入りでなく、本当に熟睡しているようなので、起きる気遣いはない。外に人の気配もない。

(い、いざ…いずみちゃんの花園を…)
スカートをゆっくりもちあげる…一糸まとわぬいずみの股間が徐々に姿を見せ始める。上目遣いで菊丸はその光景を逃すまいと一点を凝視する。
やがてスカートはいずみの太ももから完全に離れた。女子高生いずみの穢れなき姿…だが菊丸は予想と異なる状況に思わず声を漏らした。

あ、あれぇ!?
菊丸が予想したいずみの花園が見えない。正確にはいずみがではなく、菊丸の目に映るものすべてが暗い。

あ…し、しまったぁ!!時間をかけすぎた…!!
菊丸が花見の下準備に夢中になってるうち、日暮れを迎えてしまい、部屋が漆黒に包まれたのだった。
暗がりの奥でいずみの何かがピクピクと蠢いているのが感じ取れるが、それがどんなものなのか、うかがい知ることはできない。

くくぅ…しかし電気を点けたら眩しさでいずみちゃんが目覚めかねないし…
その時菊丸は窓の外に浮かんだ月に気づいた。

(そうだ、月明かりで夜桜見物といこう!!)
スカートは捲れた状態でいずみを丸出しにしたまま、窓に駆け寄る。
半開きの窓とカーテンを目いっぱい広げると、外から月明かりと共に桜の花びらがさらに舞い込んだ。
いずみを振り返ると程よい月明かりがいずみの全身を照らしてる。
窓に立つ菊丸からは数メートル離れているので、まったくその詳細がわからないが、丸出しとなってるいずみの「夜桜」もはっきりその姿を見せている。

い、いずみちゃぁん!!
思わず感嘆の声をあげながらいずみに向かって一歩踏み出したとき、いずみが伸びをしているのが飛び込んできた。

うう~ん…
これまでの寝ぼけ声とはことなるしっかりしたいずみのいつもの声だった。
両手両足を伸ばしたので、自然と「夜桜」も姿を潜める。

(ま、まずい、ホントに目覚めたぁ!!)
目覚めたいずみが焦点の定まらない視点に最初に飛び込んだのは小柄な人影らしきものだった。

ん…?
だが、開け放った窓から入った風がカーテンを大きく波立たせ、一瞬いずみの視界を遮った。カーテンが元に戻るとその影は消えていた。

誰かいたような気がするんだけど…あ、いけなぁい!!もう夜じゃない!!
慌てて立ち上がると部屋の明かりを点ける。部屋は桜の花びらが散乱していた。

ああ~ん、もう…こんなに散らかって…

いずみちゃん、どうしたの?
一瞬のカーテンの死角を利用して窓から脱出した菊丸が素知らぬ顔で戻ってきた。

あ…菊丸くん、遅い!!

ご、ごめんごめん…

ちょっと手伝って!!この舞い込んだ花びらを急いで片づけたいから!!

あ…うん…
様子を窺う限りいずみは菊丸にイタズラされたのはもちろん、今もノーパンだということに気づいてないらしい。
結局その場は黙々と散らかった教室を片付けに入った。
集めた花びらの前でちりとりをしゃがんで構える菊丸。
いずみがその正面に立ち、花びらの小山を掃いてちりとりに押し込んでいく。
ふと菊丸が目線を挙げると、よそ風にスカートがたなびいている。


(う…うほぉ!?あと、少しなのに…)

んん?
菊丸の目線に気づいたいずみ。

こら、菊丸くん…まーた人のスカートの中覗こうとして…

え…ああ…うん…
あまりいずみを怒らせてノーパンに気づかれてもまずいと思った菊丸は、弁解することもなく頭を掻いてごまかす。
それがかえっていずみに憐みの感情を抱かせたらしい。

(まったく…毎度毎度ここまでかけるエッチな情熱を他に向けたらいいのに…そうだ、ちょっとからかってやろうかしら…)
いずみは箒を置いて菊丸の前に仁王立ちになった。

まったく…そんなに見たいなら見せてあげるわよ。

え…?
予想外の申し出に菊丸の方が狼狽した。

そこまでいじましいことしなくても、いいわよ、パンティくらい…どうせ布地なんだから。今日はお花見日和でしょ?今日はそれにふさわしいパンティを履いてきてるんだから…

あ…いや…そのパンティは今ぼくのポケット…
菊丸が口ごもってる間にいずみは自らスカートの裾を掴んだ。

い…いい?ほらっ!!
(バッ)


…!!
突然広がった光景に菊丸の目が一点に注がれた。
いずみが大切に守ってきた一片の花びら。それは神々しいほど美しく、しかもいずみ自らがそれを披露している。


い…いずみちゃん!!すばらしい!!ピ、ピンク色の最高の花びらだよ!!

えへへ…このパンティの花、実は桜模様なの…紐が草色ってのもちょっとおしゃれなのよね。
パンティの花びらを褒められたと思ったいずみだったが、ふと違和感を覚えた。

…ん?
股間が妙に涼しい。そよ風が開いた股間のど真ん中を撫でて吹き抜けている。

…え?
その感触に気づいたいずみは顔面が蒼白となった。スカートを手放し、その上から触って確認する。

な、ない…パンティが…なぁい!!どういうことなのぉ!?

あ…あはは…

菊丸!!さてはあんた…
しばらくして…月明かりの学校から二人が出てきた。

もう…信じられない!!何てことしてくれたのよ、バカァ!!
いずみは涙目になりながら下校している。

だ、だけどいずみちゃんが自分から見せたんじゃないか…
菊丸は頭頂部に大きなコブを作っていた。

う、うるさい!!大体あんたが寝てるわたしからパンティを抜き取ったりしなければ…
菊丸に仕組まれたとはいえ、自ら女の大切な部分を露出したことに自己嫌悪に陥るいずみ。

だいたいいずみちゃんが教室でお団子食べて寝てたりするから…
ふといずみの動きが止まったので菊丸は鉄拳制裁がくるのかと思わず身構える。

そうだ菊丸くん、はいこれ。
いずみは手つかずの三色団子を差し出した。

ちゃんと残しといたわよ、あんたの分。

あ、ありがとう…でもいずみちゃん、お腹すいてきたんじゃないの?

や、やあねぇ…人を食いしん坊みたいに…(ぐぐぅ~)
いずみの腹の虫が唸り声を上げた。

…

…やっぱりいいよ、いずみちゃん…
赤面したいずみに団子を返す菊丸。

だ、だけどせっかく作ったんだからさぁ…

あ、じゃあ…ぼくの団子をもらってほしいんだ。

は?菊丸くんもお団子なんか持ってるの?
意味が分からずきょとんとするいずみ。

うん、肉団子。

に、肉団子ォ!?いったいどういうこと?

ぼくは男だから「団子より花」、いずみちゃんは女の子だから「花より団子」だよねぇ…
菊丸がにやけながら団子をぱくつく。

…あ!!
いずみはようやく菊丸の言わんとしたことを察した。

き、菊丸くんのバカ!!エッチィ!!

はい、じゃあこれ。あらためてどうぞ。肉団子がいやならさ…
三色団子の一本をいずみに差し出した。

もう…バカ…(嫌とは言ってないんだけどな…)
ヤケクソな表情でいずみは団子を口に運ぶ。月明かりに照らされたその仕草は妙に官能的だと菊丸は思った。
黒猫マスクの情け無用!!第25回

はーい、お待たせしました。「黒猫マスクの情け無用!!」前回はお休みいただいちゃったけど、今回は通常運転でお届けしますよ~!!司会の黒猫マスクです。

アシスタントの原田いずみです。

お、いずみちゃん、今日はちゃんと原作に則って晴れ姿なんだ。そんな依頼した覚えないんだけど…

(原作より)

えへへ…中々着物なんて着る機会ないですからね、たまには自主的に…

なるほどねぇ…そういえば浴衣を含め、和姿のお披露目って何度かあったけど、髪型まで変えているのって扉絵除いたらこの回くらいかなぁ…

でしょでしょ、だから思い切っておめかししてみたんです。

ふんむ~

どうかしました?

いやいや…

ところで、黒猫さん、前回は「試験」でお休みだったんですよね。

まぁね~何とか追試は免れましたよ。

追試?レスラーの免許更新だって聞いてたけど、追試まであるんですか?

あ…う、うん、え~と…実技試験がねぇ…ほら、こう体が小さいと色々苦労するんだよね。

格闘技って小柄な人は小柄な人で有利な点って多いんじゃないですか?

おお、格闘技といえばちょうどいい。実は今回は「しめ縄相撲!!」です。畑はちょっと違うけど格闘技場面があるよ。

なんかスルーされた気がするけど…そういえば確かに格闘技つながりですね。あ、そういえばリンダ初登場の回でもありますね。

そうだね~いずみちゃんのおとうさんの会社の新年会で出会った金髪美少女リンダ・マッケンジー。

彼女の登場により、勘違い日本文化にレギュラー陣が巻き込まれ…ってケースが激増しますね。

ネタとして膨らませやすいってメリットはあったね。あからさまに変でも「その場しのぎのためにリンダを騙す菊丸くん」って構図が作りやすい。

その一方…わたしには大きな代償が負わされたんですけど。

出番が減っちゃったってことだね?

うぐ…そ、そうなんです。リンダのキャラクターは大別して「勘違い日本文化通外人」と「菊丸くんに関心がある」って二つの特色がありました。

どっちもいずみちゃんとは相性悪いんだよね。前者はツッコミ気質のいずみちゃんが一緒になって騒ぐわけにはいかないし、後者はいずみちゃんがリンダと菊丸くんの取り合いするわけにはいかなかったもんね。いずみちゃんと菊丸くんは「腐れ縁」的な色合いが強かったし。

…別にそれでも良かったんですけど…

ん?

あ、いいえ別に何も!!で、結局今回はわたしが相撲に参戦してリミックスってことでいいんですか?

なんかスルーされた気がするけど…いやいや、まずはいずみちゃんの出番をリミックスです。せっかくの主役なんだからさ。

う、う~ん…でもこの回はわたし目立つ場面ないんですけど…メインはリンダと千春ですよ。

そうなんだけどさ、せっかくいずみちゃんが晴れ姿なんだからまずはそこを有効活用しましょうよ。まずは原作準拠で…

え?きゃあ!?
(ぎゅぎゅぎゅ…)

いたっいたた…や、やぁ~ん!!し、縛られたぁ!!

(原作より)

着衣のまま、それも晴れ着で縛られるというシチュエーション…こんなおいしい場面をほったらかしにして、相撲場面の再現には入れないでしょ!?

そ、そんな…お相撲を想定して覚悟してたのにぃ…

いずみちゃんが晴れ着なんか着てくるから…急遽予定変更です。

あ…ああ~ん!!ほ、解いてぇ!!

ぐへへ…晴れ着に縄が食い込んで色っぽ~い!!ちょっとコマが小さいのがアレなんだけどねぇ…

ああん…やだぁ!!

それにもう一つ難点が…

な、何です?

こうやって縛り上げちゃうと…衣服を乱しにくいんだよね。

んぁ…だ、だからって着物の上から胸を揉まないでぇ…

というわけで、自然と裾への攻撃に移らざるを得ないんだよね~ごめんね、いずみちゃん。

ちょっ、や、やぁん!!
(パキッ!!)

(原作より)

いでっ!!、く~足首を括ってないから、暴れられるとそれなりにやりにくいなぁ…だったら…

え…?

両膝を押さえつけて…グイッと左右に…

きゃああ!!

よ、よーし見え…ぬ!?ぬぬぅ…

ど、どうしたんですか!?

し、縛ってあるがゆえに…膝も開ききらないし、裾が邪魔で奥が…み、見えな~い!!

ホッ…

しかぁし!!こんなことでは諦める黒猫マスクではなぁい!!目で愛でれぬなら…
(ずぼっ)

きゃあん!?

直接触れて楽しんじゃおう!!

や、やだやだぁ!!

ん~くそ、こんな時は腕が短いと苦労するなぁ…も、もうちょい…
(ふに)

あっ💛

おほ、何かに触れたな…柔らかくて、温かくて…ちゅるんとしてるねぇ…ってええっ!?
(くにくに…)

あは…だめぇ…お、おにく触っちゃぁ…

い、いずみっちゃん…もしかして…ノーパンなのぉ!?

…い、いやその…

そ、そうかいずみちゃんリンダに…いや、日本の伝統文化に倣って着物着用時は下着をつけなかったんだね!?
(くにゅにゅっ)

く、黒猫さぁん…だ、だめぇ…

おほほ、触れるたび、いじるたびに反応するいずみちゃんのヨガリ顔がまた…

あっああっ…ち、力が抜けちゃうよぉ…はぁはぁ…

ん?ここのクリッとしたところはどうかなぁ?

きゃん!!
(んぎゅっ!!)

わ!!いででで…い、いずみちゃん急に足を閉じないでよ!!

そ、そんなこと言われても…か、体が勝手に反応しちゃうんだもん…
(じわわ~)

え…ええっ!?い、いずみちゃん…それまさか…

(イメージ)

きゃっ!!ち、違うんです!!黒猫さん…これ…その…

だ、だって着物の中から滲み出てるし、黄色いし…

だ、だから違うんだってばぁ…

どう見たって…オ…あれ?なんか甘い匂い…

…も、もう…く、黒猫さん…まずはこの縄を解いてください。

う、うん…ちょっと正直ドン引きしちゃってるのもあるし…なんか興ざめしちゃったしね…

ああん、だからもう…そうじゃなくて…よっと…
(しゅるる…)

わ、な、なんでいずみちゃん脱ぎ始めるの?…あ!!

…

(原作より)

そ、そうか、いずみちゃん実はノーパンじゃなくて…

…そうです。黒猫さんはノーパンだって誤解してたけど…晴れ着の下に、例のお相撲のしめ縄まわしを装着してたんです!!

あのまわしは腰回りにくるっと巻いてあるだけだから、下から触れようとするとガードするものが何もない。だからさっきはダイレクトにおにくにタッチできたんだ!!なるほど!!ということはまるでその…いずみちゃんからほとばしったかのように見えたアレは…

まわしに飾られていた橙です…足を閉じた瞬間挟み潰しちゃったんで、その果汁が溢れちゃったんです…

事情は分かったけど…そもそもなんでそんなもん装着してたの?

わ、わたしはてっきりあらすじの流れから、リミックスでわたしがお相撲することになるのかと思ってて…初めから装着しておこうと思ったんです。

ああ、つまり小学生がプールの日に下に水着着てくるようなあれか。

(ぼそっ)今もしてますけど…

してるんかい!!ま、まぁキリもいいし、今回はここまでにして、もう少しこのエピソードは掘り下げて見たいから、次回に続きまーす!!

わ、わかりました。(ほっ…どうにかどっちもごまかせたみたい…)

黒猫マスク
正体不明の覆面女子プロレスラー。腕が短いことを嘆いているあたり、かなり小柄なお人のようである。和服に縛りという作中屈指の着衣エロであり、ホントなんで原作ではほったらかされたんだか。このわずか数コマにも関わらずインパクト大だったため、まずは前座として利用させていただきました。

原田いずみ
現役女子高生2年生。
内心でつぶやいた「どうにかごまかせた」とは、本当は以前からあのまわしに興味があったの追及されなかったこと、そして橙一個潰れたにしては妙に果汁量が多かったこと…なのかもしれない。
公式データ
第41話 しめ縄相撲!!
単行本収録
講談社版 第6巻第6話
フランス書院版 第2集(タッチダウン)第4話
英知出版版 第2集(キャッチ編)第10話
本ブログ紹介 こちら
黒猫マスクの情け無用!!第24回後編

あれ、黒猫さんがいない…黒猫さーん、黒猫さん、オンエア始まりますよ~
(しーん)

…ってあ、そうか、今日は欠席だって前回言ってたっけ…でも臨時MCも来てないじゃない…しょうがないなぁ…え~とわたしがコールするか…コホン、黒…

黒猫マスクの情け無用!!遅れちゃってごめんなさい。

ええええ~!?今日の臨時MCって…か、桂木先生なのぉ!?っていうか、コール横取りされたぁ!!

本日臨時でMCを務めます、桂木慶子でーす!!

わ、わたしてっきり今日は千春やリンダとのトークだと思ってたのに…

あら失礼ね、わたしだって大活躍してるわよ。

…最後に数コマ出てただけじゃないですか。

いずみさんだって、似たような扱いのエピソードたくさんあるじゃない。ましてやあなた主人公なのに…

(ぐさっ)

それに登場シーンが少なくても、インパクトがあれば存在感は充分残せるものよ。そういう努力を怠らないことで、次の出番に続くんだから。

それはそうですけど…最終回で次の出番も何もないと思うんですが…

い、いいのよ!!他作品に隠れキャラってこともあり得るでしょ!!布石を打っておくこと自体は、まちがってないんだから!!

ま、まぁそうですね。

というわけで、わたしのアイコンをご覧なさい。

今日のアイコンがどうかしたんですか?

リンダに倣って金髪よ。こういう小さな変化で存在感をアピールしておくの。

…どうみてもスクリーントーンの貼り忘れでしょそれ…ほら他のコマでは…

(原作より)

ひ、ひかりの加減で屈折して見えるのよ。

屈折してるのは、先生の出たがり根性なんじゃあ…

誰が出たがりよ!?あまり感心しない態度ねぇ…内申書の評価に響くのと、学園長にこのバイトの報告するのとどっちがいい?

どっちも嫌です。やだなぁ先生…聞き違いでそこまで怒るなんて、大らかで生徒に人気者で美人の先生らしくもない…

ふ、そうよね、聞き違いよね。ごめんなさいね、わたし早とちりしちゃったみたいね。

ま、寸劇はそれくらいにして…まじめな話、桂木先生が登場するのは「最後のパンティー」の締めくくりじゃないですか。

そうね、今日はその辺の振り返りを黒猫さんに依頼されてるわ。最終的にパンティを強奪されるくだりね。

まぁあの時紐パン履いてきちゃったのが運の尽きだったなぁ…

いずみさんって普段は強運なのに、肝心なところで運がないわよね。全キャラ唯一ご開帳しちゃったりとか…あ、でもそれは運がいいのかしら、不特定多数の皆さんの前でご披露できちゃったってことで…

ひ、ひとをど変態みたいに言わないでぇ…と、とにかくあらすじに入りますね…わたし達にナイショで転校してしまった菊丸くん。彼を一目見送ろうとわたし、千春、リンダ、そして桂木先生の4人は急ぎ彼が通るであろう大通り目指して走りました。そして見晴らしの良い陸橋の上で待機するわたし達…やがてその下を菊丸くんを荷台に乗せたトラックが接近してきました。

わたしが大活躍する場面があるのよ!!

…それはさておき…お互いの存在に気づいた直後、不意に襲った突風が…わ、わたしたちのスカートを捲り上げたんです。

(原作より)

あ!!わたしだけトリミングされてる!!これ後で反省会だわ!!ま、とにかく…その一瞬をのがさないのが、あの菊丸くん。瞬時に状況を判断し、手近にあった釣竿を掴むと、見事なコントロールで竿をふるい、いずみさんのパンティの縁に引っかけます!!あの時の一瞬のいずみさんの表情がいいわよね。

(原作より)

…なななな、何を仰るんですか先生!?

不意を突かれた驚きと当惑、そしてこれから起こるであろう辱め…でも最後のお別れに彼の望み…というか欲望を叶えてあげたいって複雑な思いが交錯してるイイ顔だと思うけど?

な、なんでわたしが菊丸くんのためなんかに…

わたしたち周囲が唖然とする中、菊丸くんはあなたのパンティを絶妙なさじ加減で引き寄せます。押され、引かれしているうちに生地がいずみさんの股間を熱く…

わたしを無視して勝手な心理描写しないでください!!そ、そんな証拠どこに…

わたしは、案外紐パン着用もそのためだったと思ったんだけどね。さすがに転校は想定外だったんでしょうけど。

(ぎくっ!!)

転校さえなければ…放課後の二人きりの教室で案外こんなつもりだったんじゃない?

い、いずみちゃん…な、何?放課後残れって…ゆ、昨夜のことなら…ごめん…

いいからそこに正座しなさい!!だいたいあんたは…(くどくど15分)…

あ、あの~

何よ!?

さ、さっきからぼくは床に正座させられてて、いずみちゃんは机に腰かけてお説教してるわけで…その…

そ、それが!?

ミニスカの奥のパ、パンティがさっきから丸見えなんだけど…

…ふ、ふん…これでいいの?

は…?

だ 、だからぁ…わたしのパンティ欲しいんでしょ!?これでいいのかってこと!?

い、いいの!?

…ぬ、脱がせた奥を見ないならね…あ、あんたがリンダと千春のパンティだけ手に入れたから、わたしのだけあげないわけにはいかないでしょ!!

…へ?

は、早くしなさいよ…ひ、人がきたらまずいでしょ!!きょ、今日は紐パンだから…す、すぐ済ませられるんだから早く…
菊丸くんは無言で立ち上がるとスカートの奥に手を差し入れた。いずみちゃんが同時に小さく吐息を漏らすのとパンティの結び目が解けるのは同時だった…

(イメージ)

わ…

あ…こら、み、見ないって約束…

だ、だって、いずみちゃんがスカートたくし上げてるから…


や、やだぁ…

わぷっ!!い、いずみちゃん!!ぼくの頭がスカートの中に…

こ、こらこらこらぁ!!いつまでありえない話を引っ張るんですかぁ!?

え~いずみちゃんならやりかねないと思って。

も、もう…こんなこと話すためだけに登場したんですか?

まさか、ここからが本題よ。

え?ここをリミックスするんですか?

いやいや、わたしにそんなことはできないもん。菊丸くんにパンティを強奪された後を今日はご紹介しておこうと思って。

ん?んん~?な、なんかありましたっけ?

あの後あなたが一日ノーパンで過ごした件について…そうそう、そして夕方、菊丸くんを見送った陸橋で物思いにふけってるつもりが、大々的にスカートの中をさらしちゃって、「露出狂の痴女が出た」って警察に通報されちゃった件も…

わー!!そ、それは…

うう~ん…まぁ、その詳細ご披露は、黒猫さんがいる時がいいかな。やっぱり。

ど、どうしてですか?いや、どんな場でも披露されちゃ嫌だけど。

それはほら…ま、菊丸くんと再会するきっかけというか発端くらいにはなるかもよ?

?

頑張んなさい。あなたたち、ちょっと歪んでるけど、青春まっただ中なんだから!!

あ…はい。あ、ありがとうございます?

あ~なんか久々に教師らしい発言ができたなぁ~

…ところで黒猫さんってなんで今日お休みだったんだろう…

あら、聞いてないの?レスラーの免許更新だって言ってたわよ。有効期限が迫ってるんですって。

レスラーの免許ぉ!?そんなのあるのかなぁ…

さあね…

原田いずみ
現役女子高生。黒猫マスクがお休みのため、今回の紹介筆頭。
菊丸が去った後のいずみの後日談は、何かの機会があれば単独で活かして描いてみたいと思い、ここでは詳細に踏み込まなかった。
結局この第24回は、終始妙にしんみりした展開になってしまった。連載最終話ゆえの影響が大きいと思われる。
ただ、決して悪い要素ではないと思うので、その活かす機会で(いつ来るかはさておき)大いに発揮できたらなぁ…
アイコンは本来原作のコマに極端な縮尺はかけたくないのだけど、もともとアイコンに使えそげな素材が少ないことと、このコマの憂いと困惑が混ざった表情がお気に入りなので、あえて採用。
余談ながら、アトランダムで収録しているフランス書院版には、この最終回と初回は収録されてない。収拾つかなくなるとでも思われたのかもしれない。

桂木慶子
本日の臨時MC。相変わらず「出たがり先生」であり、よもやこんなところまで…というネタのためにだけ登場いただいた。
書き連ねていくうちに、なんやかんやで教師っぽいところもちょっとだけ見せられたしまぁいいか。
スパイスとして、黒猫といずみをひっくるめて「若い」と発言したり、菊丸に接触したければ、黒猫に取り入るよういずみにアドバイスするなど何やら思わしげな言動を垣間見せてみました。深い意味はないです。

明智菊丸(回想)
「ハートキャッチいずみちゃん」いおける真の主人公。たぶんクレジット的には二番手なんだろうけど。桂木先生の回想(というか妄想)内とはいえ、明智菊丸を明智菊丸としてアイコンまで作って登場させたのは今回が初。
エロ顔でもよかったんだけど、菊丸は「真顔でセクハラを企む姿」に漢気というか感じ入るものがあり、本エピからは、「いずみのパンティを盗むためにいずみの部屋で潜入できる場所を探している」このカットにしてみた。
なお、テキストカラーが黒猫と同じなのは、選べるカラーの種類が限られてるからです(棒)。
公式データ
第55話 最後のパンティー
単行本収録
講談社版 第9巻第3話
フランス書院版 なし
英知出版版 第2集(キャッチ編)第24話
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